新潟のつかいかた

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秋になると恋しくなる
モンブランとアップルパイの甘い誘惑 | Page 2 Posted | 2024/10/25

秋深まるこの時期の期間限定を味わって

【 新潟県新潟市江南区 】シンプルだからこそ香り高い。
完熟栗を使ったモンブラン〈pâtisserie remplir〉

信濃川沿いにある〈pâtisserie remplir〉は今年で創業24年。旬の素材を使ったケーキを求めて、遠方から訪れるお客さんも少なくなくありません。店名の「ランプリール」はフランス語で「満たす」という意味。心を込めてつくるケーキはもちろん、四季を感じられる店内からの眺めや、カフェスペースの椅子やテーブルまで、そのすべてから訪れる人を幸せで満たしたい――そんな気持ちが伝わってくるお店です。

窓際のテーブルに置かれたモンブランと紅茶
写真は通年提供している「モンブラン」。イートインスペースで休日の午後をゆっくり過ごしてみては。

お店で一年を通して根強い人気なのが、「モンブラン」(650円)です。毎年秋になると登場するのが、五泉市村松地区の栗園の栗を用いたモンブラン。木からいがごと自然に落ちるほどの完熟栗を低温貯蔵して使うことで、コクと旨みが格段にアップ。土台のメレンゲと生クリーム、マロンクリームだけのシンプルな要素が、上質な栗ならではの深い味わいを引き立てています。

全面窓で明るい〈pâtisserie remplir〉店内
木漏れ日が心地よいイートインスペース。
〈pâtisserie remplir〉の外観
四季の移ろいを感じる木々に囲まれた店舗では、さわやかな川風を感じることができます。

Information

【pâtisserie remplir】
address:新潟県新潟市江南区太右エ門37-1
tel:025-282-1533
営業時間:10:00~19:00(日曜は〜18:00)
定休日:月・火曜(祝日の場合は営業)
web:pâtisserie remplir
Instagram:@patisserie_remplir

【 新潟県新潟市北区 】コーヒーによく合う搾りたてモンブラン
〈cafe yadorigi〉

〈cafe yadorigi〉は、新潟市北区豊栄「葛塚市」の立つ通りからすぐの場所にあるカフェです。100年以上続いた割烹を改修した建物は趣たっぷり。サイフォンでいれる自家焙煎コーヒーが自慢で、世界各国の個性豊かな豆が常時8種類揃います。またパティシエが手間を惜しまず丁寧に仕込むフードメニューも評判です。

〈cafe yadorigi〉のモンブラン
〈イタリア栗のモンブラン〉(920円)などの季節限定のケーキを目当てに訪れるお客さんも。

そんな〈cafe yadorigi〉で評判のスイーツがモンブランです。栗とバター、風味付けにラム酒を加えてつくった自家製マロンクリームの中に隠れているのは、サクサク食感のメレンゲクッキーと、甘さ控えめの生クリームで包み込んだ渋皮栗。注文が入ってから手作業で搾り上げるマロンクリームは、口の中でほろりとほどけるような軽やかさです。搾りたてならではの栗の芳醇な香りと上品な甘さを堪能できます。自家焙煎コーヒーとともに味わって!

白壁に黒い梁が映える〈cafe yadorigi〉店内
木のぬくもりが心地良い店内。カウンターではコーヒーを淹れる様子を見ることができます。
〈cafe yadorigi〉の外観
JR豊栄駅から徒歩7分のところにあるカフェ。100年以上続いた割烹を改修した建物です。

Information

【cafe yadorigi】
address:新潟県新潟市北区葛塚3223
tel:025-384-5152
営業時間:11:00~17:00(16:45L.O.)
定休日:金曜
Instagram:@cafeyadorigi

【 新潟県新発田市 】鮮やかな黄色とやさしい味わいが特徴の
新栗のモンブラン〈PATELIN〉

〈PATELIN〉は新発田市の人気パティスリー。ショーケースにはさまざまなケーキが並び、仕入れるフルーツ次第でその日限定のケーキが登場することもあるとか。店の奥にはチョコレートや焼菓子などのギフトがいっぱい。そんな商品すべてに共通するのが「手づくり」。手間を惜しまず手づくりする姿勢が、多くのお客さんに支持されています。

皿にのった〈PATELIN〉の〈新栗のモンブラン〉
期間限定商品。発売は10月いっぱいを予定。

秋のおすすめは〈新栗のモンブラン〉(680円)。丁寧に皮をむいた生栗を砂糖と一緒に圧力鍋で加熱し、バターと生クリームを加えてつくった自家製栗ペーストは、皮をむいてから加熱しているので、鮮やかな黄色に仕上がるのだそう。さらに皮のえぐみもなくなり、あっさりとした味わいに。土台はダックワース。頂上にトッピングした新栗が高級感を物語っています。中には無糖で泡立てた生クリームと栗がまるごとひと粒入っています。

ショーケースに並ぶ〈PATELIN〉のケーキ類
こだわりのショコラや旬の果物を盛り込んだケーキ、ギフトにぴったりな焼菓子が充実しています。
オーニングや軒先テントのブルーが鮮やかな〈PATELIN〉の外観
季節感を意識し、趣向を凝らしたお菓子が自慢の洋菓子店。

Information

【PATELIN】
address:新潟県新発田市中曽根町1-3-26
tel:0254-22-3048
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜
web:PATELIN
Instagram:@patelin.525
Facebook:@patelin.cake

【 新潟県長岡市 】低温熟成された栗本来の香りと
甘さを楽しめるモンブラン〈Patisserie Annivel〉

〈Patisserie Annivel〉は、長岡市のショッピングモール〈ルージェスカワサキ〉内にある洋菓子店です。お店の中にある大きな4段のショーケースがお客さんをお出迎え。平日の夕方に来店したとしても豊富にケーキが並んでいるのは、「人それぞれ大切な日は違うので、いつ来ても商品があるお店にしたい」というシェフの思いから。抜群の口どけが自慢の生クリームを使った商品が特にオススメです!

〈Patisserie Annivel〉のモンブラン
「創業時から磨きをかけてつくり続けている大切なお菓子です」とシェフ。

お店の人気ナンバーワンである〈和栗モンブラン〉(777円)。「ちゃんと栗の味がするモンブランをつくりたい」と、低温熟成により糖度を引き出した愛媛県産の和栗を使用。モンブランクリームは極力余計な材料は加えず、搾り出せるギリギリのかたさで仕上げているので、栗本来の香りと甘さが堪能できます。
※栗の産地や品種は季節により変わります。

〈Patisserie Annivel〉の店内
4段のショーケースにはいっぱいのケーキが!
白壁にオレンジの看板と緑のペイントが映える〈Patisserie Annivel〉外観
オレンジ色の大きな看板が目印です。

Information

【Patisserie Annivel】
address:新潟県長岡市川崎町865-2 ルージェスカワサキ内 C棟7
tel:0258-86-1525
営業時間:11:00~18:30
定休日:火・水曜
web:Patisserie Annivel
Instagram:@patisserieannivel

【 新潟県新潟市東区 】毎年好評のモンブランが登場。
秋を感じよう!〈カフェ たると〉

小さな看板が掲げられた〈カフェ たると〉外観
住宅街にある知る人ぞ知るスイーツのお店です。

〈カフェ たると〉は住宅街の一軒家でひっそりと営業するカフェ。新潟空港近くということもあり、地元民のみならず、観光客もふらっと訪れるそう。こちらの自慢は旬の素材を使い、注文を受けてからひとつひとつ手づくりするケーキです。「ホテルデザートとテイクアウトの中間を目指しました。つくりたてのケーキは香りも味わいもフレッシュです」と熟練パティシエ・古山さん。

〈カフェ たると〉のモンブラン
秋になると登場する人気スイーツです。

常時4〜5種類のケーキを提供しており、〈モンブラン〉(650円、ドリンクセットは950円)は秋の人気メニュー。栗味のバターケーキに生クリームを重ね、和栗のペーストを絞っています。大きくずっしりしていそうに思えますが、口当たりが軽く、ペロリと食べられます。

ソファ席やテーブル席が並ぶ〈カフェ たると〉店内
アットホームな空間でできたてのスイーツを堪能しましょう。

Information

【カフェ たると】
address:新潟県新潟市東区太平2-16-20
tel:080-6767-6055
営業時間:10:00〜18:00
定休日:水・木曜
Instagram:@tarte_niigata_h

秋の味覚が詰まったスイーツで、季節の移ろいを感じながら新潟の旬を楽しんでみてはいかがでしょうか。モンブランやアップルパイが、心もお腹も満たしてくれること間違いなし!

*価格はすべて税込です。