新潟のつかいかた

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2026年最初の開運旅は新潟で!
“神社県”新潟の
パワースポット7選 Posted | 2019/12/27

近年、パワースポット巡りは旅行の定番コースとなりました。「仕事や恋愛、人間関係などさまざまな運気を高めたい!」「澄んだ空気の中で気分をすっきりとリフレッシュさせたい! 」こうした思いから、神社仏閣をはじめとした開運スポットを巡ろうと考えている方も多いのでは?

新潟県は神社の数が日本一多い‟神社県”。首都圏から上越新幹線で2時間程度と関東からもアクセスしやすく、「開運旅」にうってつけのスポットです。この記事では、妙高・上越など南西部から村上・新発田といった北部、海を渡った佐渡島まで、各エリアに位置する7つのパワースポットをご紹介します。

【 妙高・上越エリア 】必勝祈願なら勝負運に強い〈春日山神社〉

春日山神社
紅葉の季節の本殿
鳥居

新潟を代表する戦国武将・上杉謙信公が祀られている〈春日山神社〉。謙信公は知略に富む戦上手な武将だったことから、スポーツなどの必勝祈願や宝くじなどの勝負運にご利益があるといういわれがあります。

また〈春日山神社〉には、山形県米沢市にある上杉神社から分霊され、「日本のアンデルセン」と呼ばれる童話作家・小川未明の父、小川澄晴によって建立されたという経緯も。境内には小川未明の詩が刻まれた石碑があり、隣接する春日山神社記念館には謙信公の遺品などが展示されています。

〈春日山神社〉の詳細

にいがた観光ナビ|春日山神社

【 湯沢・魚沼エリア 】きれいな林に包まれてリフレッシュ〈美人林〉

美人林と呼ばれるブナ林
スノーシューを楽しむ観光客
雪に包まれた美人林

次にご紹介したいのは、少し趣向を変えたリフレッシュスポット。松之山温泉郷近くにある〈美人林〉は年間10万人が訪れる人気の観光スポットです。生い茂ったブナの木の幹の太さや背の高さが整っているため調和のとれた景観となり、木材商が「美人林」と呼び始めたことから、徐々に口コミでパワースポットとしての噂が広まっていきました。

ブナの木々が整っている理由は大正末期に遡ります。薪や炭にするためすべて伐採され裸の山となってしまったブナ林。しかし翌年、一斉にブナの木が芽吹いたため、現在のように幹の太さや高さが整った「美人林」が生まれたそうです。

四季折々に違った美しさを見せてくれるこのスポット。春には美しい若葉が残雪の中で春の訪れを告げ、夏には新緑の中を涼やかな風が駆け抜けます。秋には評判の紅葉スポットとなり、冬はきらきらと雪が光を反射する幻想的な銀世界を散歩することもできます。

〈美人林〉の詳細

にいがた観光ナビ|美人林

【 長岡・柏崎エリア 】多くの参拝客が龍神様に商売繁盛を祈る〈高龍神社〉

高龍神社の境内
118段の階段
秋の山古志

県内第2の都市、長岡市に位置し、商売繁盛の神様を祀る〈高龍神社〉。118段の石段(中間まではエレベーターで行けます)を登り切った先には、三方を山に囲まれた境内が現れます。

その起こりは由緒正しく、明徳元年(1390)南北朝時代にさかのぼります。楠木正成公御子の家臣・高野木民部永張(こうのぎみんぶながはる)が山中で傷の痛みに苦しんでいたところ、現れた龍神に助けられたことから龍神様を祀り、白蛇を御使いとして「お神酒、生卵、ろうそく」の参拝セットをお供えする文化が生まれました。

今でも全国から、事業主や経営者などが商売繁盛を祈って参拝に多く訪れるといいます。

〈高龍神社〉の詳細

にいがた観光ナビ|高龍神社

【 弥彦・三条エリア 】縁結びなら、新潟随一のパワースポット〈彌彦神社〉へ

彌彦神社の鳥居
随神門
桜の季節の彌彦神社

越後一帯の神社の中でも特別に格式の高い「一宮」として知られる〈彌彦神社〉。創建から2400年以上の歴史があるとされており、日本最古の歌集『万葉集』にも詠われているなど、新潟県の中でも随一のパワースポットとして名高い神社です。

境内は鎮守の森に覆われており、神秘的な雰囲気が漂います。また、願いごとを思い浮かべながら持って、軽く感じたら叶うといわれている〈火の玉石〉へのお参りが人気です。

祭神である「天香山命(あめのかごやまのみこと)」が夫婦仲の良い神様であることから、ご利益は「縁結び」が有名。夫婦円満、恋愛成就の〈恋守〉はお土産にもぴったりです。

「新潟のつかいかた」でも2019年に旅するモデル、斉藤アリスさんが訪れました。その模様はこちらでご覧いただけます。

彌彦神社を訪れた斉藤アリスさん

【 新潟・阿賀エリア 】海沿いの松林に包まれた新潟県民の守り神〈新潟縣護國神社〉

新潟縣護國神社の御祈祷の様子
お炊き上げ
参拝者の列

新潟市の中心部近く、日本海の雄大な景色を望む位置にある新潟県総鎮護〈新潟縣護國神社〉。明治維新の際に殉難したご英霊の慰霊祭を行ったことを起源とし、新潟県総鎮護として、県民(家族)の平和と繁栄を見守っています。新年には毎年地元のデザイン専門学校と作成している県内最大の大絵馬が登場。お社を包むように広がる松林には遊歩道が設けられており、新潟に由来のある詩人・北原白秋や坂口安吾の文学碑が見られます。

1年間お世話になったお札やお守りを焼いて供養する「お焚き上げ」、新潟の夏の風物詩「万燈みたま祭り」、子どもの日にその成長を祝う「子供みこし」などの行事も開催されるこのスポット。屋台で新潟名物の蒸しパン「ぽっぽ焼き」を見つけたらぜひ味わって、新潟の地元気分も味わってみてください。

【 村上・新発田エリア 】目の病にご利益がある、日本三大不動尊〈菅谷不動尊〉

菅谷不動尊
不動明王をまつるお滝場
僧侶の列

城下町として栄えた県北の村上・新発田エリアに位置する真言宗醍醐派のお寺〈菅谷不動尊〉。千葉県の成田不動尊、東京都の目黒不動尊とともに日本三大不動尊のひとつに数えられることがあります。その起源は鎌倉時代で、源頼朝の叔父である護念上人が平家より逃れる際、滋賀県の比叡山無動寺の不動明王像頭部を持参し、ここに〈菅谷不動尊〉を創建したといわれています。

境内の「みたらせの滝」は特に眼病にご利益があるといわれるほか、落雷から身を挺して本尊を守ったタニシの伝説が残っています。

【 佐渡エリア 】県内唯一の五重塔を擁する、日蓮上人ゆかりの古刹〈妙宣寺〉

妙宣寺五重塔
秋の妙宣寺
木々の隙間から見える五重塔

かつて佐渡守護代・竹田本間氏の居城だった面影を残す〈妙宣寺〉。

その起こりは弘安2年(1279)以前といわれています。日蓮聖人に仕え、佐渡で最初の信徒となった阿佛房日得上人(遠藤為盛)が、妻・千日尼と共に自宅を寺としたのがはじまりと伝わります。のちの天正17年(1589)に現在地へ移り、「妙宣寺」と号しました。

境内の見どころは、文政8年(1825)に完成した五重塔。総高約24メートルの端正な姿は、杉・松・欅といった銘木を使い、相川の名工・長坂親子二代の手で建立されたもの。新潟県内で唯一現存する五重塔として知られています。また、「正中の変」に連座して佐渡に流された公卿・日野資朝の墓も残り、歴史の息づかいを感じさせます。

今もなお、日蓮聖人ゆかりの名刹として、多くの参拝者や観光客を迎えています。

〈妙宣寺〉の詳細

にいがた観光ナビ|妙宣寺

パワースポットとは、一般的に「磁場がよい」「気の流れが整っている」「神聖な雰囲気がある」場所のこと。訪れると自然と深呼吸をしたくなり、心が落ち着くように感じられる──そんな7スポットを新潟の各所で紹介しました。

新潟には、そうした神社仏閣をはじめ、絶景や温泉、さらに豊かな食材や美酒も揃っています。心身を癒やし、運気を高められる──まさに「開運旅」にぴったりの地といえるでしょう。2026年は新潟で、心も身体も満たされる旅をしてみませんか。