もっと自然を〜関川村でマクロビオティック&猫ちぐら〜
〈農家民宿おくやま〉で自然のエネルギーをいただく
胎内高原の自然を満喫したら、少しだけ足を延ばしてお隣の関川村へ向かってみましょう。そこにも自然の魅力がたくさんあります。
マクロビオティックに基づいた食事をいただける〈農家民宿 おくやま〉では、宿泊や同宿ワークショップを通して、周辺で自生している野草を調理した食事や発酵食がいただけます。
酵素玄米に、とうもろこしともち粟のスープ、野草のシロザやイノコヅチを使った和え物など、どれも体にやさしいものばかり。
自然のエネルギーをいただくマクロビオティックに基づいてつくられたおかずは、意外にもご飯に合い、箸が止まりません。それはアク抜きなどの下処理をしっかりとしているため野草のクセがなく、親しみやすい味付けでおいしくいただけるから。
また、同民宿ではマクロビオティック料理教室や農作業体験など、自然を全身で感じることができるプログラムも用意。都会ではなかなか体験できない貴重な機会をお見逃しなく。
「私が注目したのは酵素玄米! ボソボソするイメージがあって正直、苦手でした。でもここのご飯はモッチモチ。噛めば噛むほど味が出てきて、おかずなしでも食べられるほど! 炊き方を教えてもらったので、自宅でも実践してみます」
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村おこしの民芸品〈猫ちぐら〉
関川村に訪れたのなら、ぜひ見ておきたいのが、一躍ブームとなり購入者が後を絶たない猫の寝床、猫ちぐらの制作風景。実は関川村は猫ちぐら発祥の地なんです。『新潟のつかいかた』のイメージキャラクターでもある「ねこち」は、実はここからきているんです。
ねこちとアリスさんのコラボはこちらをチェック
もともと子守の手間を省くことと安全性を考えてつくられた幼児を寝かせておくゆりかごのようなものだったのですが、昭和58年頃から関川村の民芸品として展開するようになりました。今や納品まで半年待ちという盛況ぶりなのだとか。
関川村猫ちぐらの会の会員35人が毎日10時〜16時の間に手編みで作業するので、1か月で100個程度しか生産できないそう。編み方は門外不出ですが、制作風景をこんなに間近で見ることもできます。
飾り用のミニサイズもあるので、猫を飼っていない方も小物入れにいかが?
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道の駅でお気に入りを見つける
胎内市の道の駅には、とびきりおいしい特産品がたくさん揃っています。
写真左下から時計回りに、胎内のゆるキャラ「やらにゃん」が刻印された〈胎内パンまんじゅう〉、濃厚でまろやかな口当たりの〈胎内ジャージー飲むヨーグルト〉、創業200年以上の歴史を持つ酒まんじゅう〈乙まんじゅう〉、粘度の低いサラサラのはちみつ〈浮須養蜂場のこだわりアカシア蜂蜜〉、ふわっふわの〈米粉のシフォン〉。
ほかにも撮影時の7月には、地元で採れたブルーベリーや手づくりの梅ジュースなどがありました。四季折々のお土産や特産品が並ぶので、胎内高原に訪れた時期によっていろいろと楽しめそうです。
アリスさんが選んだのは、〈浮須養蜂場のこだわりアカシア蜂蜜〉。胎内市の特産品のひとつで、純度が高く、もちろん国産100%。甘すぎずクセがないため、何にかけても合います。
アリスさんは米粉シフォンケーキにかけて食べたり、時には大胆にそのまま舐めたりして、道中でもいろんな味わい方を楽しんでいました。はちみつ好きのアリスさんの心をつかんで離さなかったこのはちみつ、ぜひご賞味あれ。
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胎内高原の自然の恵みをさまざまなかたちで食し、感じた今回の女子旅。都会の喧騒に揉まれてお疲れ気味の人こそ、心の澱が流れ、浄化していく感覚を味わえるはずです。自然のパワーをチャージしたら、きっとまた明日から頑張れそう。癒しと元気をもらえる胎内高原、ぜひ足を延ばしてみて。
credit model:斉藤アリス photo:ただ(ゆかい)
text:藤田佳奈美