新潟県には県の花や鳥などのシンボルがあります。令和4年11月に県の石として翡翠(ひすい)が指定され、その数は6つとなりました。そんな翡翠の魅力について「新潟県シンボル普及促進アンバサダー」の石橋隆さんが詳しく解説。緑色が代表的な美しい石、翡翠には今もなお、いくつもの謎があるのです。
新潟の自然と歴史を象徴する6つのシンボル
現在6つある新潟のシンボルは、すべて新潟の自然や風土などに関係し、県民のみなさんが愛着を持ち、大切にしてきたものばかりです。
昭和中期に県の花としてチューリップ、県の鳥に朱鷺(とき)、県の木として雪椿(ゆきつばき)の3つが決まりました。
平成から令和にかけて、県の草花として雪割草(ゆきわりそう)、県の鑑賞魚に錦鯉、そして令和4年(2022年)に県の石として翡翠が指定されました。
県のシンボルという意味では翡翠はニューフェイスですが、もしかすると、その歴史はほかのどのシンボルよりも古いのかもしれません。
新潟県の最西端に位置する糸魚川市は、国内最大かつ世界的な翡翠の産地。宝石に使われるような透明度が高く良質な翡翠が国内で唯一産出しています。