1日目・老舗製茶店の蔵カフェで
れんこんプリンを食べたら海に向かってGO!
【 ランチ 】まずは長岡で腹ごしらえ。
ランチに新潟名物のへぎそばを
「長岡に着いたら、まず体にやさしいおそばを食べていただきたい」と榎本さんが昼食にと選んだのが、新潟名物のへぎそばです。〈にもプロ〉メンバーもお昼によくへぎそばを食べるそう。はぎ板でつくった四角い器に、ひと口サイズずつ手繰りで盛られたそばは、つなぎに海藻の布海苔が使われていてほんのり緑色。細く切られた麺はツルツルとしていて弾力があります。
〈小嶋屋総本店〉は大正時代から続く老舗。長岡喜多町店は、国道沿いにあり、お店も駐車場も広いので、ファミリーやグループでの訪問や日ごろ車は運転しないという人にもおすすめです。
【 ティータイム 】長岡・与板で老舗製茶店が開く
土蔵カフェでれんこんプリン
国道403号を車で20分ほど北上して、かつて城下町だった与板地区へ。のんびりした商店街に1824(文政7)年創業のお茶の店、〈田中清助商店〉があり、築100年以上の蔵を改造した〈蔵カフェ茶々いま〉を併設しています。8代目店主がカフェを開きました。
「蔵の雰囲気がよく、インスタ映えしてかわいいです」と小山さん。阿部さんからは「地元の名物、大口れんこんを使ったれんこんプリンや蓮根茶もおいしいです」。〈にもプロ〉の取材には、農林振興部でれんこんを担当するメンバーも参加。れんこん愛溢れるトークが繰り広げられたとか。
【 宿泊 】水風呂は日本海。出雲崎の海に沈む
夕日を見ながらサウナで整う
1日目の最終目的地は、与板地区から峠を越えて車で20分強のまち、出雲崎です。夕陽がきれいなまちにある宿泊先として勧めてくれたのが、海沿いの貸別荘、〈日本海夕日ヴィラOne Story〉。まだ新しい2部屋だけの宿泊施設で、自慢はドーム型のアースバッグサウナです。
「岩盤浴風のサウナで、新潟県阿賀野市名産の安田瓦が床に使われています。中で寝転ぶとサイコー」(小山さん)「小さな窓から、海だけが見えます。10秒も歩けば日本海なので、サウナを出たら水風呂代わりに日本海に入れますよ」(榎本さん)
夕飯にはバーベキューをすることも可能。海に沈む夕日を見ながら、サウナに入るのがいいか、バーベキューを楽しむのがいいか。どちらにしても開放感に浸る時間が過ごせそうです。
2日目・海沿いのまちをサイクリングして
海の幸を堪能。別腹にソフトクリームを
「日本海夕日ヴィラOne Storyから近い場所に、〈天領の里〉という道の駅があります。その道の駅でレンタサイクルができます」(小山さん)「妻入りのまち並みがきれいなので、見ながら海沿いのサイクリングを楽しんでもらいたいですね」(阿部さん)
妻入りのまち並みとは、通りに面して大棟が直角になっている「妻入り」の家屋が海岸線に沿い約4キロにわたって続くまち並みです。バイクに乗る榎本さんが「バイクで走ると楽しいです」と話すとおり、海を見ながら走れる海岸線は、バイカーたちにも人気。
「展望広場からの景色も楽しんでもらいたいです。ただ坂がきついので、電動アシスト付きのレンタル自転車でもヒーヒー言うかもしれませんが……」(阿部さん)
急な坂道をがんばって上ってほしい理由は、眺望だけでなく、このあとのランチスポットにもあります。
【 ランチ 】食べきれないほど盛りがいい!
出雲崎の鮮魚店が営む海が見える食堂
「せっかく海のまちに行くので、お魚を食べていただきたい」と〈にもプロ〉メンバーが2日目のランチにと名前をあげたのが、〈夕日食堂 SHI-ON〉です。展望広場からも近い海沿いにあります。海の家のようなアットホームな食堂にはテラス席もあり、海の景色も楽しみながら新鮮な魚が食べられます。
このお店の特徴は、とにかくボリュームがあること。
「シマホッケ定食がいちばんのおすすめです。顔の2倍ぐらいある、ものすごいサイズのシマホッケが出てきます」(小山さん)
ほかの定食も、「デカ盛りに近い」とメンバーが話すほど盛りだくさん。値段もほとんどが2000円でお釣りがくるので、新鮮な魚介類をお腹いっぱい食べられてコスパ良し。食事前にレンタル自転車でしっかり体を動かし、きつい坂も上ってほしいという理由がおわかりいただけたでしょう。
【 スイーツ 】お土産にスイーツも。長岡・黒坂の牧場で
ガンジーミルクのソフトクリーム
長岡に戻る途中で寄ってもらいたいと女性メンバーから声が上がっていたのが、〈加勢牧場 わしま本店〉。ガンジー牛という、日本には200頭もいないほど希少な牛が飼われていて、そのミルクでつくったスイーツが食べられます。ソフトクリームやカフェラテ、プリンなどミルクをたっぷり使ったメニューのほか、クッキーやデコレーションケーキなども販売しています。「おいしいんです!」とメンバーが声を揃えるガンジー牛の牛乳はパッケージもかわいいのでお土産にも。
「加勢牧場の投稿は、いいね!が500件、保存が1120件ほど。今のところ、紹介したお店のなかではいちばんバズったと言えます」と榎本さん。
ほかの投稿では保存が100件あると手応えがあったと感じるそう。加勢牧場の投稿が人気だった理由を「これまで前を通り過ぎていた人が、投稿でお店のことがわかったからでは?」と分析。〈にもプロ〉メンバーの中にも、加勢牧場の存在は知っていても、そこでおいしいスイーツが食べられることを知らず、立ち寄ったことがなかった人もいたそうです。
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