新潟のつかいかた

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十日町〈雪原学舎〉
グランピングから
雪中キャンプまで!
豪雪地帯の冬限定キャンプ施設 | Page 2 Posted | 2026/02/13

キャンプ系YouTuberの雪中キャンプの楽しみ方

雪中キャンプのフィールドとなるのが、校舎に隣接する約2100平方メートルのグラウンド。雪を踏み固めて、荷物の搬入やテント設営がしやすくなっている「圧雪ゾーン」と、あえて降り積もったままの状態にしておき、雪の使い方まで自由に楽しむことのできる「新雪ゾーン」に大きく分かれています。

取材に訪れた日は、キャンプ系YouTuberで新潟県を中心に活動している「もじゃ夫婦」さんと、愛知県から訪れた「しらキャン」さんのふた組が、雪原学舎に滞在していました。

明るいうちに、新雪ゾーンにテントを張った彼らは、スコップを手に何やら作業中。穴を掘ったり、雪を高く積み上げたり、豊富な雪をいかようにも造形できるのが、雪中キャンプの醍醐味。あっという間に雪でテーブルとベンチをつくり、屋外テラスができあがっていました。

雪かきをするもじゃ夫婦さんとしらキャンさん
新雪ゾーンで作業中のもじゃ夫婦さんとしらキャンさん。オープン当初こそ、男性のソロキャンパーが圧倒的に多かったものの、最近はカップルやファミリーの利用がじわじわと増えているそう。

キャンプ好きの憧れといえる雪中キャンプですが、防寒対策や装備面などハードルの高さを感じる人もいるでしょう。その点、雪原学舎のキャンプ場は、グランピング施設やカフェ、管理棟などの機能を担う建物がすぐそばにあるので、安心感が違います。雪中キャンプ初心者でも、比較的チャレンジしやすい環境になっていることが、利用者の層が広がっている理由のひとつでもあるようです。

夜の雪上でたくさんのテントに灯りがともっている

暗くなり、夕食の準備をしているもじゃ夫婦さんのテントをのぞくと、何やら調理中。

「しらキャンさんたちがせっかく遠方から来てくれたので、新潟名物のタレカツを食べてほしかったんです!」

テント内で調理中のもじゃ夫婦さん
なんとテントで揚げ物! キャンプ飯だからといって特別視せず、普段のごはんと同様、そのときの気分で食べたいものをつくるのがモットー。テントの中は意外と暖かくてびっくり。
タレカツがきつね色になってきている
タレカツはもじゃ夫婦さんたちの地元・新潟市の名物。スーパーで冷凍のタレカツを購入したそう。
刺し盛りを手にしている
日本海のお刺身もたっぷり用意!

ふた家族そろっての夕食時、雪のテーブルに並んだのはタレカツ、お刺身、麻婆豆腐、水餃子などなど。キャンプ飯とは思えない、手づくり料理と新潟の地酒に舌鼓を打っていました。

グリルプレートで調理された麻婆豆腐
写真右の麻婆豆腐はしらキャンさんが用意。本格的!
ライトアップされた小さなかまくらの中で飲み物が冷やされている
雪のテーブルの横には、ミニかまくらの冷蔵庫も。
雪を固めたローテーブルを囲んで食事をしている
雪のテーブルとベンチで宴会スタート。早くしないと冷める!
青くライトアップされた夜の雪原の中で料理やお酒を楽しんでいる
お互い撮影をしながら雪中キャンプの夜を楽しむ、もじゃ夫婦さんとしらキャンさんでした。

新潟市在住のもじゃ夫婦さんは、「キャンプはオールシーズンやっているのですが、冬季はクローズしてしまうキャンプ場が多いので、雪原学舎ができてうれしいです。最近は、関東方面からのお客さんも多いみたいですけど、ここに来た人はみんな喜んで雪かきをしていますよ(笑)」

もじゃ夫婦さん
「せっかく雪の多い場所に住んでいるので、冬もキャンプを楽しまないと。十日町市はキャンパーの味方です(笑)」ともじゃ夫婦さん。
テント入口で日本酒で乾杯するもじゃ夫婦さん
翌日のお昼は快晴。お寿司と日本酒で乾杯。

しらキャンさんは家族4人、日本各地でキャンプをしてきましたが、新潟に滞在するのは今回が初めて。

「冬のキャンプは汗をかかないし、虫もいないので、実はとっても快適なんです。もし『寒すぎて無理!』となっても、ここなら暖かい施設にすぐ避難できるので、子ども連れでも安心です。キャンパーが休憩できるスペースが屋内にあるキャンプ場は珍しいですよね」

しらキャンさんと奥さん
初めての新潟をすっかり気に入った様子のしらキャンさん。「冬は愛知から比較的近い岐阜や長野でキャンプすることが多いのですが、新潟はさすがの雪国! 5時間近くかけて来たかいがありました」
ドームテント内で乾杯するしらキャンさん一家
北海道から九州まで全国のキャンプ場を巡っているしらキャンさん一家。
テント内に設置された薪ストーブ
しらキャンさんたちのテントには薪ストーブが。「テントの中では半袖で過ごせるくらいですよ!」
〈雪原学舎〉のロビー兼カフェ

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