新潟のつかいかた

series-recipe-003-ec

今が旬! 
とろける食感の「おけさ柿」
でフルコースレシピ Posted | 2018/11/02

新潟の秋を告げる、甘くてジューシーな「おけさ柿」

新潟の秋を告げるおけさ柿

「実りの秋」という言葉がある通り、さまざまな作物が旬を迎える秋。きのこ、さつまいも、かぼちゃ、栗など秋の味覚はたくさんありますが、新潟県民にとっての秋の象徴といえば、〈おけさ柿〉が挙げられます。

おけさ柿は色が濃く形が偏平で、種がないのが特徴。甘くてジューシー、とろけるような食感のブランド柿です。

ブランド柿のおけさ柿"

佐渡が代表産地であり、佐渡の民謡「佐渡おけさ」から名づけられたというおけさ柿。もともとは種がない世にも珍しい柿ということから、“越後七不思議(逆さ竹、焼鮒、八房の梅、珠数掛桜、三度栗、繋ぎ榧、片葉の芦)”に次ぐ8番目の不思議として、〈八珍(はっちん)柿〉と呼ばれていたそうです。

渋柿も食べられるって本当!?

柿には収穫後にそのまま食べることができる「甘柿」と、そのままでは食べることができない「渋柿」があります。今回ご紹介しているおけさ柿は後者。しかし、渋柿も“渋抜き”という作業を経て、おいしく食べることができるのです。タンニン物質の“シブオール”による柿の渋みを、渋抜きによって水溶性から不溶性に変化させることで、食べた時に渋みを感じなくさせるのだとか。また、渋抜きによって、柔らかい肉質になるといいます。

カットしたおけさ柿

市場に流通している渋柿の多くは、炭酸ガスを使って渋抜きをするようですが、昔ながらの方法でアルコールによる渋抜きをしている農家さんもいます。そのほうがより甘さを引き出すことができるからなんだそう。

食後のデザートやおやつにも最適なおけさ柿、まずは果実そのものの味を堪能してみてください。

おけさ柿

お取り寄せ

新潟県内で栽培された〈おけさ柿〉はこちらから取り寄せが可能です。

お取り寄せ:JAタウン(ハロー!!JA全農にいがた)

佐渡市の中でも主力産地である羽茂(はもち)地区で育った〈おけさ柿〉。こちらからはアルコールによる渋抜きにこだわった柿を取り寄せることができます。

お取り寄せ:吹上農園

前菜からデザート、おけさ柿のフルコース料理

次のページ:前菜からデザートまで。フルコースで堪能する“おけさ柿”レシピ


次のページへ →