焙煎方法や淹れ方にこだわったおいしいコーヒー自慢の店を『月刊にいがた編集部』がご紹介。コーヒーのおいしさはもちろんだけど、お店の雰囲気もとてもステキ。友だちと行っておしゃべりに花を咲かせるのもいいけれど、ひとりで行ってのんびり過ごすのにも最適。お気に入りの本を携えて出かけてみれば、きっとハッピーな時間を過ごせますよ。
新潟のコーヒーシーンに欠かせない存在
〈ハウスメイド 珈琲ファクトリー ROAST CAFE〉
バリスタの全国大会に新潟代表として出場し、技術の研鑽を積む。新潟バリスタの第一人者である岩崎利治さんがオーナーを務める人気店。世界中の優良農園から仕入れる最高品質のコーヒー豆「スペシャルティコーヒー」のみを扱っています。
約17年前のオープン当時、カフェスタイルの本格的自家焙煎店は珍しく、このお店の存在は、新潟のコーヒーシーンに少なからぬ影響を与えることになりました。現在岩崎さんは新潟バリスタ協会の副会長も務め、新潟におけるコーヒー文化の普及に大きく貢献しています。
こちらで味わえるコーヒーは、フルーティな浅煎りからコクのある深煎りまで約25種類。ペーパードリップ、プレス、エスプレッソ、水出しと、多彩な抽出方法でコーヒーのさまざまな楽しみ方を教えてくれます。
入口では自家焙煎されたコーヒー豆やボトルコーヒー、ドリップバッグコーヒーも販売していて、購入のみの来店もOK。
専任のシェフとパティシエが常駐し、ランチやディナー営業も行っています。「コーヒーは無限の魅力を持った飲み物。さらなる魅力を追求しつつ、お客様へそのすばらしさを届けていきたい」と岩崎さん。
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映画の余韻とともに淹れたてのコーヒーを〈世界ノトナリ〉
国の登録有形文化財に指定され、築110年を迎えた日本最古級の映画館〈高田世界館〉の隣にあるから「世界ノトナリ」。
高田世界館の大ファンで、ボランティアスタッフとしても活動していた大久保喜和さんと友人の佐藤範子さんが開いたカフェです。
元々NPO法人の事務所だったという築90年ほどの建物をリフォームした店内は、どこかレトロな雰囲気。
「高田世界館で映画を観終わった後に、映画の余韻に浸りながらゆっくりと過ごせる場所をつくりたい」という思いから、高田世界館で上映されている映画のパンフレットや上映スケジュールが置かれています。
コーヒーは上越市にある焙煎所〈かぽたすと〉で焙煎された新鮮な豆を少量ずつ仕入れ、お店で1杯分ずつ挽き、ハンドドリップで丁寧に淹れて提供。黒コショウとシナモンのラスクと、スライスアーモンドをキャラメルで絡めた手づくりのお菓子がつき、これがほろ苦いコーヒーとの相性抜群なんです!
コーヒーや軽食はテイクアウトができ、なんと高田世界館にも持ち込みOK。軽食は事前予約しておくとスムーズに受け取れます。
なお、車で訪れる際は、高田世界館との共有駐車場を利用できます。
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