![日本海パークラインをドライブ](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141618/feature-joshitabi-004-photo1.jpg)
日本海夕日ライン女子旅ドライブ
【村上エリア編】
新潟県の海岸線をなぞるように走る〈日本海夕日ライン〉は、ドライブに最適。旅するモデル・斉藤アリスが、村上、角田浜、寺泊・出雲崎の3エリアにフォーカスして、フォトジェニックな女子旅をお届けします。今回は、笹川流れ~瀬波温泉の村上エリアをご紹介!
Profile 斉藤アリス
雑誌『Hanako』(マガジンハウス)のライターで、世界のカフェめぐりをまとめた本『斉藤アリスのときめきカフェめぐり』(エイ出版)を著書に持つ。
日本百景にも選定された〈笹川流れ〉で眺望を楽しむ
新潟県の海岸線を南北に縦貫する〈日本海夕日ライン〉。日本海に沈みゆく夕日のパノラマを見ることができ、ドライブするのに最適なスポットです。
![笹川流れに沿って走る日本海夕日ライン](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141620/feature-joshitabi-004-photo2.jpg)
なかでも同県村上市の最北部に位置し、国の名勝及び天然記念物に指定された〈笹川流れ〉は、雄大な空と海、奇岩が続く絶景ポイント。旅するモデル・斉藤アリスと笹川流れの美景を求め、新潟市方面からレンタカーで向かいました。
![海岸線にそびえ立つ奇岩](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141621/feature-joshitabi-004-photo3.jpg)
新潟駅から1時間ほど、国道345号を北上し「日本海パークライン」に入ると、ほどなく海が見え始めます。突如目の前に現れたのは、日本海の荒波に侵食され生み出された巨大な奇岩。北へ向かうほどにその数は多くなり、見るものを圧倒します。
![浅瀬に入ってみる](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141623/feature-joshitabi-004-photo4.jpg)
車を停めて海へ。日本屈指の透明度を誇る笹川流れの浅瀬は、太陽に照らされると鮮やかな碧色に染まります。透き通る海面に露出した岩肌に乗って、ポーズを決めるアリスさん。
![粒子の荒い砂浜と岩礁からなる足場](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141625/feature-joshitabi-004-photo5.jpg)
![笹川流れ周辺の海](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141626/feature-joshitabi-004-photo6.jpg)
笹川流れの周辺は、人も少なく、大きな川が流れていないから、澄みきった美しい海を保てているといいます。そのため、清流が注ぐこのあたりの海では、天然の岩海苔や牡蠣、あわびなど、良質な魚介がたくさんとれるのだそう。
パンツの裾をめくって、澄んだ海で涼をとるのもおすすめ。肌ざわりがなめらかな海水で、海に浸かった足元が鮮明に見渡せるほどクリアで感動することうけあいです。
![見晴らしの良い景色](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141629/feature-joshitabi-004-photo7.jpg)
堤防に腰掛け、ダイナミックな構図で一枚。海風に吹かれつつ、眼前に広がる雄大な景色を眺めれば、自然と女子トークに花が咲きます。
Information
![笹川流れ周辺の海岸](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141630/feature-joshitabi-004-photo8.jpg)
薪で焚く手づくり塩〈笹川流れ塩工房〉に立ち寄る
地元の特産品を楽しむのもドライブの醍醐味。笹川集落から北上し、国道345号線沿いの脇川大橋を200メートルほど越えた先に、笹川流れの海水を100%使用してつくる〈笹川流れ塩工房〉があります。
![笹川流れ塩工房](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141632/feature-joshitabi-004-photo9.jpg)
工房に足を踏み入れると、真っ先に目に飛び込んでくるのは、歴史を感じる重厚な佇まいの平釜。これは海水を薪で焚き、煮詰めて塩をつくる昔ながらの製法なのだそう。
![海藻「ホンダワラ」が入った寸胴鍋](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/07212259/feature-joshitabi-004-photo10-640x430.jpg)
工房裏手には天候と海のコンディションが良ければウユニ塩湖のような景観が望めるほど、とりわけきれいな海が広がっており、そこの海水を汲んで平釜に移します。
![海水が入った平釜](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141634/feature-joshitabi-004-photo11.jpg)
15時間ほど煮詰めると、水面に塩の結晶が浮かんできます。その様子がまるで花が咲いたように見えることから「塩の花」と呼ばれており、これをすくい集めたのが一番塩。一番塩をさらに煮詰めたのが〈笹川流れの塩〉になるそうです。
![笹川流れの塩、塩の花、玉藻塩](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141635/feature-joshitabi-004-photo12.jpg)
一般的な塩の形状と同じ笹川流れの塩に対し、塩の花は粒が薄く平たいので、カリッとした歯ざわりを楽しむことができます。白い塩より歴史があるといわれている玉藻塩は、コクがありました。
![ゆでたまごを頬張るアリスさん](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141636/feature-joshitabi-004-photo13.jpg)
![テラス席でゆでたまごを味わう](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/07212300/feature-joshitabi-004-photo14-640x430.jpg)
笹川流れの魅力が凝縮した海水塩3種を味比べ。テラス席で、心地よい海風を感じながら食べるゆでたまごは、おいしさもひとしお(塩だけに)。併設された〈Salt&Café〉でも軽食などを楽しめるので、抜群のロケーションの中、安らぎのひと時を過ごせます。ドライブの休憩所としても立ち寄りたいスポットです。
Information
![笹川流れ塩工房・Salt&Cafeの外観](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141638/feature-joshitabi-004-photo15.jpg)
大きな窓が切り取る、芸術品級の夕日を〈汐美荘〉で
日本海夕日ライン沿いには、開湯100年を超える村上市きっての温泉街・瀬波温泉があります。なかでも〈夕映えの宿 汐美荘〉※は、日本海に面しており、館内のあらゆる場所から海に沈みゆく夕日を眺めることが可能。その風光明媚なロケーションをひと目見ようと県外からの観光客で賑わいます。
※2020年7月10日に〈大江戸温泉物語 汐美荘〉としてリニューアルオープンしています。
![汐美荘のロビーラウンジ](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141640/feature-joshitabi-004-photo16.jpg)
一番広く日本海を見渡せるロビーラウンジは、夕刻が迫ると多くの人たちが集まってきます。
![夕日カラーのカクテル](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141641/feature-joshitabi-004-photo17.jpg)
ロビーラウンジでは夕映えソムリエによる解説が。宿泊客に振舞われる夕映えカクテルとともに、ほろ酔い気分で絶景を堪能しよう。
![客室からの眺望](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141643/feature-joshitabi-004-photo18.jpg)
大きな窓枠に切り取られた夕日は、まるで絵画のよう。海に陽の光が反射して、光の道が続いています。
Selfie Point
![夕日をバックにセルフィー](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141645/feature-joshitabi-004-photo19.jpg)
アリスのセルフィーポイント
手乗り夕日や巨人ごっこなど、遠近法を使っておもしろ写真を撮ってみて。Instagramには夕日をサッカーボールに見立ててシュートしてる写真もあったよ!
![汐美荘での夕食](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141646/feature-joshitabi-004-photo20.jpg)
お食事処では、暮れゆく空のグラデーションをバックに、地元の特産メインのヘルシーな和食御膳をいただきます。
何も遮るものがない景色は、心を穏やかに整えてくれる。そんなことを実感できる女子旅ドライブでした。
Information
![汐美荘の外観](https://img.howtoniigata.jp/2019/07/06141648/feature-joshitabi-004-photo21.jpg)
credit model:斉藤アリス photo:ただ(ゆかい)
text:藤田佳奈美