新潟のつかいかた

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海抜0メートルから山頂へ!
新潟の花々が一堂に集う
“花の山”トレッキング | Page 2 Posted | 2019/11/22

荒い岩場もクリア! 海を眺めながら山登り

灯台コースのスタート地点は、海抜0メートル!

海に面したスタート地点
山の麓が日本海!とっても驚きました。

灯台コースは全長2.8キロ、所要時間の目安は上り2時間、下り1時間半。勾配がキツい岩場の斜面が続く、7本のなかではいちばん難易度が高いコースです。

「ここまで海が近くて、しかも海岸から登り始める山は非常に珍しいんです。さらに初心者でも気軽に挑戦できる低山ですから、県内でも人気の登山道です」

中腹から海をのぞむ
山と海が織り成す、大自然を感じる景色。強い海風を受けるため、まるで高山のように木が生えていないところもあります。
深い林の中へ
コース途中には深い林の中に入る場面も。

灯台コースは最初の100メートルは階段や急勾配の傾斜が続きますが、その後はなだらかな山道になるため、最初がいきなり正念場です。海を見下ろすと、遠くからでもわかる海の美しさにびっくり! 晴れた日には、遠くに佐渡島も見えます。

さらに高台から海をのぞむ
潮の香りを感じながらの山登り、経験ありますか?

灯台を越えてすぐに、どんどんと険しい山道へと入っていきます。岩場のゴツゴツしている道を1歩ずつ、気を付けながらの前進。装備が最小限の登山初心者でも、本格的な登山感を味わえます。

稜線を歩く
岩肌がむき出しの稜線を歩いたり……。
急斜面を下る
急斜面を下ったり……。
茂みを抜ける
鬱蒼とした茂みを抜けたりと、変化が激しい!

トレッキング以外にも、切り立った岩場でのクライミングやトレイルランを楽しむ人も多く、角田山はさまざまなタイプの山好きに親しまれています。

スマホで景色を撮影
思いがけない絶景の連続に、思わずパシャリ。

最初は小股で歩くことに慣れなかったのですが、前を歩く山里さんに合わせながら、ゆっくりと進んでいくことで、難所といわれる前半部もスイスイ。

カニ歩き
奥行きがない急な段差はカニ歩きがベターとのこと。

始まりかけの紅葉や茂るススキ、トンボの大群など、秋の到来を感じながらの道中は、適度な休憩を意識的に取ることも忘れずに。少し止まって休むだけでも体力の回復を実感しました。

休憩中に水分補給
休憩中は腹式呼吸でゆっくり息を吐くと疲労回復に効果的。

人気の登山コースということもあり、道中ではたくさんの登山者と出会いました。あいさつを交わしたり、休憩がてら立ち話をしたり。同じ趣味を持つ人たちとの交流も楽しみですよね。休憩を挟みながらゆっくりとしたペースで約2時間登り、ついに頂上に到着!

広い道が続く
後半はなだらかで広い道が続くので、歩きやすかったです。
頂上に到着
山頂は開けていて、休憩小屋もあります。

やり遂げた瞬間のこの達成感! これがトレッキングの醍醐味であり、ご褒美ですね。山にハマる人の気持ちがちょっとわかった気がしました。最初に山頂を見上げたときには「あんなに上まで行けるかな」と不安になりましたが、意外とがんばれました。海や山、草花と、多彩な景色があったから飽きずに登れたのかもしれません。

カタクリの花

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「花の山」


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