健康効果が高いことで注目されている発酵食品。醤油や味噌、日本酒は私たちの生活に欠かせない発酵食品の代表格です。日本屈指の米どころである新潟県は、最高のお米からつくられる良質な麹と、冬の寒冷な気候風土から数々の発酵食品が誕生し、“発酵文化”が発展してきました。そのため、米ぬかや麹、酒粕を使った料理が古くから根づいているのです。

今回は新潟が全国に誇る発酵食品をはじめ、毎日でも食べたい発酵ランチ、意外な組み合わせに驚くスイーツなど、個性豊かで滋味深い発酵グルメをピックアップ。おいしくて、体の中から元気になれるものばかりです。

新潟県が誇る発酵食の名品が楽しめるお店

全国の有名百貨店でもお馴染みの〈加島屋〉。素材の風味を生かした伝統的な味わいは、食卓を飾るにふさわしいと大評判です。

本店では鮭や筋子、定番人気の「さけ茶漬」をはじめ、漬け魚、いくらやたらこの醤油漬け、昆布巻きといった豊富な商品をラインアップ。なかでも、脂がのったキングサーモンを味噌や麹で漬け込んだ漬け魚は、発酵グルメとしても一度は食べてほしい一品です。

本店２階にある〈茶屋 長作〉では、同店商品を使った食事を堪能できます。こちらでキングサーモンの漬け魚をいただくなら「長作膳 鮭」を。魚の味つけは味噌漬、粕漬、塩漬よりチョイスできます。

新潟県の酪農発祥地、阿賀野市にある〈ヤスダヨーグルト〉は、新鮮な生乳を使ったヨーグルトを1987年から製造・販売し続けています。新潟県の特産〈20世紀梨〉をヒントにした甘みと、ヨーグルト特有の酸味がマッチしたまろやかなコクは、フレッシュな味わいを演出しています。現在、ドリンクタイプ、固形タイプ、チーズといったさまざまなスタイルで乳酸菌の魅力を発信しています。

直営店〈Y&Y GARDEN〉には、そのヤスダヨーグルトを使用したさまざまな商品がズラリ。おすすめは、生地にヨーグルトを練り込んだオリジナルワッフル。サクふわ食感で、大人も子どもも大満足の味わいです。

〈かんずり〉は、妙高市で育てた唐辛子を麹、ユズ、塩と合わせ、３年間発酵熟成させてつくる妙高市伝統の香辛料。上杉謙信が糧食にしたという言い伝えがあるほど、歴史が古いものです。３年もの間、発酵熟成させた味わいは、辛味や渋味、酸味、旨みが複雑に絡み合い、ひとさじ加えるだけで、いつもの料理に深みを与えてくれます。

かんずりをアレンジしたユニークなメニューをいただけるのが、妙高市民から評判の洋食店〈スノーマン〉。かんずりの辛みと酸味が生きた「かんずり入りペペロンチーノ」は寒い日にぴったりの冬の定番メニュー。ニンニクがしっかり効いているので、スタミナも満点です。

 

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発酵ランチが食べられるお店 】

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