新潟のつかいかた

新潟の生活を潤す雪

雪の魅力を再発見!
スノーシューの探検で
里山に広がる銀世界へ | Page 3 Posted | 2021/03/03

新潟の生活を潤す雪

スノーシューで森の散策を満喫した後は、メープルシロップを使ったスイーツタイム。周囲を山々に囲まれた絶好のロケーションで、十日町産米粉のふんわりパンケーキを味わうデイキャンプを楽しみます。

薪割り
日常生活ではなかなか体験できない薪割りにも挑戦!
特製パンケーキミックスと卵、シロップ
やぶこざきキャンプ場特製の米粉パンケーキミックス。おみやげに購入する人も多いそう。

やぶこざきキャンプ場特製の米粉パンケーキミックスは、無農薬・無化学肥料のお米の粉が主原料。これに牛乳と卵、油を加え、混ぜて焼くだけなのでとても簡単です。

炭でパンケーキを焼く
薪で焼いたパンケーキ。おいしそうなキツネ色に焼き上がりました。
メープルシロップをかける
さっきまで自分たちが歩いていた森で採取したメープルシロップをいただくなんて、初めての体験!

透明な樹液を煮詰めてメープルシロップをつくるには1時間ほどかかるため、パンケーキにはあらかじめ煮詰めておいた完成品を使います。手づくりの新鮮なメープルシロップは、さっぱりとしたやさしい甘みを感じられます。米粉のパンケーキはふんわりとした食感で、ほっぺたが落ちるおいしさ。里山の恵みをまるごといただく極上のスイーツタイムとなりました。

パンケーキを実食
雪上でスイーツを囲む贅沢なひとときにテンションが上がります。

雪深い山をスノーシューで歩き、森で採取したメープルシロップを地元産米粉のパンケーキにかけていただくという、新潟の自然を満喫する贅沢すぎるツアーは、全国的にもとても珍しいもの。この非日常的な体験を求め、県外はもちろん、国外から訪れる人もいるのだとか。

ブルーに見える雪の影
雪の影がブルーに見えるのが、十日町の雪の特徴。

「十日町の雪は青みがかって美しいんですよ」と、この地域の雪の特徴を教えてくれた小山さん。雪は空の青い光を反射していますが、空気がきれいで不純物が少ない十日町の雪は、このきれいなブルーの色を発現しやすいのです。

越後三山
晴れた日には新潟の越後三山(八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳)を見渡せます。(写真提供:HOME away from HOME Niigata)

十日町市がある魚沼地方には〈魚沼産コシヒカリ〉がありますが、おいしさの秘密は豊富な雪どけ水、そして田んぼが雪の下で半年間休むことなのだとか。

また、雪どけ水は地下水となり、家庭や工場でも使われています。このミネラル豊富な軟水を仕込み水として、日本酒造りをする蔵が多いのも十日町市の特徴。通常は秋に収穫するにんじんを、ひと冬雪の下に寝かせて甘みをアップさせた「雪の下にんじん」や、雪の冷気を活用した「雪室(ゆきむろ)」など、新潟の人々は雪と共存する暮らしの知恵を編み出してきました。

「十日町に住む人々にとって、雪は生活の中心です」と小山さんも言います。雪は、ときに生活の邪魔になることもありますが、同時に生活を潤す“財産”なのです。

そんな新潟の雪を、豊かな自然とともに体感できるスノーシュー。一面の銀世界に包まれながら、雪を踏みしめる感動をぜひ味わってみてはいかがでしょうか?

※文中の「ガイド」については、日本山岳協会の認定ガイド資格を指すものではありません。

Information

【HOME away from HOME Niigata】
address:新潟県十日町市馬場丁1253-2
tel:025-755-5080
備考:スノーシュー&メープルシロップ狩り体験は1月中旬~2月末まで。
予約はホームページからのみ受け付け。
天候によって変更の場合もあるため、詳細はホームページで要確認。
web:HOME away from HOME Niigata

credit text:渡辺まりこ photo:中田洋介