新潟のつかいかた

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秋になると恋しくなる
モンブランとアップルパイの甘い誘惑 Posted | 2024/10/25

秋の訪れとともに旬の食材を使った贅沢なスイーツが登場します。栗の風味をたっぷりと堪能できる濃厚な「モンブラン」、そして甘酸っぱいりんごの香りが広がる「アップルパイ」。どちらも、素材のおいしさを最大限に引き出し、見た目も味も心を惹きつける逸品ばかりです。そんな秋のスイーツタイムを豊かに彩る「モンブラン」と「アップルパイ」を提供しているお店を、グルメ情報充実のタウン誌『月刊にいがた』がピックアップしました。お気に入りの一品を見つけて、秋のひとときを贅沢に彩りましょう。

美しい断面にも注目!

【 新潟県新潟市中央区 】美しい層が目を引く。老舗ベーカリーのアップルパイ
〈冨士屋 古町本店〉

〈冨士屋〉は大正時代からお店を営み、2024年でなんと創業100年になる古町の老舗ベーカリー。「焼きたて、揚げたて、つくりたて」をモットーに、伝統の味を守りつつ、新商品も数多くリリースしています。ずっしりとした「クリームパン」や、抜群の食感の「上食パン」は創業当時から不動の人気を誇ります。

切り分けられた〈冨士屋〉のアップルパイ
大人気のアップルパイ。旬の味わいをご賞味あれ!

そんな老舗ベーカリーで、30年以上愛され続けてきた商品がアップルパイです。北海道産バターを何層にも折り込んだ、小麦の風味豊かなパイ生地に包まれた、自家製カステラ、卵黄カスタード、シロップで煮た国産りんごの層が美しいです。風味をよくするため、隠し味にはシナモンを使用。口の中にあまーい香りが広がります。1/4カット421円。特別な日のギフトにホール(1684円、箱付き2000円)で購入する人もいるとか!

〈冨士屋 古町本店〉の店内
開店時刻直後から近隣で働く方などの常連客を中心に賑わっています。
全面ガラス張りで店内がよく見える〈冨士屋 古町本店〉の外観
新潟市中央区古町通6番町の老舗ベーカリー。

Information

【冨士屋 古町本店】
address:新潟県新潟市中央区古町通6-978
tel:025-229-2941
営業時間:7:30~19:00(売り切れ次第終了)
定休日:水曜(ほか不定休あり)
web:新潟パン冨士屋/ぱんや徳之助

【 新潟県新潟市西蒲区 】行列ができるケーキ屋さんの秋の風物詩、
焼きたてのアップルパイ〈ラ・パティスリー プレジール〉

〈ラ・パティスリー プレジール〉はかわいい外観が目印の、巻という地にあるケーキ屋さん。大きなショーケースには、季節のフルーツをたっぷりと盛り込んだ華やかな生ケーキはもちろん、素材のよさをダイレクトに味わえるシンプルなロールケーキ〈巻ルーロ〉や、バラエティ豊富な各種焼菓子などいろいろな洋菓子が並びます。

〈ラ・パティスリー プレジール〉のアップルパイ
アップルパイは5月までの販売ですが、長野県産りんごがなくなったら青森県産りんごにチェンジとなります。

こちらで提供する〈アップルパイ〉(594円)は、店の代名詞的人気の一品。長野県でたまたま声をかけたりんご農家さんとの出会いがこのパイ誕生のきっかけ。それまで使っていたりんごから変更しようと考えていた矢先の出来事だったそう。以来、その時期の採れたてりんごを使っているとのこと。パイの特徴でもある焼きたてのサクッとした食感を提供すべく、パイだけを先に焼いてからアーモンドクリームと生のりんごを乗せて再加熱するスタイルを考案。これにより、絶妙な歯応えが生まれます!

大きなショーケースが置かれた〈ラ・パティスリー プレジール〉店内
「記憶に残る」をキーワードに、数々のケーキが並びます。
ヨーロッパの一軒家をイメージさせる〈ラ・パティスリー プレジール〉外観
かわいい外観が目を引きます。

Information

【ラ・パティスリー プレジール】
address:新潟県新潟市西蒲区巻甲62-1
tel:0256-72-0556
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月・火曜(祝日の場合は営業)
web:ラ・パティスリー プレジール
Instagram:@plaisir_maki

【 新潟県西蒲原郡弥彦村 】秋の大人気商品! 包まないアップルパイ
〈パレドールワタナベ〉

〈パレドールワタナベ〉は、新潟県屈指の観光地である弥彦村のシンボル、彌彦神社大鳥居近くにあり、幅広い客層から支持を集める洋菓子店です。ショーケースにはケーキがズラリと並び、豊富な焼菓子は常時100種類を超えます。似顔絵やキャラクターなどをオーダーメイドできる、記念日にぴったりのデコレーションケーキも評判です。

〈パレドールワタナベ〉の人気商品〈焼りんご〉がたくさん並んでいる
大人気の季節限定アップルパイ。

毎年秋に登場する大人気の〈焼りんご〉(460円)は包まないアップルパイです。香ばしいパイ生地、甘いスポンジが土台。くし切りにしたりんごにバター、バニラシュガー、レモン果汁などを加えて焼き上げます。コンポートではなく生のりんごをそのまま焼き込むのでシャキシャキとした食感や香りをそのまま味わえます。縁はパリパリ、中はしっとりとしたパイ生地の食感の違いも楽しんでみて。

円形にりんごが重ねられた手のひらサイズの〈焼りんご〉
サクサクのパイ、バター、りんご、しっとり甘いスポンジの組み合わせは絶品!

広い店内にはゆっくり過ごせるカフェスペースも併設しており、ケーキとドリンクでひとやすみできます。日常使いはもちろん、弥彦のお土産としても喜ばれそうです。

〈パレドールワタナベ〉の外観
弥彦を代表する人気洋菓子店。大鳥居を眺めながらカフェタイムを過ごせます。

Information

【パレドールワタナベ】
address:新潟県西蒲原郡弥彦村矢作7374-1
tel:0256-94-2438
営業時間:10:00~19:00
定休日:月・火曜(祝日の場合は翌日)
web:パレドールワタナベ
Instagram:@paletdor_watanabe
Facebook:@パレドールワタナベ – by渡邊辰巳

【 新潟県南魚沼市 】サクサクのパイ生地がクセになる!
お店自慢のアップルパイ〈お菓子工房ヴィシー〉

フランスのヴィシーというまちで修業した代表の髙井さんがつくる、アップルパイとシフォンケーキが評判のケーキ屋さん。発酵バターたっぷりのパイ生地に、大きめにカットした長野県産りんごとカスタードが入ったアップルパイは、〈お菓子工房ヴィシー〉の人気ナンバーワンメニュー!

厚みのある三角形の〈お菓子工房ヴィシー〉のアップルパイ
切り分けのタイプではなく、ひとつひとつを焼き上げています。

ボリュームも満点で、子どもにも大人気です。ひとつひとつ手で包んで焼き上げており、厚みのあるサクサクのパイ生地は、食感も食べた時の音も楽しい。販売数が限られているので早い時間の来店がオススメです!

半分にカットした状態
アップルパイは年中提供しています。
〈お菓子工房ヴィシー〉の店内ショーケース
バラエティ豊かなシフォンケーキなどが並びます。

店内にはカフェスペースがあり、購入したケーキや焼菓子をその場で食べることができます。また、外にはテラス席もあるので、残暑も過ぎ去ったこの秋は、涼しいテラスでコーヒーとアップルパイを食すのもいいですね!

Information

【お菓子工房ヴィシー】
address:新潟県南魚沼市六日町2670-2
tel:025-781-6980
営業時間:10:00~18:30(日曜は~18:00)
定休日:月曜(ほか不定休あり)
Instagram:@vichy1218

【 新潟県上越市 】りんごの旬に合わせて提供開始!
長年愛され続けるアップルパイ〈ラ・ソネ菓寮〉

JR春日山駅近くの本店と上越市の商業施設〈エルマール〉内のお店の2店舗を展開する〈ラ・ソネ菓寮〉。パイやタルトなどのベイク系のケーキのほか、〈スキーせんべい〉〈ガレット〉といった焼菓子などが、上越市民を中心に40年以上親しまれています。添加物を使わないやさしい味にファンが多く、休日の午後には店内のカフェスペースで好みのお菓子をゆっくり楽しむお客さんの姿もあります。

〈ラ・ソネ菓寮〉のホールのアップルパイ
〈アップルパイ〉(1カット450円)はホールで購入することも可能です。

こちらでは、上越市外からも目当てに来店するお客さんが多い〈アップルパイ〉(450円)が看板商品となっています。特徴はなんといっても、ひと口頬張るたびに漂うフレッシュなりんごの香りと懐かしい味わい。直径18センチの1ホールには、長野県の農家が栽培する紅玉を5~6個使用しているそうですよ。

〈ラ・ソネ菓寮〉のアップルパイ1カット
紅玉の特徴を引き出したフィリングがたっぷり!

また、シナモン不使用であるからこそ、りんごの濃厚な香りとさわやかな酸味をダイレクトに堪能できます。りんご本来の味と香りを楽しめる2月までの期間限定販売です。人気のアップルパイで、本格的な秋の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。

三角屋根が特徴的な〈ラ・ソネ菓寮〉外観
イートインスペースを備える大きな店舗。

Information

【ラ・ソネ菓寮】
address:新潟県上越市春日山町3-19-7
tel:025-526-2208
営業時間:10:00~19:00
定休日:第1・3日曜
Facebook:@lasonekaryou

〈カフェ たると〉のモンブラン

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期間限定を味わって


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