新潟のつかいかた

nc-sakura-2023-ec

【2023年版】
新潟の桜・お花見ガイド!
県内のおすすめの
桜スポットをご紹介 Posted | 2023/03/29

2023年も桜のシーズンが到来。南北に長い新潟県は桜前線の北上に合わせて、長い期間花見を楽しむことができます。そこで今回は新潟県内のおすすめのお花見スポットや、桜の名所をご紹介します。春先におでかけする際の参考にしてみてください。

新潟県の桜の見どころ

新潟県は県北から県南まで約250キロと南北に長く、地形も起伏に富んでいるため、地域ごとに桜の開花時期や風景が異なります。そのため1か月以上にわたってさまざまなロケーションで桜を楽しむことができます。さらに、標高の高い山々もあり、冠雪した山々と桜のコラボが見られるのも特徴のひとつです。

また、日本三大夜桜に数えられる「高田城址公園」や、「日本さくら名所100選」に選ばれている燕市の「大河津分水」や五泉市の「村松公園」など、すばらしいお花見スポットがあります。

新潟サクラMAP

新潟桜マップ

「世界一」と謳われた加治川堤の桜並木

加治川堤の桜並木
写真提供:新発田市観光協会

新発田市の加治川堤は、かつて約6000本の桜が連なり、「加治川 長堤十里 世界一」と言われた桜の名所です。1966、67年と続いた水害とそれにともなう河川改修でもうその姿を見ることはできませんが、現在では復元が進み、加治川沿いには約2000本の桜が咲き乱れます。満開のころには、桜のトンネルが現れて多くの人で賑わいます。

また、毎年行われる「加治川桜まつり」では約10日間にわたりさまざまな催し物が行われ、開花時期にあわせて夜桜のライトアップも行われます。

加治川堤のソメイヨシノ
写真提供:新発田市観光協会

Information

【加治川堤】
address:新潟県新発田市真野原外463-1
見られる桜:約2000本(ソメイヨシノ)
見頃:4月上旬~4月中旬
桜祭り:加治川桜まつり(2023年4月5日~4月16日)

野鳥保護区を彩る瓢湖水きん公園の結桜

瓢湖水きん公園の結桜
写真提供:阿賀野市観光協会

阿賀野市にある瓢湖(ひょうこ)は、1954年「白鳥の渡来地」として国の天然記念物に指定されています。人と野鳥が共存できる貴重な野鳥保護区として瓢湖水きん公園が整備され、毎年冬になると多くの水鳥を見ることができます。

4月の上旬からは、湖岸に沿って植えられた〈ソメイヨシノ〉が見頃を迎え、瓢湖1周約1.2キロの桜並木を散策することができます。そして、ソメイヨシノが見頃を終えるとゴールデンウィークからは、園内にある〈八重桜園〉の八重桜が見頃に。また、開花した後に花の色が変化する珍しい桜〈結桜(ゆいざくら)〉も見ることができます。

そのほかにも、瓢湖水きん公園ではクジャクを飼育していたり、遊具が充実した公園があったり、子どもも楽しめる施設となっているので、親子でのお花見もおすすめです。

Information

【瓢湖水きん公園】
address:新潟県阿賀野市水原313-1
見られる桜:約400本(ソメイヨシノ、八重桜、結桜)
見頃:4月上旬~5月中旬
桜祭り:桜ライトアップ(2023年4月7日~4月23日 18:30~21:00)

日本さくら名所100選・村松公園

村松公園の桜
写真提供:(一社)五泉市観光協会

村松公園は、旧村松町に兵営施設があったことから1906年10月に日露戦役記念として造園されました。新潟県内には3つしかない「日本さくら名所100選」や、「にいがた景勝100選」にも選ばれており、春には、〈ソメイヨシノ〉を中心に〈陽光桜〉などの珍しい品種の桜も楽しめるほか、園内には遊具や広場が多数あり、子どもと一緒に時間を過ごすのにもぴったりです。

また、見頃の間には夜桜のライトアップも行われ、昼間とは違った桜の姿を楽しむことができます。2023年の「村松公園桜まつり」は、4月1日から16日 まで。期間中の1日、2日、8日、9日には催し物があるほか、キッチンカーの出店などもあるのでお見逃しなく。

村松公園の池のほとりで咲いた桜
写真提供:(一社)五泉市観光協会

Information

【村松公園】
address:新潟県五泉市愛宕甲2631-1
見られる桜:約3000本(陽光桜、ソメイヨシノ)
見頃:3月下旬~4月中旬
桜祭り:村松公園桜まつり(2023年4月1日〜4月16日)

桜と菜の花が同時に見られる上堰潟公園

上堰潟公園の桜と菜の花
写真提供:新潟観光コンベンション協会

新潟市の上堰潟(うわせきがた)公園は、角田山の麓に広がる開放感あふれる公園です。上堰潟は用水源・降雨時の調整池として整備され、園内には1周2キロにわたる遊歩道、バーベキュー施設(要事前予約)、広々とした芝生広場と、ピクニックやハイキング客で賑わう広大な敷地が広がります。

桜の見頃になると、桜と菜の花、上堰潟の湖面、角田山のコラボが圧巻です。桜色と黄色に囲まれて春の風を思いきり感じることができるでしょう。友だちや家族とバーベーキューをしながらお花見もいいかもしれませんね。

上堰潟公園の桜と菜の花、その先に見える角田山
写真提供: 新潟観光コンベンション協会

Information

【上堰潟公園】
address:新潟県新潟市西蒲区松野尾1
見られる桜:450本(ソメイヨシノ)
見頃:4月上旬~4月中旬

多種多様な桜が見られる弥彦公園

満開の弥彦公園の桜
写真提供:弥彦観光協会

彌彦神社外苑にあたる弥彦公園では、4月の〈ソメイヨシノ〉の開花に始まり、5月からは〈八重桜〉や珍しい〈里桜〉も楽しむことができます。

弥彦公園の「もみじ谷」は紅葉の名所としても知られていますが、弥彦公園を中心に桜の名所としても楽しませてくれます。JR弥彦駅の駅前通りから公園までの道のりには桜が植樹され、彌彦神社境内の「桜苑」では開花時期の異なる約50種類以上の桜がかわるがわる咲き誇ります。そして、弥彦山頂には村指定天然記念物の〈ヤヒコザクラ〉と、早咲き、遅咲きとさまざまな桜を楽しむことができます。

夜間には桜がライトアップされ、彌彦神社で厳かに咲く桜は、昼とはまた違った雰囲気を楽しむことができるはず。

弥彦公園内の観月橋と桜
写真提供:弥彦観光協会

Information

【弥彦公園】
address:新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦667-1
見られる桜:約1000本(ソメイヨシノ、八重桜)
見頃:4月上旬〜5月中旬
桜祭り:やひこ桜まつり(2023年4月9日)

約2600本の桜街道・大河津分水

大河津分水の桜並木
写真提供:燕市観光協会

新潟県内に3つある「日本さくら名所100選」のひとつに数えられるのが、燕市にある大河津分水の桜並木。ここに植樹された約2600本の〈ソメイヨシノ〉は、信濃川の洪水から越後平野を守るために行われた世紀の大事業「大河津分水路工事」の偉業を称えて植えられました。

2023年4月3日から16日までの間は「2023つばめ桜まつり」が開催され、夜間はライトアップされるので、とくに見応えのある信濃川大河津資料館から大河津橋までの道のりを夜に散歩するのがおすすめ。また、最終日の16日には「第78回 分水おいらん道中」が行われます。絢爛豪華な衣裳に身を包んだ3名のおいらん役が付き人を従え、桜並木を歩く姿は圧巻です。

大河津分水のソメイヨシノ
写真提供:燕市観光協会

Information

【大河津分水】
address:新潟県燕市五千石地内
見られる桜:約2600本(ソメイヨシノ)
見頃:4月上旬~4月中旬
桜祭り:つばめ桜まつり(2023年4月3日〜4月16日)

「お山」の愛称で親しまれる悠久山公園

悠久山公園の桜
写真提供:長岡観光コンベンション協会

長岡市にある悠久山公園は、長岡藩3代目藩主を務めた牧野忠辰(ただとき)が桜や松、佐渡の杉などを植えて育てられたのが始まりとされています。城の外観を模した「長岡市郷土史料館」が隣接し、天守と桜の組み合わせも見ることができます。

長岡市民からは通称「お山」の愛称で親しまれ、園内にはサルやキツネ、タヌキなどがいる「悠久山小動物園」や、遊具が充実した公園もあるので、花見以外でものんびりと一日中散策ができそうです。

城のような外観の「長岡市郷土史料館」と満開の桜
写真提供:長岡観光コンベンション協会

Information

【悠久山公園】
address:新潟県長岡市御山町80-5
見られる桜:約2500本(ソメイヨシノ、八重桜、シダレザクラなど)
見頃:4月上旬~4月中旬
桜祭り:悠久山桜まつり(2023年4月7日~5月6日)

越後三山と桜の共演! 魚野川桜づつみ

約280本の〈大山桜〉や〈ソメイヨシノ〉が見られる桜街道
写真提供:(一社)魚沼市観光協会

魚沼市の魚野川沿いは約2キロにわたって約280本もの〈大山桜〉や〈ソメイヨシノ〉が見られる桜街道です。魚野川と残雪の越後三山、桜を同時に楽しむことができます。

この場所は〈新潟県健康ウォーキングロード〉に指定されており、ふだんから多くの人がウォーキングやランニングに汗を流していますが、桜の開花時期には整備された桜並木をのんびりと贅沢な時間が過ごせそうです。

魚野川沿いの桜並木
写真提供:(一社)魚沼市観光協会

Information

【魚野川桜づつみ】
address:新潟県魚沼市青島667(駐車場)
見られる桜:約280本(大山桜、ソメイヨシノなど)
見頃:4月下旬〜5月上旬

世にも珍しい棚田に咲く山桜! 儀明の棚田

儀明の棚田の山桜
写真提供:(一社)十日町市観光協会

十日町市松代地域にある儀明(ぎみょう)の棚田で見ることができるのが、新潟県内でも珍しい「棚田の山桜」。桜の開花時期になると、この景観をひと目見ようと県内外から多くの観光客が訪れます。

田んぼの畦道に咲く山桜が棚田の水鏡に映る姿は、まさに絶景。また、残雪の状況によって「残雪の棚田と満開の桜」という、さらに貴重な光景を見ることができます。2022年には、農水省「つなぐ棚田遺産」に認定された棚田で、秋には棚田と紅葉の美しい景観が楽しめます。

雪が残る儀明の棚田と満開の桜
写真提供:(一社)十日町市観光協会

Information

【儀明の棚田】
address:新潟県十日町市儀明
見られる桜:山桜
見頃:4月下旬〜5月初旬

ベニヤマザクラが見られる湯沢中央公園

湯沢中央公園の〈ソメイヨシノ〉や〈しだれ桜〉

湯沢町の「町の木」に指定されている〈ベニヤマザクラ〉を見られるのが湯沢中央公園。そのほかにも〈ソメイヨシノ〉や〈しだれ桜〉など約280本が配植され、「湯沢の桜100選」にも選ばれています。湯沢町の春は遅く、4月中旬から5月上旬が桜の見頃。桜のピンク色と遠くに望む山々の残雪とのコントラストが映えます。

スノーリゾートのイメージが強い湯沢町ですが、湯沢中央公園にある「湯沢カルチャーセンター」は、陸上競技場や野球場、テニスコート、プールが併設され、グリーンシーズンでも湯沢町を堪能できます。

Information

【湯沢中央公園】
address:湯沢町神立628-1
見られる桜:約400本(ベニヤマザクラ、ソメイヨシノ、しだれ桜)
見頃:4月中旬〜5月上旬

柏崎の桜の名所・赤坂山公園

赤坂山公園の桜
写真提供:柏崎市商業観光課

柏崎市の桜の名所として名前が挙がるのが赤坂山公園。〈ソメイヨシノ〉〈八重桜〉〈しだれ桜〉など、約400本の桜を見ることができます。広大な敷地内には、小川や散策小道、遊具などがあり、ペット連れや子連れの来場者で賑わっています。

また、赤坂山公園には、柏崎の市街地や遠く日本海を望む展望広場、紅葉が美しい日本庭園〈松雲山荘〉も隣接しているので、お花見以外でも散策を楽しむことができます。

赤坂山公園内の遊具と桜
写真提供:柏崎市商業観光課

Information

【赤坂山公園】
address:新潟県柏崎市緑町3
見られる桜:約400本(ソメイヨシノ、八重桜、しだれ桜)
見頃:4月上旬~4月中旬

日本三大夜桜と言えば高田城址公園

高田城址公園の桜
写真提供:上越観光コンベンション協会

青森県弘前市の弘前公園(弘前城跡)、東京・上野の上野恩賜公園と並んで「日本三大夜桜」のひとつとして数えられているのが、上越市の高田城址公園の桜。高田城址公園とその周辺を含めて約4000本の桜が咲き誇り、開花に合わせて毎年「高田城址公園観桜会」が開かれています。

2023年の開催期間は3月29日から4月12日まで。期間中はお花見専用シャトルバスが運行されたり、公園内に上越グルメが楽しめる物産展や露店が出店されるなど、上越市の人にとっては1年で欠かせないイベントとなっています。

高田城址公園のお堀沿いに咲くソメイヨシノ
写真提供:上越観光コンベンション協会

Information

【高田城址公園】
address:新潟県上越市本城町44-1
見られる桜:約4000本(ソメイヨシノ)
見頃:4月上旬~4月中旬
桜祭り:第98回高田城址公園観桜会(2023年3月29日~4月12日)
※開花状況により、一部事業の前倒し開催や会期を延長する場合があります。

日本海や妙高連峰を遠望できる経塚山公園

経塚山公園内の満開の桜
写真提供:妙高観光局

妙高市の経塚山公園は、近隣住民が訪れる穴場的な桜の名所。小高い山にある公園にあり、〈ソメイヨシノ〉や〈八重桜〉など約300本の桜とともに、天気の良い日には日本海や妙高連峰を遠望できるロケーションにあります。

園内には、アスレチックやすべり台などの遊具が充実しており、子連れでも安心して楽しめそうです。レジャーシートを広げるのにぴったりな芝生もあるため、仲間や家族と賑やかにお花見するのもいいかもしれません。

Information

【経塚山公園】
address:新潟県妙高市小出雲地内
見られる桜:約300本(ソメイヨシノ、陽光桜、八重桜)
見頃:4月上旬~4月中旬
桜祭り:経塚山さくらまつり(2023年4月15日〜16日)

眼下に満開の桜を“見下ろせる”美山公園

美山公園の展望台から見下ろす桜
写真提供:糸魚川市観光協会

糸魚川市にある美山公園は、〈ソメイヨシノ〉をはじめ約600本の桜が咲き乱れます。園内には、フォッサマグナミュージアムや、長者ケ原遺跡公園、長者ケ原考古館などの博物館や史跡があり、花見以外にも楽しめる要素がたくさんあります。

また、展望台からは色づきの異なる複数種類の桜を眼下に見渡すことができ、これも美山公園ならではの花見の楽しみ方。北アルプスと日本海、そしてその向こうに能登半島も一望できます。

美山公園内の桜
写真提供:糸魚川市観光協会

Information

【美山公園】
address:新潟県糸魚川市大字大野65-1
見られる桜:約600本(ソメイヨシノ)
見頃:4月上旬~4月中旬

ダム×桜の絶景ロケーション! 新穂ダム

新穂ダムと湖畔の桜
写真提供:佐渡観光交流機構

ダム×桜の珍しいロケーションを見られるのが佐渡にある新穂ダム。春は約1500本の桜が楽しめる隠れた桜の名所でもあります。ダム湖畔の周りに植えられた桜は、水面に映り幻想的な風景をつくり出し、写真映えすること間違いなしです。

新穂ダムは佐渡島の中央に位置する国府川の上流にあるダムで周囲2キロにわたって〈ソメイヨシノ〉〈八重桜〉など彩りの異なる複数種の桜が花を咲かせます。

新穂ダム内広場で咲く桜
写真提供:佐渡観光交流機構

Information

【新穂ダム】
address:新潟県佐渡市上新穂
見られる桜:約1500本(ソメイヨシノ、八重桜など)
見頃:4月中旬~4月下旬

あなたが好きな新潟らしい桜スポットは?

冠雪した山々や日本海を遠望する桜など、新潟らしい花見スポットを紹介してきましたが、今回ご紹介したのはほんの一部。日本海側の平地から北アルプスの最高峰まで標高差があり、南北に長い新潟だからこそ、他県にはない隠れた桜スポットはまだまだあるかもしれません。

バラエティあふれる桜を長い期間楽しめるのも新潟ならでは。今年は新潟の桜前線に注目して春のレジャーを計画するのも楽しいかもしれません。

credit text:及川智香

※記事内の桜の見頃は、例年の開花時期を目安に記載しております。