利用者の交流がミッション
従来のコワーキングスペースとはやや趣が異なるビビットですが、なぜこのような施設にしたのでしょうか? 株式会社タキサン代表取締役の滝澤但(たきざわ・ただし)さんは、「もともとは、地域のクリエイターとつながりたくて、そういう人たちが集まれる場をつくれたらと思って始めました」と語ります。
![滝澤但さん](https://img.howtoniigata.jp/2023/03/24125108/spot-workcation-003-photo5.jpg)
「本業ではウェブを中心にデザインから印刷まで手がけているので、どんどん新しいシステムを開発しないといけないし、新しいクリエイターとのつながりをつくらなければいけないんです。上越にどれだけクリエイターがいるのかわからなかったけれど、いるならばぜひつながりたい、そんな思いからこの施設をつくりました」
![ストロボや三脚が置かれた白ホリの撮影スペース](https://img.howtoniigata.jp/2023/03/24125109/spot-workcation-003-photo6.jpg)
そのつながりは、タキサンとクリエイターだけの話ではありません。クリエイター同士のつながりが増えれば、自ずと生まれてくることもあります。
「利用者のみなさんがいかに交流するかが重要で、その先にあるコラボレーションやイノベーションを起こすことがミッションです」
![印刷から製本まで可能な印刷機](https://img.howtoniigata.jp/2023/03/24125110/spot-workcation-003-photo7.jpg)
だからこそ、自社の社員が本業のかたわらスタッフ業務を兼務し、利用者たちと積極的に交流するのだといいます。また、個室がなく利用者の顔が見えるように設計されたフロアや、ビビット制作部のオフィスが一般利用者と同じように開かれたスペースに設置されているのも同じ理由によるものです。
![〈bibit〉の外観](https://img.howtoniigata.jp/2023/03/24125111/spot-workcation-003-photo8.jpg)
アプリが必要な入店方法や、シンプルでスタイリッシュな店の外観やロゴなどからも、若いクリエイターに集まってもらいたいというメッセージが読み取れます。
![〈bibit〉で制作したフラッグが設置された高田本町商店街](https://img.howtoniigata.jp/2023/03/24125058/spot-workcation-003-next2.jpg)