グッドメローキャンプ・PEKOさんの冬キャンプ1日ルーティン
新潟は日本屈指の豪雪地帯。冬のアクティビティには事欠きませんが、キャンプ人気から、冬でもキャンプに挑戦する人が増えています。とにかく寒そうなイメージですが、実は工夫次第では、どうやらそうでもないらしいんです。
新潟は12月から3月末頃まで雪のシーズン。ということは冬キャンプのほとんどの場合が、雪キャンプです。でもやったことのない人間からすると、なにをどうすればいいのか、さっぱり。まずは、〈グッドメローキャンプ〉のPEKOさんに雪キャンプの1日について聞いてみました。
「到着したらまずは設営ですね。すでに雪が積もっていれば、荷物を車から運ぶときにはソリを使ったりするので、その時点でけっこう遊びの要素があります」
気に入った場所を見つけたら、テントを張るスペースをつくるために、踏み固めて雪を平らにしていきます。なかには、スコップで掘ったりして本格的な整地を楽しむ人もいるそうです。テントを張ったら、内部をストーブでしばらく暖めます。PEKOさんがキャンプで使っているのは灯油ストーブ。
「コンパクトで燃費もいいので最初に買うなら灯油ストーブはおすすめです。いま薪ストーブを買おうか迷い中なんですが、本体はもちろん、燃料の薪もかさばるので、大きな車じゃないと少し厳しいんですよね」
テント内でストーブを使うときは、換気をしつつ、一酸化炭素アラームを使用。安全対策も欠かしません。いずれにせよ、ストーブはマストアイテム。
「ぜんぜん寒くないですよ。薪ストーブとか入れちゃったら、むしろ暑いくらいです。テント内はかなり薄着で過ごしています。夏場と違って、虫もいないですし、人によっては冬キャンプのほうが快適かもしれません。空気も澄んでいるので、星空もきれいです」
雪キャンプだとストーブを入れる関係で、テントは大きめを使う人が多いとのこと。PEKOさんのテントは床がない、いわゆるフロアレスシェルターと呼ばれるものです。
「フロアレスシェルターを使うと、床部分が雪になるんですが、これが結構楽しいんです。土よりも清潔な感じがしますし、雪を使って、椅子とかテーブルをつくったりして遊ぶこともあります」
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