過ごしやすい気候になり、季節はすっかり秋になりました。日本一の米どころ・新潟の秋といえば、やっぱり新米! 県内では9月頃から続々と新米が収穫され、コシヒカリ、新之助、こしいぶき……と多彩な銘柄を楽しめるようになっています。
そこで、今回は新潟県内でおいしいおにぎりが味わえるお店9軒をピックアップ。どのお店も地元産のお米を使うなど仕入れにこだわっていて、そのおいしさは折り紙付き。お米、海苔、具材……シンプルだからこそこだわりを尽くした、それぞれの個性が光るおにぎりは必食です。
「新潟=米」のイメージはいわずもがなではありますが、新潟米は新潟県が選定する「新潟県推進ブランド品目」のひとつにもなっているんです。そんな新潟が全国に誇る新潟米を、おいしく、おにぎりで楽しんでみてはいかがでしょうか?
おにぎりが主役の定食でおなかいっぱいに!
【 おにぎり屋1 】握り方と具材にこだわる至高のおにぎり
〈おにぎり処 八番〉

新潟土産の定番である「さけ茶漬」「たらこ茶漬」で知られる老舗〈新潟加島屋〉が手がける、自慢の具材を贅沢に使ったおにぎり専門店〈おにぎり処 八番〉。
メニューは、人気商品のおいしさを堪能できる「加島屋の味」と、ひとつのおにぎりに2つの具材が入るお得な「2種の具材」、さらに店内で仕込むにいがた和牛のしぐれ煮や肉そぼろといった本格料理を具材にした「専門店の味」の3部構成になっています。
東京で修業を積んだご主人がつくるおにぎりは、握りきらないほろほろ食感とこだわり抜いたたっぷり具材が相まって、感動のおいしさをもたらしてくれます。


老舗の美味を凝縮し、とことん具材にこだわって握った少し大きめのおにぎりで、頬張った瞬間に笑顔があふれること間違いなしです。
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【 おにぎり屋2 】風情ある古民家で楽しむ体にやさしいカスタムプレート
〈泊まれる劇場 スロウプハウス〉

新潟市秋葉区の住宅街にたたずむ、築約100年の古民家をリノベーションした宿泊施設に併設されたカフェ〈泊まれる劇場 スロウプハウス〉。
店名を冠したスロウプハウスプレートは、おにぎり2種、体にやさしいおかず2種、食べ応え抜群のみそ汁をそれぞれ好みでカスタムして、自分だけの定食を楽しめます。
一番人気のおにぎりの具材、「ふき味噌チーズ」(250円)は、甘辛さとまろやかさがマッチした個性的な組み合わせがヤミツキになる、ここでしか味わえないオリジナリティーあふれるメニューです。

健康に気遣った心温まるメニューと握りたてのおにぎりを楽しめるカフェ、ぜひ利用してみてくださいね。
またこちらは、宿泊利用もOK。“泊まれる劇場”をテーマに、舞踊家夫婦が手がけたノスタルジックな古民家で、1泊のんびり過ごすのもおすすめです。
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【 おにぎり屋3 】加茂の恵みが詰まったふんわり食感の絶品おにぎり
〈おにぎり屋 かみむすび 本店〉

新潟市中心部から車で40分ほど、田上町にある〈かみむすび 本店〉。素朴な味わいのおにぎりにファンが多く、2023年のオープン以来客足が絶えることがない人気店です。
こちらでは、契約農家から仕入れた加茂七谷産コシヒカリに、加茂のみそ蔵〈小池商店〉のみそ、笹川流れの塩など、県産食材をふんだんに使ってつくるおにぎりが自慢。
新米の季節には粟ヶ岳の雪解け水で育った希少な〈清らか米〉がお目見えするので、ひと味違うおにぎりをいただくことができますよ。サイズはやや大きめですが、お米のふっくらとした食感とたっぷり入った具材であっという間に完食してしまうはずです。


ふんわり握りたてのおにぎりはほろほろほどける至高の食感。地産の食材をたっぷり使った豚汁やおかずと一緒にいただくのがおすすめです。
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