「新潟県のいいところを伝えたい」と、風景や友人とのセルフィーなどを発信している三条市在住のフォトグラファー・永島実樹さん。Instagramのフォロワーは3.3万人です。大勢のファンをもつ永島さん。その写真は「四季折々の新潟の風景」で彩られていました。
アクセサリーだったカメラが、地元の魅力を発信するツールに
「首からカメラを下げている姿がとってもかわいく見えて、初めてのボーナスでミラーレスカメラを買いました」
最初はアクセサリー感覚でカメラを手にしたという永島さん。レンズや設定を変えるだけでガラリと印象が変わる写真の世界に惹きつけられ、3年前に保育士からフォトグラファーに転身。
全国のカメラマンと交流を深めるなかで、「新潟にはなにがあるの?」という声が多いことに驚きます。
「もしかして県外のみなさんには、新潟の魅力があまり知られていないのかな」
そう思った永島さんは「生まれ育った新潟のいいところを伝えたい」と、自身の写真をSNSで発信するようになりました。
写真の主役は、人物と新潟の風景です。
カメラを持って出かければ、いつもの景色に発見がある
「四季がはっきりと感じられるところが、新潟の一番の魅力」
そう話す永島さんがオススメする、新潟のシーンをいくつかご紹介。
佐渡島 佐和田の海水浴場にある「あめやの桟橋」で(1、2枚目)。
「しっかり晴れた空に、美しく光る海。こんなにも青い空と海が新潟にあるなんて。あまりの美しさに感動して、この景色を大勢の人に伝えたくなりました」
三条市下田でのひとコマ。
「山、田んぼ、道、広い空。なんてことない普段の景色に新潟らしさがあるんです」
柏崎市の小さな公園で。
「ドライブの途中に大きな銀杏の木を見つけて、思わずパシャリ。新潟は自然が豊かなところだから、有名なスポットじゃなくても季節を存分に感じられます」
三条市の土手沿い。
「暮らすにはちょっと大変だけど、雪があるってすてきなこと。手袋を持って外に出るだけで、撮りたいものが見つかります」
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