新潟のつかいかた

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ハッピーな“UI”ターンは
そこに起きているか!?
〈亀田製菓〉
人事担当者に聞いた、
UIターンと採用について Posted | 2022/03/30

就職や転職の選択肢として、地方へのUターン・Iターンを選ぶ人が増えています。もともと地元での就職を希望していた人もいれば、家庭や将来を考えて移住をする人、その地のファンになる人、リモートワークの推奨で、など理由やきっかけはさまざまですが、周りを見渡してみても、かつての首都圏一極集中型からの変化を感じる人も多いのではないでしょうか。では、企業側は昨今の状況をどのように捉えているのでしょうか?

今回は、新潟を代表する大手米菓メーカー〈亀田製菓〉の人事担当者に、UIターン就職・転職の実情を尋ねました。

新卒・UIターンは4割も!

〈ハッピー・ターン〉や、〈柿の種〉といった米菓でおなじみの、県内屈指の大手企業〈亀田製菓〉。新潟市に本社とR&Dセンター(研究施設)を構え、東京や大阪など全国に営業所を持ちます。

2023年の新卒採用で募集する職種は、ルートセールスを担うビジネス部門から商品開発や研究を行う部門までさまざま。毎年、20名前後を採用しており、2023年新卒採用も同数程度を予定とのこと。そのうち、約半数が新潟勤務となります。

亀田製菓本社ロビー
亀田製菓本社のロビー。

そこで、過去3年分の具体的な採用実績と内訳を教えていただきました。

過去3年間における亀田製菓の新卒採用者の内訳表

過去3年だけでもUIターンで新卒入社された方の割合は約4割となり、これは想像以上に多いのでは!? 「私も今回数字を出してみて驚いたのですが、なかなか多いですよね」と、総務部人事チームの兵堂泰嗣さんも話します。特にIターンが多いというのも興味深いところ。メーカーの研究職や開発職は、たとえ本社を都心に構えていたとしても、郊外に拠点があることが多いため、自然とIターンでの就職が受け入れられているのだと考えられます。

では、前職のスキルを持って転職をする「中途採用」ではどうでしょうか。

過去3年間の亀田製菓の中途採用者の内訳表

新卒採用と比べるとUIターンの人数は少ないように見えますが、県内企業から転職した方の中には、過去UIターンしてきた経験のある方も多いようです。さまざまなバックグラウンドを有する中途採用入社の皆さんですが、どんな方がいらっしゃるのかを尋ねました。

Aさん(Uターン)
職種:システム開発
経歴:新潟県出身。大学で関東に進学し、関東で就職。35歳で家族と新潟に戻りたいと決意し、亀田製菓に転職。

Bさん(Iターン経験あり)
職種:研究職
経歴:他県の出身。配偶者の仕事の都合で新潟に移住。その後県内企業から転職で亀田製菓へ。

Cさん(Iターン)
職種:研究職
経歴:海外出身。日本の大学在学時にせんべいと亀田製菓を知ってファンに。日本の大学でポスドクを経て、亀田製菓へ。

Cさんのように、海を越えたIターンも盛んで、新卒でも2020年には3名、2021年にも1名、外国人留学生の採用実績があるそうです。皆さん留学中にせんべいのおいしさに魅了されたようで、そのお気持ちとてもわかります……!

亀田製菓の代表的な米菓

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