米有力旅行メディア『ナショナルジオグラフィック』が毎年発表する「Best of the World」。2027年版の「Best of the World 2027(2027年に行くべき世界の旅行先25選)」で、世界6大陸から25の旅行先が選出され、その一つとして日本で唯一、新潟県が紹介されました。
リストには、ノルウェー・ヴェストランのフィヨルド地帯やインドのジャイプール、エジプトのルクソールなど、世界各地の個性豊かな旅先が名を連ねています。そんな中で、新潟の何が評価されたのでしょうか。
(写真撮影:Daichi Tatsumi)世界が見つけた、新潟ならではの魅力
『ナショナルジオグラフィック』が新潟を紹介する際に着目したのが、「ユニークな芸術祭」と「何世紀も続く発酵文化」です。記事では、新潟を大量の観光客が訪れる有名観光地とは異なる、“日本の静かな一角を新しい視点で巡れる旅先”として紹介しています。
その土地の文化や暮らしに触れながら、ゆっくりと地域を味わう旅。新潟には、そんな旅の魅力が詰まっています。
越後妻有で出会う、世界最大級の国際芸術祭
記事で大きく取り上げられたのが、十日町市・津南町を中心に開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」です。
約200の集落を舞台に展開される世界最大級の国際芸術祭で、棚田や里山、廃校、トンネルなど地域の日常風景そのものがアートの舞台になります。2027年は記念すべき10回目の開催。作品鑑賞だけでなく、地域の歴史や文化、人々の暮らしに触れながら巡ることができる点も魅力です。
マ・ヤンソン / MAD アーキテクツ「Tunnel of Light」 Photo by Shoko Takayasu(新潟県観光協会 提供)
草間彌生「花咲ける妻有」 Photo by NAKAMURA Osamu(新潟県観光協会 提供)雪国の暮らしが育んだ発酵文化
もう一つ評価されたのが、新潟に根付く発酵文化です。
長く厳しい冬と豊かな自然環境の中で育まれてきた日本酒、味噌、醤油などの発酵文化は、新潟ならではの食の魅力として紹介されました。
記事では、長岡市に新たに開業した「HAKKO HOUSE」や、摂田屋・宮内エリアを巡る「発酵トリップ」にも注目。発酵食品や酒蔵、老舗の味を楽しみながらまち歩きができる体験が紹介されています。雪国だからこそ生まれた文化や知恵が、新潟を訪れる大きな魅力として評価されています。
HAKKO HOUSEで、鈴木将シェフが料理を仕上げる様子(新潟県観光協会 提供)
HAKKO HOUSEで提供されるコース料理のイメージ(新潟県観光協会 提供)
摂田屋・宮内エリアを歩きながら、発酵・醸造のまちを楽しめる「発酵トリップ」(新潟県観光協会 提供)アート、食、自然。多彩な魅力が詰まった新潟
同じく『ナショナルジオグラフィック』が掲載した、新潟の旅行ガイド記事(Niigata, Japan)では、次のような内容が紹介されています。
(掲載内容の日本語訳・一部要約)
・季節ごとの楽しみ:春の山菜、夏の海や渓谷、秋の紅葉、そして秋から春にかけての酒蔵の見学・試飲。
・体験:佐渡島の太鼓祭「アース・セレブレーション」やトキの観察、花火大会やフジロックなどの音楽フェス、長岡の発酵の旅。
・アクセス:東京から上越新幹線で約1時間(越後湯沢駅まで)。空港やフェリーもあり、県内を広く巡るならレンタカーがおすすめ。

新潟には、美しい風景や豊かな食に加え、雪国の風土が育んだ独自の文化があります。世界が注目した新潟の魅力を、ぜひ現地で体感してみてください。
※『ナショナルジオグラフィック』の「BEST OF THE WORLD 2027」リストの詳細は、以下からご覧いただけます。
natgeo.com/bestoftheworld
・米国メディア『National Geographic(ナショナル ジオグラフィック)』について:世界172か国以上で、デジタル、ソーシャル、印刷の各媒体を通じて展開する、米国の有力メディアです。旅行、自然、文化、探検などのテーマを、写真や映像を軸に発信し、旅行専門誌『NATIONAL GEOGRAPHIC TRAVELER』なども手がけています。
・展開地域:世界172か国以上
・ソーシャルメディアのフォロワー数:5億人以上
・「Best of the World」について:『National Geographic』が毎年発表している、「その年に行くべき世界の旅行先」のリストです。世界各地の同誌の旅行専門家チームと、『NATIONAL GEOGRAPHIC TRAVELER』の国際編集チームが、選出と執筆を行います。意外性のある新しい注目スポットから、定番でありながら新しい魅力を持つ場所まで、幅広く取り上げられます。2021年からウェブサイトで世界に向けて公開されています。

