新潟のつかいかた

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新潟の魅力発信に
関わる人が大集合!
〈新潟※ (コメジルシ)
プロジェクト〉
ミートアップイベントレポート Posted | 2026/01/30

2019年に始動した〈新潟※(コメジルシ)プロジェクト〉は、県民自らが新潟のいいところを見つけて発信する、県の公式プロジェクト。

おいしい食や自然、文化、地域に暮らす人々など、それぞれが感じる新潟の魅力を発信することで新潟愛を育む活動です。「新潟ってこんなにいいところがあるんだよ」と、自信を持って自慢できる環境をつくることを大切にしてきました。

2025年12月12日、そんな新潟の魅力発信に携わる方々が新潟市の〈SHARE LOUNGE 新潟万代〉に集まり、新潟の魅力やこれからの可能性についてあらためて語り合いました。今回で2回目となった〈新潟※(コメジルシ)プロジェクト〉 ミートアップイベントの様子をお届けします。

300本以上の記事を発信、
〈新潟※(コメジルシ)プロジェクト〉 とは?

これまで300本以上、新潟県民や関わりのある方々がつづった「新潟のいいところ」を記事やSNSで発信してきた〈新潟※(コメジルシ)プロジェクト〉。

新潟県は、端から端まで直線距離で250キロ以上にも広がるエリアを持ち、地域ごとに言葉や文化の違いがあります。同じ県内でも、住む場所によって感じられる魅力はさまざま。だからこそ、その地域で暮らす県民自らの言葉で発信することで、県民性や地域の多様性が自然と伝わってきます。

イベントの参加者は、〈新潟※(コメジルシ)プロジェクト〉で実際に記事を執筆した人のほか、企業の広報担当者、地域メディア、個人で発信活動を行っている方など約30名が集まりました。

「新潟※(コメジルシ)プロジェクト」の概要を説明中の新潟県知事政策局広報広聴課広報戦略室・川口裕輔室長
「2025年で6年となる長いプロジェクトに関われていることがうれしい」と話す新潟県知事政策局 広報広聴課 広報戦略室 川口裕輔室長(写真右)。
プロジェクトの説明をする金澤さん
コメジルシ編集部統括の金澤李花子さん(写真右)は、プロジェクトの説明と、この後のクイズの賞品として協力してくれる応援団からの差し入れを紹介しました。

イベントではまず、この1年で掲載された記事を紹介し、振り返りを行いました。

司会を務めたコメジルシ編集部の小日山隼輔さんのおすすめ記事は、「佐渡の玄関口!両津エリアに最低1泊は宿泊すべき理由」。筆者の推しエリアである佐渡市両津のお気に入りスポットや、商店街の裏手にある飲み屋街の楽しみ方などが紹介された記事です。

コメジルシの記事では、これまで200名以上の人がそれぞれの「新潟のいいところ」を、地元人ならではの視点で紹介しており、普段なかなか気づけない新潟の魅力を知ることができます。

クイズの賞品
県から提供されたコメジルシくんステッカーとキーホルダーがかわいい。上古町の〈古町糀製造所〉からは〈糀ドリンク〉が賞品に。

新潟県民でも難しい!? 新潟県難読地名クイズ

続いては、交流を兼ねて参加者同士でチームを組み、“新潟県難読地名クイズ”に挑戦。

参加者は事前に受付で渡されていたネームホルダーのストラップの色ごとに赤・青・緑・黄・黒チームに分かれ、席を移動します。

クイズ前の挨拶タイム
クイズを始める前にチーム内で自己紹介。みなさん、同じチームのメンバーが普段新潟に関わるどんなことをしているのか、興味津々です。

クイズのルールはいたってシンプルで、スライドに表示される難読地名の読み方を当てるゲームです。チームごとに用意されたホワイトボードに地名の解答を書き、一番正解数の多かったチームが賞品をもらえます。

スライドに問題を表示
まずは初級編からスタートです。

クイズ初級編の第1問は、県民にとっては川の名前や苗字としても馴染み深い「五十嵐」。新潟県民以外の方は「いがらし」と濁ってしまいがちですよね。実は、この地名は「いからし」と読むんです。

五十嵐という地名は、第11代垂仁天皇の皇子である五十日足彦命(いかたらしひこのみこと)が開拓したことに由来しています。「五十」は古語では「いか」とも読み、「いかたらしひこ」が開拓した土地であるため、「いからし」と濁らないのが本来の読み方だそうです。

さすが新潟在住・新潟好きなみなさん、こちらの問題は全チーム正解でした。

クイズが始まった時の会場全体の様子
ホワイトボードでチームの回答を掲げます。
楽しそうな青チーム
次々と出てくる難読漢字に頭を悩ませつつ、口々に意見を出し合う参加者のみなさん。

各チームには個人参加の方、県や他自治体の担当者、メディアや企業の広報担当者などさまざまな立場・世代の人がいましたが、クイズの間はお互いの立場や世代に関係なく、知識や記憶を駆使して協力する様子が見られました。

回答を書いたホワイトボードを掲げる参加者
超難読漢字「美守」の正解は……?

超難読漢字として出題された「美守」はひだのもりと読みます。唯一正解した青チームには、他チームからも歓声と拍手が起こっていました。

「美守」は妙高市の地名で歴史は古く、7世紀末頃から頸城郡の郷のひとつとして夷守郷(ひなもりごう)と記されていました。夷守郷の起源は「えぞを監視する郷」からきたものとされており、江戸時代から美守(ひだのもり)と表記されるようになったそうです。

上越市には同じ漢字の「美守小学校」がありますが、こちらは「ひだもり」と読みます。

正解後の緑チーム
超難読漢字「中束(なかまるけ)」を正解したのは緑チームだけ。拍手で称え合い、チームの結束が増します。

ほかには、五泉市の馬下(まおろし)、胎内市の乙(きのと)、燕市の杣木(そまぎ)など、難読漢字が次々と出てきました。「実は難読地名を勉強していたんです!」とか「昨年〈新潟※(コメジルシ)プロジェクト〉のインスタライブでやっていた難読地名クイズで知りました」といった会話が、チーム内で弾みます。

賞品を手にしてカメラに笑顔を向ける優勝した緑チーム
優勝したのは緑チームでした。みなさんいい笑顔。

1人1分の自己紹介タイムの後は、フリー交流会へ

クイズ終了後、それぞれ1分間の持ち時間でミートアップへ参加したきっかけ、新潟に関わる現在のご自身の仕事や活動についてPRしました。

生まれたときから長年地域に根ざして活動している方もいれば、仕事を通じて最近引っ越してきた方、ひょんなことから縁ができて2拠点生活をしている方など、さまざまな立場の方がいらっしゃいました。

特に、最近新潟に来られた方は「これからもっと新潟のいいところをたくさん知りたいです」と積極的に情報を求めていらっしゃる様子が印象的でした。

自己紹介タイムを終えたあとは、フリーの交流会に移ります。

フリー交流会っで談笑する参加者たち
名刺交換をするイベント参加者

交流会では、PRタイムで気になった話題に突っ込んだり、話したい人に積極的に話しかけたりなど、和気あいあいとした雰囲気で盛り上がっていました。名刺交換で意外な仕事のつながりを知り、そこから新たな新潟の魅力発信アイデアが出ることも。ここからは数名の方にご協力いただき、インタビューを実施しました。

株式会社トゥクサイトの広報部・峯田彩羽(みねた あやね)さん
株式会社トゥクサイト 広報部 峯田彩羽(みねた あやね)さん。

もともとフォローしていた『新潟のつかいかた』のInstagramから今回のミートアップイベントを知り、参加を決めたという峯田彩羽さん。

「ひとりでの参加だったので、来てみたけど話せないかもと少し不安でした。でもみなさん優しくて、いろいろお話していただけて良かったです。クイズがチーム戦だったから、そこで打ち解けられた気がします」

佐渡汽船株式会社の営業部・近嵐(ちからし)さん
佐渡汽船株式会社 営業部 近嵐(ちからし)さん。

佐渡汽船で働く近嵐さんは、佐渡や新潟の魅力発信に力を入れて取り組んでいます。「ミートアップイベントを通じ横のつながりが増えたことで、さらに新潟を盛り上げるためのコラボレーション企画などが進んでいきそうです」

近嵐さんは新潟港で勤務していますが、月に1~2度ほどは佐渡に行くとのこと。佐渡のおすすめのお店を聞いたところ〈おいしいドーナツ タガヤス堂〉を紹介してくれました。

※タガヤス堂のおすすめ記事はこちら

各所各所で談笑が盛り上がる会場の様子
終了時間が近づいても、会場はとても賑やかです。

イベント開始から2時間、最後に記念撮影をしてミートアップイベントは終了しました。

ミートアップイベント集合写真
20〜60代と幅広い年代の参加者のみなさん。

イベント終了後のアンケートでうかがった「新潟県に住んでいる理由、暮らしているなかで“これは魅力だ!”と思っていること」という質問では「信濃川沿いを走るときの夕日」や「田んぼの景色」など、土地としての魅力が挙げられる一方で、「意欲のある方の交流が活発なこと」や「新潟県人のあたたかさや内に秘めている熱さ」など、人とのつながりや、県民性そのものを魅力だと答える回答が目立ちました。

今回のイベントは、そうした新潟の魅力を発信する人たちの横のつながりが広がる機会となりました。今後、つながったご縁のなかで、様々なコラボレーションが生まれていくのではないかと期待できます。

今後も「新潟のいいところ」を語る人や発信の機会が増えていくことで、県民が改めて故郷の魅力に気づき、さらに交流人口の増加や新潟に興味を持ってくれる人が増えていく、そんな明るい新潟の姿を想像できるイベントでした。

credit text:井高あゆみ photo:長瀬裕哉