新潟を旅してきたモデル・斉藤アリスが、道中で出合った“ひとめぼれグルメ”を紹介。
今回は創業130年以上の歴史を持つ〈宝山酒造〉の甘酒の魅力をお伝えします。
お酒が飲めない女将の美肌の秘訣は“日本酒スキンケア”にあり!
取材陣を出迎えてくれたのは、むき卵のようなつるつるの肌がまぶしい、宝山酒造の名物女将・渡邉由紀子さん。その美肌の秘訣は、日本酒にあるのだとか。
実は女将、酒蔵見学のアテンド担当者でありながらも、なんと下戸! 一切飲めないものの、実は肌に塗っているのです。
多宝山や弥彦山から流れるとびきりうまい自然水と、周辺の田んぼで実ったとれたての酒米、それに麹や酵母を加え手間暇かけて醸造した純米酒を、肌に塗るだけのシンプルスキンケア。
女将の肌を見ていたらつい試してみたくなります。
「私はお酒がまったく飲めないのですが、純米酒を肌に塗るようになってから肌質が変わったのを実感しました」(渡邉さん)
日本酒を“味わう”以外にも、こんな使い方があるのですね。
アリスの〈造り酒屋の麹甘酒〉レコメンドポイント!
酒蔵見学後、女将からお土産に渡されたのが、今回ご紹介する〈造り酒屋の麹甘酒〉。
酒造りに適した土地でつくられたこの甘酒は、お酒や甘酒が苦手な人でも飲みやすいのが特徴です。
アリスさんは酒蔵見学後、この甘酒を大量購入していました。
「取材で飲んだ甘酒のおいしさに感動して、家でも甘酒をつくるようになりました。でもやっぱり宝山の甘酒は格別。丁寧に磨かれたお米のすっきりキレイな味がします。飲み切りの缶は、持ち運べて便利だし、ちょっとしたプレゼントにも重宝しますよ」(アリスさん)
甘酒は“飲む点滴”と呼ばれるほど栄養満点。酒蔵がこだわってつくったこの甘酒にも、自然の恵みと麹がたっぷり入っており、きっと肌も喜ぶことでしょう。
Information
これもおすすめ! 新潟の本気の甘酒
新潟は発酵文化が栄えており、ほかにもさまざまな甘酒が注目されています。
たとえば新潟の地元情報誌『Komachi』が選んだ、みそ蔵〈越後味噌醸造〉の〈米麹 甘酒〉。100年以上使い続ける伝統の木桶と県産食材を用いた、みそ蔵がつくるすっきり仕上げの甘酒です。
スーパーで見かけることが多い〈麹だけでつくったあまさけ〉も、実はあの有名な〈清酒 八海山〉を造る酒蔵〈八海醸造〉が手がけています。
発酵に適した新潟の気候と風土、そして自然の恵みが織りなす新潟の甘酒、ぜひご賞味あれ。
credit text:藤田佳奈美 photo:ただ(ゆかい)