メイン画像:Photo by Asami N
東京駅を出発して3時間半後には到着できる、フォトジェニックな離島「佐渡」。
その魅力は「新潟のつかいかた」でも、モデルの斉藤アリスさんが旅する「360度フォトジェニック! 佐渡をかわいく切り取ろう」にて紹介してきました。
でも実際行ってみようと思うと、なかなか旅のプランニングは難しいですよね。
そこで、今回は「キレイな海と自然に癒やされる、にいがた島旅・佐渡ツアーご招待キャンペーン」で実際に訪れたモデルコースをタイムテーブルとともにご紹介。
このツアーに参加したみなさんのリアルなコメントと共にレポートします!
9時に東京駅を出発し、上越新幹線からジェットフォイルに乗り継いで、お昼過ぎには佐渡に上陸!
佐渡は沖縄に次いで大きな島で、島内での移動は自由気ままなレンタカーがおすすめ。どうしても運転が心配という人は、路線バスや定期観光バスなどの公共交通機関もあるけれど、人数がいるなら観光タクシーという手も。今回はレンタカーを想定して、モデルコースを進めていきます。
1日目 13:00 食材とじっくり向き合う
〈蕎麦 茂左衛門(もぜむ)〉でランチ
ランチは〈蕎麦 茂左衛門(もぜむ)〉へ。春には山菜、秋にはきのこと、佐渡の四季の恵みを生かしたお料理とおそばがいただけます。個性的な店名の由来は、店舗となっている古民家にもともとついていた屋号から。佐渡では建物に通称をつける屋号文化が続いているそう。
おそばは十割そばで、あごだしのつゆをかけて食べる佐渡伝統の「ぶっかけ蕎麦」と、濃いそばつゆにつけて食べる「江戸前蕎麦」、季節の薬味を添えた「更科蕎麦」があります。おすすめはその時々のおすすめが味わえるコース料理。事前の予約が安心です。
参加者コメント:IZUMINさん
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1日目 15:00 真っ赤な土が美しい〈玉堂窯元〉で陶芸体験
江戸時代、佐渡には日本最大の金銀山がありました。徳川幕府直轄の天領で財政を支えたといいます。金銀山中から産出される酸化鉄を含んだ鉱物を「無名異(むみょうい)」といい、これを使った焼き物が「無名異焼」。非常に硬く、叩くと金属のような澄んだ音が鳴ります。また、使えば使うほど、光沢を増していくという魅力も。
お土産で買って帰るのもいいですが、〈玉堂窯元〉で陶芸体験してみましょう。土は酸化鉄を含み、独特の朱色を放っていました。ろくろに手を添えると、つるつるすべすべな土の感触に驚いてしまいます。
参加者コメント:旅作家とまこさん
「土の感触が絶品! ひやっとつるっとなめらかで、顔を埋めたくなる……リアルに美容にいい気がしちゃうんですが。少しの力加減で形が変化するのは、自分の癖と心の状態が現れるようで、時期を変えて占い的にまたやってみたくなります。ともかく完成品への愛着がハンパないです。」
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1日目 16:00 ジブリ的フォトスポット〈北沢浮遊選鉱場〉
荒廃する文明建築を覆い尽くす植物、目にすると誰もつい「ジブリ……」と口走ってしまう、佐渡の絶景スポット〈北沢浮遊選鉱場〉。写真好きなら、見たことがある方も多いのでは?
鉱物を粉砕し重量のある金銀を採取する浮遊選鉱場跡地で、最盛期は1か月に5万トン以上の鉱石を処理することから「東洋一」とうたわれていたそう。
現在は近代遺産の象徴として保存され、観光シーズンにはライトアップもしています。
参加者コメント:瀬戸波音さん
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1日目 17:00 リゾートなヴィラにチェックイン
〈Guest Villa on the 美一〉
島の南西にある真野湾に面した立地の〈Guest Villa on the 美一〉に宿泊です。ここは宿泊とレストラン、ファンクションホールが一体となった複合施設。
宿泊エリアは寝室以外は共有で、広々としたラウンジ、キッチン、シャワールームを利用できます。寝具は新潟市にある寝具専門のセレクトショップ〈眠家〉プロデュースによるもの。
レストラン〈清助 NextDoor〉は佐渡素材を生かしたフレンチ・イタリアン。フランスの三つ星レストランで修業し、シドニーでオーナーシェフも務めた尾崎シェフが、「食の宝庫」という島内食材を自ら集め、ディナーコースに。要予約です。
参加者コメント:くまこさん
「今までいろんなゲストハウスに住んだり泊まりましたが、on the 美一さんはどこよりも静かでおしゃれで自由でした。
朝から海の音をBGMにテラスのハンモックで揺られたのがとても気持ちよかったです。」
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2日目 9:00 大海原に漕ぎだして冒険気分〈シーカヤック体験〉
8時に宿をチェックアウトして、2日目はアクティビティからのスタートはいかがでしょう。
やってきたのは〈小木ダイビングセンター〉。シーカヤックに挑戦してみます。
実はこの日、あいにくの土砂降り。アクティビティは中止かと思いきや、風がなければ問題なし。勢いよく海にダイブして、冒険心がむくむくと沸き立ちます。
シーカヤックに経験や体力は不問。コツさえつかめば楽々と海へこぎ出せます。
見どころは「青の洞窟」といわれる、溶岩でできた「ジオサイト」。ジオサイトとは、大地の成り立ちがわかる場所のことで、ここは島内一の規模です。太陽光が透明度の高い海の中で乱反射することによって起こる神秘的な風景を、ぜひ体験してください。
参加者コメント:スガワラ/hozonさん
「海に出て、オールを動かせば日本海の波に煽られ、大きく上下するカヤックの浮遊感。
まるでジェットコースターのようで、堪らなく楽しくて終始笑っていました。
透明度の高い海からは、漕ぐ度に色々な生物が見えてきて、触れ合えそうな近さ。興奮と緊張も相まってとても心に残ったアクティビティ。」
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アクティビティは苦手という方は、しっぽりBプランに情緒ある街〈宿根木〉散歩もおすすめです。
210棟以上もの板壁の民家が密集し、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている、漁村集落。木造船造りの技術を生かし一風変わった路地裏に迷い込めば、まるで黒澤明監督映画のような、アートな写真が撮れそうです。
参加者コメント:IZUMINさん
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2日目 12:30 眺望も最高なパン屋さん〈しまふうみ〉でランチ
〈しまふうみ〉のパンたちは、1日の湿度や気温を見ながら、自家製酵母をベースに小麦粉の選定から生地づくり、焼き上げまで同じ工房内で行う「オーバーナイト&オールスクラッチ製法」でつくられています。お惣菜パンやカフェメニューには“島の風味”を楽しんでもらえるよう、佐渡産食材を生かしてつくっているとのこと。
赤いパラソルが印象的なオープンテラスの前に広がるのは真野湾です。
もうすぐこの佐渡旅も帰路。島の空気を胸いっぱいに詰め込んで、波の音を耳に満たしましょう。
参加者コメント:Asami Nさん
「海が見える雰囲気の素敵なカフェでした。ぜひ晴れた日に海を見ながらテラスでランチしてほしいです! 絶景と美味しい食事で佐渡旅がアップグレードされます!」
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「佐渡のかわいいお土産セット」プレゼントキャンペーン実施中!
旅の醍醐味に、お土産選びも欠かせません。佐渡の名産品や地酒はもちろん、地物野菜やほっこりする民芸品も要チェック。佐渡ののんびりした空気まで、持って帰れそうです。
編集部でも、この旅でお土産を購入してみました。
『新潟のつかいかた』をいつも愛読してくれているみなさんに感謝の気持ちを込めて、「佐渡のかわいいお土産セット」を抽選で1名様にプレゼント。
締め切りは2020年3月27日(金)23時59分です。ふるってご応募ください!
佐渡女子旅ベストショット集
最後に、この女子旅へ参加してくださったみなさんに「ベストショット」の提供をお願いしてみました。お題は「佐渡旅の楽しさを思い出せる写真」です。
くまこさん
スガワラ/hozonさん
旅作家とまこさん
Asami Nさん
IZUMINさん
佐渡はもちろん、新潟を旅するときはハッシュタグ「#新潟のつかいかた」をつけて、教えてくださいね。いい新潟旅になりますように!
credit 写真提供:新潟Komachi/東海林 渉