新潟・粟島フォト旅レポートとは…
この記事は、2018年9月に実施した2泊3日の新潟県・粟島モニターツアーの参加者による寄稿記事です。個性豊かな旅人によるリアルな新潟フォト旅レポートをお届けします!
新潟県の離島と言えば、まず佐渡島を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、今回訪れたのは、新潟県にあるもう一つの離島「粟島」。1、2時間もあれば、電動自転車でぐるりと島一周ができてしまう、小さな島です。
そんな離島のイメージは……レトロな街並みや、のどかな風景。おじいちゃんおばあちゃん向けの施設ばかりというイメージ。もちろんそんな風景には癒されるのですが、ちょっと物足りなさも感じてしまう人もいるのでは。しかし、発見しましたよ、おしゃれカフェ!
フォトライターとして国内外を日々旅している私・理恵でも、粟島を知ったのはつい最近のこと。もちろん、初めて訪れました。まさか日本海の離島に、こんなおしゃれスポットがあるとは…!
カフェの名前は、「THE GOOD HOUR PARK AWASHIMA」通称アワパーク。粟島に季節限定でオープンするカフェです。新潟出身の方が、2拠点生活をしながら経営されているのだそう。
いい意味で日本海や田舎の離島のイメージを裏切られる、例えるならば神奈川県の湘南や、福岡県の糸島なんかにありそうなおしゃれカフェなのです。
さて、そんなアワパークでいただくメニューは、ハンバーガー。対岸の岩船の人気パン屋さん、〈島田パン〉に特別に作ってもらっているバンズに挟むのは、肉厚な手作りパティと新鮮なトマトにレタス。両手でしっかりと押さえないと食べられない、ボリューミーさに驚きます。
付け合わせには、ハーブソルトで味付けされた、粟島特産のじゃがいもを使ったポテトフライ。定番メニューではありますが、味付けの濃さが絶妙なのです。
ちなみに、粟島への車の乗り入れは島民以外できず、レンタカーもないのです。車の運転をすることもないのですから、ハンバーガーと一緒に陽が高いうちからビールをグビり。のんびり島時間を楽しみましょう。
夜は一転、雰囲気の良いガーデンバーに様変わり。豆電球の明りが、ロマンチックな雰囲気すらあります。粟島の心地よい夜風を感じながら、おいしいお酒とつまみを楽しむ……そんな過ごし方がおすすめ。
日本海の離島にいながら、暖かい南の海街にいるかのように錯覚する、のんびりゆったりとした島時間を過ごせるアワパーク。日本海らしからぬ穏やかな波の音が心地よく、ついつい、のんびりとしてしまうはず。都会の喧騒を忘れて羽を伸ばすにはぴったりのカフェなのです。
今年のアワパークの営業は終わってしまいましたが、また来年、暖かくなったらオープンするとのこと。若い人も楽しめる、新潟県の離島カフェを目当てにぜひ粟島を訪れてみて。
Reporter Profile 理恵さん
トラベルフォトライター/インスタグラマー。全国各地を旅しながら、旅先での絶景やグルメをHPやインスタグラムで紹介している。新潟県はお気に入りのエリアのひとつで、ほぼ毎月訪れている。