新潟のつかいかた

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気軽に寄れるディープな
新潟セレクトショップ
〈NIIGATA1〇〇〉
おすすめ4商品 Posted | 2020/11/13

心から「売りたい!」と思った品だけをセレクトしたショップ

NIIGATA1〇〇の看板
〈NIIGATA1〇〇(ニイガタイチマルマル)〉は、明治時代に建造された赤レンガの壁を生かした全長300メートルの空間〈日比谷OKUROJI(ヒビヤオクロジ)〉の一角にあります。

個性的な飲食店や物販店が並ぶ「通な大人の通り道」として、2020年9月、銀座コリドー通り横の高架下にオープンした〈日比谷OKUROJI(ヒビヤオクロジ)〉。

新潟セレクトショップ〈NIIGATA1〇〇(ニイガタイチマルマル)〉があるのは、そのちょうど中ほど。100年前に誕生した高架下で、次の100年へ文化を受け継いでいく——そんな想いを込め、日比谷OKUROJIのオープンと共に、この場所に誕生しました。

開放的な入口

店内に並ぶのは、日本酒をはじめとしたさまざまなお酒や、美味・珍味。

そして、それに負けないくらい品数豊富な工芸品や生活道具がズラリ。

ギャラリーのような店内

ギャラリーのような余白のある陳列には、「商品の魅力が余すことなく伝わるように」との想いが込められているそうです。

商品の陳列棚
まとめ出しはせず、常時、商品が一番魅力的に見える数のみを陳列されているそう。

というのも、NIIGATA1〇〇が目指すのは、アンテナショップではなくセレクトショップ。

取り扱っている商品ひとつひとつが、「ぜひうちの店で取り扱いたいんです!」と各メーカーに直談判して集められた、自信のあるものばかりなのだとか。

そうやって集められた品揃えだからこそ、NIIGATA1〇〇では、ほかではなかなか手に入らない商品にも出合えるんです。

NIIGATA1〇〇店内

たとえば、東京ではここでしか手に入らない日本酒〈佐渡千年の杉〉をはじめ、新潟名物柿の種とおかずラー油が出合って生まれた〈柿の種のオイル漬け〉、世界的にも有名な金属加工のまち・燕三条のキッチンツールやコーヒー用品などなど。

笹団子などの定番から厳選された商品まで、新潟の「いいもの」が揃っています。

道具ブランド〈百年物語〉のコーナー
「百年後にも大切にしていきたい生活文化を、楽しみ、継承し、創造していく道具」がテーマの、新潟の職人が手がける道具ブランド〈百年物語〉のコーナー。
新潟ならではの酒類
米どころ・新潟ならではの日本酒をはじめ、ワインや焼酎、果実酒、ウイスキーの取り揃えも豊富。
柿の種のオイル漬け
柿の種のオイル漬けは、ご飯やパン、豆腐などに乗せて。ラー油のピリリとした辛さと、柿の種のサクサクした食感がクセになります。
燕三条でつくられたケトル
燕三条の金物というと包丁・カトラリーが有名ですが、キッチンツールやコーヒー用品も人気だそう。丈夫で機能的なのにデザイン性も高いので、自分用に買われていく方が多いのだとか。

角打ちで上・中・下越のお酒を飲み比べ!

そして、忘れてはいけないのが、整然とした店内の中でひときわ目を引くこちら。

体験型セレクトショップの醍醐味、新潟の銘酒を試し飲みできる「角打ちスペース」です。

角打ちスペース
角打ちスペースの営業時間は12:30〜20:30(L.O.20:00)。仕事帰りに立ち寄る方から、女子2人客、年配の方まで、いろいろなお客さんがやってきます。

ここでは、日本酒やビール、肴などを、こだわりの調度品で味わうことができます。特におすすめなのが、唎酒師のスタッフが月ごとに厳選する、日本酒の試し飲みセット。

取材した10月のおすすめは、上・中・下越にある酒蔵の日本酒3種が楽しめる、〈新潟セット〉。下越からは〈きりんざん 純米大吟醸 ブルーボトル〉、中越からは〈鶴齢(かくれい) 純米大吟醸〉、上越からは〈雪中梅 純米吟醸 美守(ひだもり)〉が提供されていました。

日本酒の試し飲みセット
〈きりんざん〉はすっきりと透明感のある飲み口、〈鶴齢〉は旨みが強く、〈美守〉は優しい甘みを感じました。飲み比べてみると、それぞれの違いがわかっておもしろい!

ちなみに、提供に使われているお盆(和膳)は、お店のメインブランド〈百年物語〉でも多く取り扱っている、木・紙・竹のものづくり集団〈大湊文吉商店〉が手がけたもの。実は、天井の組子細工も、同じ〈大湊文吉商店〉がデザインと制作をされているそう。細部に至るまで新潟の「いいもの」を楽しめる、贅沢なスペースとなっています。

ショップイチオシの新潟マストバイ4選をご紹介!

一歩足を踏み込めば、新潟のポテンシャルの高さを感じずにはいられない空間、NIIGATA1〇〇。

そんなディープな品揃えのなかから、今回、ショップイチオシの“新潟マストバイ商品”4選を教えてもらいました。

都内ではここでしか手に入らない〈純米吟醸 佐渡千年の杉〉

純米吟醸 佐渡千年の杉
500ミリリットルボトルのブルーは、佐渡の海をイメージした色。200ミリリットルボトルも洗練されたデザインで、飲み終わったあとにも、一輪挿しなどインテリアとして活躍してくれそうです。

佐渡で育まれた酒米〈五百万石〉を使用した、〈純米吟醸 佐渡千年の杉〉。新潟のスッキリした淡麗辛口を象徴する純米吟醸酒です。香り高くフルーティーな味わいで、日本酒ビギナーの方にもおススメ。

東京ではNIIGATA1〇〇でしか手に入らない一品だそう。角打ちスペースのメニューでも提供されているので、来店の際にはぜひ味わってみてくださいね。

長岡の旬の野菜を手軽に楽しめる〈JOHNNY ディップソース〉

JOHNNY ディップソース
左から、〈完熟トマトマヨ〉〈かぐら南蛮みそマヨ〉〈えだまめマヨ〉〈辛子なすタルタル〉の4種類。

〈JOHNNY ディップソース〉は、長岡の旬の食材を詰め込んだ手づくりの万能ディップソース。長岡に店舗兼キッチンを構える食のライフスタイルショップ〈SUZU365(スズサンロクゴ)〉が丹精込めてひとつひとつ手づくりしています。

ラインナップは、完熟トマトをジャムにしてつくった甘口の〈完熟トマトマヨ〉、長岡地方で昔からつくられていた神楽南蛮味噌やからしなすを使用した〈かぐら南蛮みそマヨ〉に〈辛子なすタルタル〉、枝豆にゴマとにんにくの風味を加えた〈えだまめマヨ〉の4種。

スティック野菜やゆで野菜はもちろん、パンや揚げ物との相性も抜群! いつもの料理にひとさじかけるだけで、新潟野菜の滋味豊かな味わいが、おいしさに華を添えてくれますよ。

インテリアにもなじむ、楽ちん丈夫な燕三条製おろし器

燕三条製おろし器
おろし器(黒/ブラスト)。ほかにもトングやピーラーなど、洗練されたデザインのキッチンツールが取り揃えられています。

刃物・金物やステンレス製品で世界的に有名な燕三条製のキッチンツールは、なんといっても丈夫さが魅力。また、使いやすさも考え抜かれており、長く使い続けられる一品を見つけるのにも最適です。

こちらのおろし器は、丈夫さだけでなく、おろしやすさにも評判のある一品。V字に並んだ異なる角度の刃と、中央がくぼんだ形状が食材をしっかりキャッチ。先端の曲がった部分をボール(20センチ程度)にかけて固定できるので、力をかけずにラクにおろせます。

フッ素樹脂を施したマットな加工がデザインをクールに仕上げてくれているので、男性へのプレゼントにもおすすめです。

目も舌も喜ぶ盛り付け用プレート〈艶麗-enrei dinner plate〉

盛り付け用プレート〈艶麗-enrei dinner plate〉
同シリーズには、横長のものや、二重構造になっていないもの、ソースや副菜を入れるくぼみのついたものなど、さまざまなバリエーションが用意されています。

レストランなどで、高級食材を提供するときに使われる「プレート」。最近では天然岩石から作られたスレートプレートをいろいろなお店でよく見かけますが、NIIGATA1〇〇がイチオシする〈艶麗-enrei dinner plate〉は、なんとステンレス素材!

といってもただのステンレスではなく、独自の研磨加工を施すことで、金属でありながら温かみとやわらかさを感じる模様が浮かび上がり、高級感のある一品となっています。

二重構造のプレートなら底にお湯や氷を入れられるスペースがあり、盛り付け前に器を温めたり冷やしたりできるので、温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たく、よりおいしくいただくことができますよ。

未知の新潟に出会える、体験型セレクトショップ

NIIGATA1〇〇で、新潟の逸品を見つけるもよし、角打ちでお酒を楽しむもよし。お店のある日比谷OKUROJIの周辺は開発が進み、ショッピングやグルメのスポットも充実してきました。観劇したり、コリドー通りでおいしいごはんを食べたり、東京ミッドタウン日比谷でショッピングを楽しんだりしたあと、ふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
きっと、まだ知らない新潟の魅力に気づかせてもらえるはずですよ。

Information

【NIIGATA1〇〇】
address:東京都千代田区内幸町一丁目7番1号(日比谷OKUROJI内)
tel:03-6910-2058
access:
【JR】
山手線、京浜東北線「有楽町駅」徒歩6分
山手線、京浜東北線、東海道線、横須賀線
ゆりかもめ「新橋駅」徒歩6分
【東京メトロ】
日比谷線、千代田線「日比谷駅」徒歩6分
東京丸の内線、日比谷線、銀座線「銀座駅」徒歩6分
【都営地下鉄】
三田線「日比谷駅」徒歩6分
営業時間:11:00~21:00
定休日:お盆、年末年始

credit text:坂口ナオ