参加の皆さんもInstagramなどでさまざまな投稿をしていますので、それぞれの目線のグランピング体験もお楽しみください!
越後湯沢駅からシャトルバスで20分。本当に何も持たなくてもキャンプはできる?
キャンプといえば道具を揃える過程や道中の買い出しも魅力であり、現地では多少の不便さを楽しむものという側面もあるのですが、近年は「グランピング」という選択肢ができたことで、豪勢に楽しむキャンプステイも人気が定着してきました。
新潟でも、歴史ある豪農の邸宅の日本庭園を臨む〈新潟阿賀野リゾート〉、カナダ産ログハウスで寝食快適な、上越の〈キューピットバレイ〉、大源太山のふもとにある林間キャンプ場〈大源太キャニオンキャンプ場〉など、趣向を凝らしたキャンプ場が揃っています。
なかでも、南魚沼市の〈舞子リゾート〉のグランピングは、アウトドアとホテルステイの“いいとこどり”ができると、高い評価を得ています。越後湯沢駅からシャトルバスで20分と利便性が高いうえに、ホテルの温泉や朝食が利用でき、道具はなくてもキャンプができるという気軽さが受け、2017年のグランピングサービスのスタート当初から話題になりました。
2020年からはより快適に過ごせるドーム型のテントを設置し、アウトドア初心者から上級者までさまざまなニーズに応えて規模を拡大しています。
一行はチェックインを済ませると、さっそく各自のテントサイトへ。この日は雨が降ったり止んだりのあいにくの天気でしたが、テントの設営はもちろん、悪天候の日の撤収の厄介さをご存知の方ほど、その必要がないというだけで、グランピングのメリットを享受できたのではないでしょうか……!
テントサイトを散策してみると、ダイニング機能は大型のタープに集約され、ドームテント内はベッドにソファ、なんとエアコンも完備です。ホテルステイのような快適さもありつつ、時おり雨足が強くなると雨音が心地よく響き、アウトドアの醍醐味である自然との共生も感じられます。
燕三条のアウトドア“5大ブランド”が勢揃い!
今回は、新潟県内で展開するアウトドアライフストア〈WEST〉三条店チーフバイヤーの加藤俊さんをゲストに招き、ものづくりのまち燕三条のアウトドアブランドとおすすめ製品について、プレゼンテーションをしていただきました。
実は、このグランピングがきっかけで、初めて新潟に来た参加者もいました。新潟県は100か所以上のキャンプ場を有し、さらに、ものづくりで全国的に名を馳せている燕三条ではウトドアメーカーが多数拠点を構えていることから、“アウトドアの聖地・新潟”と呼ばれていることを初めて知った方も多いようです。
「燕市・三条市を合わせた燕三条というエリアは人口約17万人ですが、アウトドアブランドは約40社あります。そのなかでも〈スノーピーク〉〈ユニフレーム〉〈キャプテンスタッグ〉〈モチヅキ〉〈ベルモント〉は5大ブランドと呼ばれています。今日はそれぞれの企業の特徴が表れている商品を持ってきました」と加藤さん。
日本屈指のアウトドアメーカー〈スノーピーク〉からは、焚き火台を。「一般的なキャンプアイテムのひとつである“焚き火台”という商品を生んだのが〈スノーピーク〉です。約30年前に発売されてからほとんど設計が変わっていません。折りたためて省スペース、それでいて頑丈なステンレス製。今日持ってきたものも私物の20年ものです。まさしく“一生モノ”の製品ですね」
初心者でも揃えやすい価格帯と品質の良さが光る〈キャプテンスタッグ〉からは、アウトドアで手軽にお湯が沸かせるシングルバナーを紹介。「〈キャプテンスタッグ〉は日本で初めてOD缶(アウトドアに適したガスボンベ)用のシングルバナーをつくった会社です」と加藤さん。燕三条には、こうしたアウトドアのスタンダードを生んだ企業が多いのだとあらためて知ることとなりました。
流行をとらえたカップルコーデがSNSで人気のmayuさんとグッチさんは、加藤さんのプレゼンテーションに興味津々。グッチさんは、軽くて丈夫で収納にすぐれたチタン製の〈ベルモント〉の焚き火台〈Tabi〉の話を、前のめりになって聞き入っていました。「こんなに高性能なのに1万円台っていいですね。(同棲中のmayuさんへ)ねぇ、買ってもいいかな?(笑)」
学生時代から7年来の友人の真帆さんと悠菜さんは、次回のキャンプに思いを馳せていました。「友人たちとキャンプをよくするので、そろそろ道具を揃えたいなと思っていたところでした。〈ユニフレーム〉の大型(12インチ)ダッチオーブンが気になっています。メーカーのことも知っているようで知らなかったので勉強になりました。次は道具を揃えて夏の新潟でキャンプしたいですね」と悠菜さんは話してくれました。