新潟のつかいかた

おかずに引けをとらない、ふっくらおいしい炊きたてごちそうご飯

自家栽培のお米と野菜がおいしい
〈ふるさとがしのばれる宿
角屋旅館〉の朝ごはん | Page 2 Posted | 2018/11/09

おかずに引けをとらない、ふっくらおいしい炊きたてごちそうご飯

旅館の自家菜園で収穫された野菜
採れたばかりの野菜たち。毎朝、調理長さん自らが旅館の自家菜園へと出向き、野菜を収穫している。足りない野菜があるときは、周辺農家さんが開く野菜市場へ。完璧なまでに地産地消。

旬の採れたて野菜をたっぷりと味わえるサラダとおひたしに、温かい野菜のスープ。さらに塩分控えめの漬物に、あまりのおいしさに旅館の名物となった豆味噌と山菜味噌。そして食後のデザートとしても楽しめる、地元のヤスダヨーグルトのバナナ添え。もちろん直前精米されたうえ、湧き水でふっくらと炊かれたコシヒカリのご飯が主役です。

おひつを開けます
お米をとぐのにも炊くのにも、湧き水が使われたご飯。都会では、考えられないぜいたく。

食卓いっぱいに並んだお料理の多さに驚いていると「でもボリュームはそんなにないと思いますよ」と、にっこり笑う安永さん。ちなみにこれらは決して特別な献立ではなく、宿泊したお客さん全員に出される〈角屋旅館〉の標準的な朝食なのです。

〈角屋旅館〉のツヤツヤとしたご飯
まぶしいくらいに、ツヤツヤとしたご飯。お代わり自由なのも、うれしい。

まずは出汁のきいたお味噌汁をいただき、ご飯をひと口食べると……これまたビックリさせられたのが、口いっぱいに広がる甘み。お米本来のやさしい甘みです。

まるで上質な和三盆のような、口の中に残らない上品な甘みのご飯は、おかずなしでも軽く一膳は食べてしまいそうになるおいしさ。取材時にいただいたのは、9月下旬に収穫された新米だったのですが、新米はそれ自体がごちそうになりうることを実感させられました。

右は旅館オリジナルの〈山菜味噌〉。左は郷土食の〈豆味噌〉
右は山セリやフキノトウなどの山菜を、三色合わせ味噌と調味料で練った旅館オリジナルの〈山菜味噌〉。左は自家製二年味噌に、カリカリに揚げた大豆、酒、しょうゆを合わせて練った郷土食の〈豆味噌〉。どちらもあとを引くおいしさ!

そして化学調味料を使わずにつくられたおかずは、それぞれ控えめの味付け。でも素材の風味がしっかりと感じられるおいしさで、ついついご飯が進みます。気がつけば、きれいに完食して「こんなに朝食をしっかりと食べられたのは、初めてかも!」と感動する人も多いそうです。

普通に炊かれたご飯と、3種類の特別なご飯

次のページ:“食べる幸せ”と“食べられる幸せ”いっぱいの一膳


次のページへ →