新潟のつかいかた

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車不要! 新潟の
“滞在するワイナリー”で
「ワインペアリング×温泉×本」
を堪能 Posted | 2023/01/06

広大なブドウ畑と5軒の個性豊かなワイナリーからなる〈新潟ワインコースト〉。

そのエリア内にある〈ワイナリーステイ トラヴィーニュ〉や〈カーブドッチ ヴィネスパ〉では、「豪華フレンチ×ワイン×温泉×本」が楽しめます。

送迎バスから降りる斉藤アリスさん
滞在するワイナリー〈ワイナリーステイ トラヴィーニュ〉に到着! 期待に胸を膨らませるモデルの斉藤アリスさん。

新潟駅から無料の送迎バスが出ているので、車の運転は不要。じっくりワインを堪能することができます。

広大なブドウ畑を散歩中

まず出迎えてくれたのが広大なブドウ畑。

角田山麓に広がるこのブドウ畑は、〈ワイナリーステイ トラヴィーニュ〉の全客室からも眺めることができます。

「風通しが良くて気持ちがいいですね。思わずスキップしたくなります」とアリスさんの期待も高まります。

〈ワイナリーステイ トラヴィーニュ〉でのんびりステイ

〈ワイナリーステイ トラヴィーニュ〉の入口
経年とともに少しずつ表情を変えるサビ鉄の味わい深いオブジェと屋根が印象的。

さっそく〈ワイナリーステイ トラヴィーニュ〉にチェックイン。

開放的なラウンジからは、ランドスケープまでデザインしたというブドウ畑の眺望が広がります。

ラウンジのソファに座るアリスさん
ヨーロッパの調度品をメインに構成されたモダンな空間。座るだけでも絵になります。
建物内の階段
階段にはスペインのタイル職人による手書きタイルが貼られており、地中海のムードが漂います。

今回アリスさんが泊まる部屋の名前は「かわうそ」。

全10室の客室にはそれぞれ動物の名前が書かれており、地中や水中にいる動物の部屋は1階、羽や翼があるイメージの動物の部屋は2階に振り分けられています。

でも、なぜ動物?

かわうそのイラストが描かれたルームキー
部屋の鍵も「かわうそ」のデザインに。一緒に渡される緑の牛革サコッシュもかわいい。

それは、新潟ワインコースト内にあるワイナリー〈カーブドッチ〉の醸造家・掛川史人さんが手がけたワイン「カーブドッチ どうぶつシリーズワイン」と関係が。

各部屋にこのシリーズのワインが1本ずつ置いてあり、それぞれのワインの名前になっている動物と部屋のインテリアのコンセプトがリンクしているのです。

「かわうそ」をイメージした部屋って一体どんな部屋なのでしょう?

ワイン〈かわうそ アッサンブラージュ 白〉のボトル
こちらが「かわうそ」の部屋に置かれた「どうぶつシリーズ」のワイン〈かわうそ アッサンブラージュ 白〉。部屋の鍵と同じイラストのエチケットです。
ぶどう畑を眺めながらワインを味わうアリスさん
穏やかな時が流れる部屋でのんびりワインを楽しめます。

「かわうそ」は、天高3.7メートルの広々とした空間に、ビタミンカラーでシックなデザインのソファと巨大なゴールドの絵画のアクセントが効いた部屋。ブドウ畑から心地よい風が流れ込んできます。

落ち着いた雰囲気でどこか涼しげな印象もあることから、水辺の動物であるかわうそをそこはかとなく感じることができます。

バルコニーからのぶどう畑の景色
2階の客室。アーチを描いたバルコニーから望む風景もすてき。

2階の客室は、JR東日本のCM「大人の休日倶楽部」で女優・吉永小百合さんも訪れた場所。「かわうそ」の部屋より少し上から見渡すブドウ畑は圧巻の風景です。

「洗練されたこの部屋で自由気ままにワインを楽しめるなんて最高ですね! 窓枠が額縁のように雄大な景色を切り取っていて、まるで絵画みたい。眺めをつまみにワインが進みそう」とアリスさんもすっかり気に入った様子。

次は併設されているレストランへ向かいます。

新潟の季節の食材を新潟ワインとともに堪能

〈レストラン カーブドッチ〉のテーブル席で乾杯
〈レストラン カーブドッチ〉の窓からも一面のブドウ畑を見ることができます。

〈レストラン カーブドッチ〉 では地元の旬の食材を使ったフレンチと、カーブドッチワイナリーで造られたワインとのペアリングを楽しめます。

テーブルに置かれたスパークリングワインのボトル
乾杯でいただいた〈カーブドッチ スパークリングワイン ブラン・ド・ブラン〉。シャルドネ特有のすっきりとドライな味わいだけでなく、複雑な香りとコクも感じられるので、ゆっくり楽しみたい一杯。
カサゴのポワレとグラスに入ったスパークリングワイン
硬めに炊いた新潟米のリゾットに、エビの殻からとった濃厚な旨みのアメリケーヌソースと南魚沼の〈八色しいたけ〉の出汁が合わさった、カサゴのポワレ。隠し味のコリアンダーでアジアンテイストに仕上げた一品です。

Information

【ワイナリーステイ トラヴィーニュ】
address:新潟県新潟市西蒲区角田浜1661
tel:0256-77-5460(受付9:00~20:00)
access:新潟駅南口から無料送迎バスで約50分(※0256-77-5460にて要予約)
宿泊料金:1名1泊2食付 38500円〜。
web:ワイナリーステイ トラヴィーニュ

〈カーブドッチ ヴィネスパ〉のブックラウンジでゆったり

新潟の“おいしい”に舌鼓を打ったら、食休みも兼ねて、本でも読みながらゆっくり過ごしましょう。

〈カーブドッチ ヴィネスパ〉の外観
〈カーブドッチ ヴィネスパ〉外観。角田山の山容をイメージした、なだらかな曲線の屋根が印象的。

〈カーブドッチ ヴィネスパ〉は、2本の自家源泉を持つ温泉と、ラグジュアリーなホテル、オーガニックブランド〈AVEDA〉のスパ、慈味豊かな味わいを楽しめる和食レストランを兼ね備えた、癒やしの複合施設。

そして館内全体が、テーマ別に本が並ぶブックラウンジになっています。

ブックラウンジの本棚

早稲田大学国際文学館〈村上春樹ライブラリー〉をはじめ、図書館や学校などさまざまな場所でブックライブラリーをデザインするブックディレクター・幅允孝さんがディレクションしました。

幅さんの設定した10のテーマに沿って選書した本が、約4000冊並びます。

1階ロビーのソファ席に座る斉藤アリスさん
天井まで窓が続く広々とした1階ロビーは、中庭から穏やかな日が差し込みます。

10の選書テーマは「食べて、飲む」「こころを整える」「私だけのこだわり」「よのなかどうなる?」など幅さん独自のユニークな視点が垣間見られます。気に入った本は購入も可能です。

ゆったり座って読書ができるソファ席

2階に上がると、ゆったりと座れるソファ席が点在。入浴後のお客さんも、ここでのんびり過ごしている様子がうかがえました。

本棚の中に設けられたソファ付きの読書スペース
コンパクトに収まっているアリスさん。インスタ映えスポットかも?

本棚の中には、体を丸くしながらじっくり本と向き合える小さなスペースが。自分だけの世界に浸れるので、集中して読みたい時におすすめです。

読書中のアリスさん
日向ぼっこしていたら眠気に誘われるアリスさん。

「選書テーマが絞られているからこそ、普段手に取らないような本にも目が行くので、偶然の出合いが楽しいですね。スマホを置いて紙の質感を感じながらページをめくる作業は、なんだか心が穏やかになります」とアリスさん。

ブドウ畑と豊かな自然に囲まれ、たっぷりの日差しが降り注ぐ〈カーブドッチ ヴィネスパ〉。お気に入りの一冊を見つけたら、上質な空間で極上のリラックス体験を味わう。これぞ至極のひととき、かもしれません。

Information

【カーブドッチ ヴィネスパ】
address:新潟県新潟市西蒲区角田浜1661
tel:0256-77-2226
access:新潟駅南口から無料送迎バスで約50分(※0256-77-2226にて、乗車日2週間前までに要予約)
web:カーブドッチ ヴィネスパ

credit model:斉藤アリス photo:ただ(ゆかい) text:藤田佳奈美