新潟で見つけたちょっとすてきなモノ=「ガタモノ」をご紹介。手元に置きたい、誰かにあげたい、そんな新潟のモノが見つかるかも。今回も「新潟のつかいかた」のSNSに登場する編集アシスタント猫「ねこち」の私物シリーズです。新潟県ではさまざまな芸術祭や文化祭が開かれます。今回は新潟アートを思い出すちょっと不思議なアイテムを3つ選びました。
夢の中のような万代橋
新潟市で開催された〈水と土の芸術祭2018〉のオフィシャルグッズブランド〈橋、私(はしわたし)〉のオリジナルTシャツです。
この〈橋をわたれば〉Tシャツに描かれているのは、新潟市の繁華街、万代と古町をつなぐ石造りの万代橋。一度新潟市を訪れれば印象に残るモチーフが、夢の中のようなふんわりとしたタッチで描かれています。
現在は芸術祭閉幕に伴い〈橋、私〉は閉店していますが、プロデュースした〈ヒッコリースリートラベラーズ〉にて購入することができます。
まゆ玉でできた妖精
新潟県越後妻有地域(十日町市、津南町)で開催されている、世界最大級の国際芸術祭〈大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ〉。
これは2006年に発表された作品『繭の家』にちなんだお土産品で、展示をした蓬平集落で採取された本物のまゆを利用しています。自然の素材を使い、集落のお母さんたちの手づくりのため大量生産が難しく、品薄が続く隠れた人気アイテムです。
〈マユビト〉は作品の近くで暮らしている妖精とのことで、種類は豊富です。作品の公開は終了しているものの、キナーレミュージアムショップなどで購入可能。現在も新作が発表中なので、見かけたら捕獲したいところです。
鏡文字のリメイクサコッシュ
新潟市の〈水と土の芸術祭〉の初開催に合わせ2012年に誕生したブランド〈blue & brown〉のアイテムです。同芸術祭のメイン会場である万代島多目的広場、かつての万代島旧水揚場にちなんだ新潟漁業協同組合手ぬぐいのリメイクで、手ぬぐいを裏表にしているため、鏡文字が不思議な印象を与えるデザインです。
現在も芸術祭では手ぬぐいのリメイク品を見かけることはありますが、品揃えは一期一会の様子。気になるアイテムを見つけたら、見送らないことをおすすめします。
GATAmonogram
期間限定開催も芸術祭の魅力のひとつですが、常設展示としていつでも見られる作品もあります。『新潟のつかいかた』の芸術祭レポートと一緒に、開催時の賑わいに思いを馳せながら、アート作品を眺めるのもおすすめ。芸術祭のお土産も、少し残っているところもありますよ。かけがえのないガタモノに巡り会えますように。
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