新潟のつかいかた

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IT企業がリゾートワーク先に
佐渡島を選んだことで
得たメリットは? Posted | 2022/12/28

社員のスキルアップや自己内省を目的に

2022年は移動の制限も緩和され、旅行や出張で地方を訪れる機会も増えてきたのではないでしょうか。「リモートワーク」という言葉も一般化し、仕事と遊びをシームレスに行き来するようになってきました。新潟県でもいくつかの市町村や団体で積極的にワーケーションを進めており、現在では、新しい働き方を実践する場として新潟を選ぶ県外企業も出てきています。

なかでも、プロジェクト管理システム〈Backlog(バックログ)〉を運営する〈ヌーラボ〉は、研修教育と福利厚生を兼ねた「リゾートワーク制度」を2018年から開始。社員と社員に同行する家族に対して一定金額の補助を支給し、指定のリゾート地でのリモートワークを推奨する制度ですが、ほかと違う点としては、社員は滞在期間中、1日は現地の小・中・高等学校などで、講師として2コマ90分程度の授業をすることが挙げられます。

このリゾートワークについて、「スキルアップや自己内省を図るため」と話すのは、制度を企画したマーケティング部広報担当(企画当時、管理部人事労務課人事担当)の安立紗耶佳さん。「新型コロナウイルス感染症の拡大で打撃を受けたリゾート地の経済に貢献するなど、ヌーラボ社・リゾート地・社員・家族に対する“四方よし”を実現しています」

社屋屋上でのヌーラボ社員の集合写真
ヌーラボ社員。2018年度のリゾートワーク開始以降、約30名の社員が制度を利用しています。
高校生に向けたマーケティングの授業風景

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選択肢が広がることにも期待


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