デザインから印刷まで。プロ仕様の機材が充実!
上越市の中心市街である高田本町商店街に、高性能な機材が揃うコワーキングスペースがあります。2022年にオープンした〈bibit(ビビット)〉は、写真・印刷・デザイン事業を手がける〈株式会社タキサン〉が開設したコワーキングスペースで、フリーアドレス席や固定席、カフェコーナーのほか、撮影スタジオや多目的スペース、シェアオフィスなども併設した、全5フロアからなる3階建て(1.5階と2.5階あり)の施設です。
もともとはクリエイター向けの場所として構想したことから、デザインや写真加工・動画編集用のアプリがインストールされたMacや液晶ペンタブレット、iPad Pro、ミラーレス一眼レフカメラなどが利用でき、クリエイティブに関するさまざまな活動ができることが特徴です。
驚くべきは、タキサンが本業で使用している大型看板用の大判印刷機やオンデマンド印刷機、イラストや文字などを自由な形にカットできるカッティングプロッター、フィルムを貼るラミネーターといった業務用のハイスペック機械、各種の工具類も利用できることです。名刺やポスター、チラシ、ステッカー、冊子など、すべて1部から自分で制作することができてしまうんです。とにかくクリエイターが喜ぶ機材が驚くほど充実しています。
料金プランはドロップイン(時間単位での利用)は500円から(月額は9000円から)。会員になるとスマートロックで24時間出入りが可能なため、好きなときに好きなだけ気軽に利用することができます。無人店舗型のコワーキングスペースを謳っており、いわゆる店舗スタッフは常駐していませんが、タキサンの制作部がビビット内にオフィスを置いて簡易的な業務を兼任しているため、備品の使い方などはプロに直接教えてもらうことができます。
また、コミュニティ・マネージャーが所属していることもあり、利用者同士の交流を促進するイベントなども定期的に開催されています。
ひとりで作業に集中するというより、誰かと交流しながらシナジーを生むような、そんな仕掛けが散りばめられたコワーキング施設であるビビット。コンセプトは「みんながクリエイトできる場所」で、クリエイターやスタートアップ系の人材が多く集まっているそうです。