新潟を旅してきたモデル・斉藤アリスが、道中で出合った“ひとめぼれグルメ”を紹介。
今回は発酵香辛調味料〈かんずり〉の魅力をお伝えします。和風にも洋風にも使える万能調味料なので、毎日の食卓に取り入れたくなること請け合いですよ。
万能調味料! 新潟の発酵香辛調味料〈かんずり〉とは?
かんずりとは、雪にさらした唐辛子に、糀やゆず、食塩を加えて寒中に仕込み、3年以上熟成発酵させてつくられる発酵食品のこと。
新潟・妙高の伝統的な特産品として、地元の人はもちろん、全国の有名割烹やホテルのシェフも隠し味として使用するなど、幅広く愛されています。
アリスさんも「雪さらし」を体験。積雪した土地に唐辛子を撒くことで、アクや塩気が抜けていきます。さらに、雪が唐辛子の辛みを程よく吸い取って、マイルドな味わいに仕上がるんです。
このような工程を経てつくられたかんずりの味をひと言で表現するなら、“コクうま”。豚汁に溶かし入れたり、ワサビがわりにお刺身につけて食べたり……
アリスさんをはじめ、取材陣全員が惚れ込み、お土産に買って帰りました。
アリスのかんずりレコメンドポイント!
今ではなくなれば買い足すほど、すっかりアリスさんの食生活に馴染んだかんずり。その魅力を次のように話してくれました。
「新潟で出合ってから、我が家の食卓に常備しているスタメン調味料になりました。お鍋はもちろん、チーズトーストやステーキなど和風でも洋風でも何でも合うのがすごい!
赤いけど見た目ほど辛くないです。特に現地でしか買えない生かんずりはワンランク上のおいしさ。コクが生まれてどんな料理も絶品になります」(アリスさん)
冬はおでんに辛子がわりにつけて食べるのもオススメ。毎日の食卓を格上げしてくれるアレンジ自在のかんずり、ぜひ一度食べてみて!
おいしいかんずりレシピもチェック!
『新潟のつかいかた』では、かんずりを使ったレシピを公開中。
どれも簡単なのでお試しあれ!
credit text:藤田佳奈美 photo:ただ(ゆかい)