新潟・粟島フォト旅レポートとは…
この記事は、2018年9月に実施した2泊3日の新潟県・粟島モニターツアーの参加者による寄稿記事です。個性豊かな旅人によるリアルな新潟フォト旅レポートをお届けします!
新潟の「島」と言えば、佐渡島。ワタクシ、緑のコアラと旅するぬい撮り旅ブロガー・UKOARA(ゆーこあら)は、その佐渡ではなく、粟のように小さな島、粟島へ行くことになりました。新潟各地へ旅をしているけど、「粟島って…? どこ…?」というレベル。
新潟県村上市の岩船港から高速船に乗り込み、1時間弱で粟島港に到着。ここは自転車で3時間もあれば1周できるという小さな島。集落は、フェリーや高速船が発着する港に面した内浦と反対側の釜谷の2つだけ。人口360人ほどの、この島には何があるんだろう。
それでは、粟島・内浦まち歩きスタート。
まち歩きは観光案内所からスタート
観光の拠点は、粟島港に隣接する粟島開発総合センター内にある粟島観光案内所。まず、ここから南(海を背にして左)に進んでみる。
どうやら粟島にはコンビニがないらしい。
「この島には甘いものがないんですよ」と、宿泊したゲストハウスのオーナーさん。そう言われると逆に食べたくなっちゃう。
島のメインストリートで見つけたのは、島の名物お菓子屋さん〈千代華(ちよか) 勝ちゃん〉。ところで、〈千代華〉って何?
これが千代華らしい。
薄めのどら焼きのような生地の中にはこしあん。素朴で美味しい。お昼過ぎには売り切れちゃうので、出会えたらラッキー!
・おむすびのいえの詳細はこちら/粟島観光協会
・おむすびのいえのオーナー青柳花子さんのインタビュー記事はこちら
勝ちゃんの店前のベンチは休憩スポット。実は、今回宿泊したゲストハウス〈おむすびのいえ〉は、勝ちゃんと同じ建物にあります。
おむすびのいえのオーナー花ちゃんと、島の名物おばあちゃんキクさんが女子トークに花を咲かせていたよ。
夏限定! 粟島のオシャレスポット
「THE GOOD HOUR PARK AWASHIMA」
海沿いに進むと、素朴な島に突如現れる、オシャレスポット「THE GOOD HOUR PARK AWASHIMA」。こちらは夏季限定(5月~9月)のオープンで、ビールやハンバーガーを楽しむことができます。夏に行くなら、ぜひ体験したい。
・THE GOOD HOUR PARK AWASHIMAの紹介記事はこちら
さらにその先には、〈あわしま牧場〉。人懐っこい番犬「いろは」と、おとなしい馬に心癒される時間。
ここ、動物好きにはたまらないよ。日本海を眺めながらの乗馬もできるので、時間があれば体験してみたい。
島唯一のカフェ〈そそど〉でランチ
確かに、迷子になりようがないくらい小さな島。
一度、観光案内所まで戻り、今度は反対側へ。観光案内所のすぐ隣、島唯一のカフェ「そそど」でランチタイム。何食べよう。
島らしく、やはり魚のメニューが多め。ランチは魚のフライを卵で閉じた魚カツ丼に決定。ボリューミィーでおいしい! コロッケもおすすめです。
温泉も旅行の楽しみのひとつ!
〈漁火温泉 おと姫の湯〉
のんびりまち歩きをしたら、国内旅行のお楽しみ、温泉にも入ろう。カフェそそどの裏には〈漁火温泉 おと姫の湯〉があるよ。
地元の人も利用している温泉。窓の外には海が見えるのもいい。ぽかぽかに温まったら、缶ビールでも飲もうかしら。
【漁火温泉おと姫の湯】
address:新潟県岩船郡粟島浦村日ノ見山1513-20
tel:0254-55-2030
営業時間:11:30~19:00 ※季節により変更あり
定休日:火曜 ※季節により変更あり
入浴料:大人500円 小人200円(いずれも税込)
泉質:弱アルカリ性高張性低温泉
効能:切り傷・やけど・慢性皮膚病など
絶景ポイント仏崎展望台からの景色
最後に。歩きでは行けないけど、島の絶景を楽しむならここ、〈仏崎(ほとけざき)展望台〉。まさか、こんな壮大な風景が待っているとは思わなかった。この景色は忘れられない。
ただのんびりと、小さな島を気ままに楽しむ粟島のまち歩き。ここは少しだけ、時間の流れが都会とは違うのかもしれない。家族や友達、パートナーと来るのもいいけど、少し自分に向き合える「ひとり旅」にもちょうどいい場所だな。なんて思いました。
Reporter Profile UKOARA(ゆーこあら)さん
緑のコアラと旅するぬい撮り旅ブロガー。スペイン語が好き。同じ国に何度も行く習性があります(現在やっと25カ国。量より質重視)。招待されても本音しか書きません。