新潟のつかいかた

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スキー場から車で5分以内!
冷えた体もじっくり癒す
温泉宿3選 Posted | 2019/12/27

新潟の「雪」の楽しみ方は、眺めるだけではありません。ウィンタースポーツのシーズン到来です。スキーやスノーボードでたっぷり遊んだあと、ゆっくり体を癒せる温泉宿はいかがですか。質の高いサービスを認定している「サクラクオリティ」がついた温泉宿の中から、「新潟のつかいかた」がテーマに沿ったおすすめ宿をご紹介します。

今回のテーマは「スキーも楽しめる温泉宿」。

スキー場の近くにあり、じっくり体を癒せる温泉宿のご紹介です。温泉のスペシャリストとして、エッセイストで跡見学園女子大学兼任講師(観光温泉学)である山崎まゆみさんのコメントもチェックして、冬のとっておきを楽しみましょう。

【 湯沢・魚沼エリア 】

里山の文化と露天風呂を堪能する〈ひなの宿 ちとせ〉

ひなの宿ちとせの露天風呂
夜にライトアップされた露天風呂
ひなの宿ちとせのライトアップされた外観

日本の原風景ともいえる棚田やブナ林に囲まれた〈ひなの宿 ちとせ〉は、棚田の米と地元食材を使用した郷土料理が味わえ、里山の文化を堪能できます。

温泉は源泉掛け流しで、月を見上げられる露天風呂もあり。源泉は日本の三大薬湯である〈松之山温泉〉です。温泉と認定される基準値の15倍の温泉成分が含まれており、切り傷、やけど、皮膚疾患、神経痛、腰痛、冷え性などに効果があるといわれています。

松之山温泉スキー場へは、車で5分。雪の里山とスノーレジャーを満喫できる宿です。

〈ひなの宿 ちとせ〉の詳細

にいがた観光ナビ:ひなの宿 ちとせ|https://niigata-kankou.or.jp/reserve/30941

【 湯沢・魚沼エリア 】

東京駅から80分、スキー場へは徒歩11分のおこもり宿
〈HATAGO井仙〉

HATAGO井仙の客室にある温泉風呂
ライトアップされた入り口
夕食のコース料理

東京から80分、越後湯沢駅から徒歩1分の〈HATAGO井仙〉は、絶品料理を提供する館内レストランと温かな火を囲む囲炉裏の揃った、おこもりにぴったりの宿。魚沼の食材をふんだんに使用したキュイジーヌ(フランス語で「料理」)と魚沼の地酒と地ワインで至福のひとときが過ごせます。

雪国の食文化へのこだわりは、「新潟のつかいかた」でも紹介しています。

HATAGO井仙のコース料理の前菜

露天風呂付きの客室もあり、プライベート空間での静かな入浴は日々の喧騒を忘れさせてくれます。源泉は〈越後湯沢温泉〉。泉質は単純硫黄泉です。リウマチ、五十肩、神経痛などに効能があるとされ、美肌の湯とも言われています。
一番近い湯沢高原スキー場へは、歩いて11分。スキー、スノーボードのレンタルサービスも行っています。

〈HATAGO井仙〉の詳細

にいがた観光ナビ:HATAGO井仙|https://niigata-kankou.or.jp/reserve/30947

【 湯沢・魚沼エリア 】

文豪が名作を書き上げた名宿〈雪国の宿 高半〉

雪国の宿 高半の露天風呂
本棚が並ぶラウンジスペース
客室からの雪景色

一面の雪景色と“卵の湯”が楽しめる〈雪国の宿 高半〉は、ノーベル賞作家川端康成が〈雪国〉を書き上げた宿としても有名です。宿からは白銀の山々が眺められ、文豪気分に浸れます。

“卵の湯”の名は、少しの硫黄臭とお湯の中にとき卵を入れたような「湯花」が咲くことに由来しています。「菊の香りや湧き出る水も不老不死」と詠われ、ぬるま湯に設定された湯船でじっくり浸かるのが効果的です。源泉は〈HATAGO井仙〉と同じく〈越後湯沢温泉〉で、泉質は単純硫黄泉。リウマチ、五十肩、神経痛などに効能があるとされています。

GALAスキー場と湯沢高原スキー場へは、いずれも車で5分。スキー場への無料送迎も行っており、宿泊者はチェックアウト後も温泉を利用できます。

〈雪国の宿 高半〉の詳細

にいがた観光ナビ:雪国の宿 高半|https://niigata-kankou.or.jp/reserve/30944

【温泉エッセイスト・
山崎まゆみさんからひと言】
スキージャンプ金メダリストが語る温泉の秘密

毎年2月になるとSNS上で話題になるのが「温泉」と「筋肉痛」。スキーやスノボの帰りにこのふたつの言葉で検索されるからだろう。
オリンピック金メダリストであり、スキージャンプ選手の舟木和喜さんから、かつて聞いたことがある。「日本選手が強いのは、温泉があるからですよ。温泉に入ると筋肉がやわらかくなるから、良質な筋肉がつくれるんですよ」という主旨の言葉だった。
アルペンスキーワールドカップ2020にいがた湯沢苗場大会の後には、温泉にもお立ち寄りくださいね。

山崎まゆみさん

Profile 山崎まゆみ(やまざき・まゆみ)

新潟県長岡市出身。エッセイスト・跡見学園女子大学兼任講師(観光温泉学)VISIT JAPAN大使、にいがた観光特使。世界32か国1000か所

以上の温泉を巡り、「温泉での幸せな一期一会」をテーマに各メディアでリポートしている。

『おひとり温泉の愉しみ』(光文社新書)『さあ、バリアフリー温泉旅行に出かけよう!』(河出書房新社)等著書多数。最新刊は『行ってみようよ!親孝行温泉』(昭文社)。内閣官房東京オリンピック競技会・東京パラリンピック競技会推進本部事務局「ユニバーサルデザイン2020関係府省等連絡会議 街づくり分科会」「ユニバーサルデザイン2020評価会議」に参画し、日本の「バリアフリー温泉」の推進に力を注いでいる。温泉情報はTwitter、FB、インスタグラムで更新中。

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