5月/藤

越後の豪農・伊藤家の屋敷である〈北方文化博物館〉には、中庭の樹齢150年、幹まわり1.6メートル以上の木から広がる大藤棚があります。甘い芳香を放ちながら藤色の花を房状に咲かせる様子は圧巻です。開花に合わせ、大藤と第2庭園〈八藤園〉をライトアップします。
ほかにも、「八王寺大白藤」は燕市の八王寺安了寺の境内にあり、樹齢350年前後、幹まわり7メートルほどの木から広がる大藤棚が見られます。房の長さは1メートルにも達する優雅な白い藤棚を楽しめます。
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5月/トビシマカンゾウ

日本国内で見られるのは2か所だけという飛島萱草(トビシマカンゾウ)。その場所のひとつが佐渡島です。ユリ科の多年草で、主な生育地は“海の近くの断崖” 。過酷な場所で鮮やかな黄色の花を咲かせ、初夏の訪れと元気を運んでくれます。
佐渡の大野亀は日本一の群落で、50万株100万本ものトビシマカンゾウが時期になるといっせいに花を咲かせます。5月下旬から6月上旬に、「カンゾウWEEK」が開催され、多くの人で賑わいます(2025年は5月24日~6月8日)。
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6月/あじさい

梅雨の季節になると、新潟県の各地で見ごろを迎える色とりどりのあじさい。新潟県では田上町の護摩堂山や糸魚川市の〈大王あじさい園〉など、人気のあじさいスポットがたくさんあります。特に田上町の護摩堂山は必見。登山口から緑に囲まれた緩やかな遊歩道を約40分登ると、越後平野を一望する山頂で約3万株のあじさいに出合えます。毎年、開花の時期にあわせて「あじさいまつり」も開催されます。
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6月/ユリ

新潟県はユリの出荷量が全国第2位。なかでも魚沼市は新潟県内最大のユリの産地。特に露地ユリ切花栽培がさかんで県内出荷量の約6~7割を占めています。〈月岡公園花ひろば〉では毎年夏と秋に2回、1万本のユリの花が咲き誇り、鮮やかな花と香りを楽しめます。毎年「ユリまつり」を開催し、ユリの切花直売、地元商工会の「うまいもの市」などが行われるのも特徴です。
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