新潟のつかいかた

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調味料と混ぜるだけ!
食べだしたら止まらない
「かんずりソース」 Posted | 2020/06/19

なかなか外食もできない今だからこそ、新潟の名産品を自宅でアレンジして「おうち居酒屋」を楽しみませんか。上越地方の伝統調味料〈かんずり〉を使ったソースは、調味料と混ぜるだけ。とても簡単なのに、食べだしたら止まらないおいしさです。お好きな食材に添えて地酒と一緒に楽しめば、おうち飲みが格段にレベルアップすること間違いありません!

かんずりを使った3種のソース

【〈かんずり〉について詳しくはこちら】
雪の上にさらしてつくる、唯一無二の発酵香辛調味料〈かんずり〉

【 Recipe:3種のかんずりソース 】

3種のかんずりソース

〈かんずり〉をマヨネーズや醤油、オリーブオイルなどとそれぞれ混ぜることで、味わい豊かな3種の「かんずりソース」ができます。工程は「よく混ぜるだけ」、ととてもシンプル。ほかの調味料とブレンドするとなめらかになるので、食材をディップしたり、かけたりしやすくなります。

Aの「かんずりマヨネーズ」は炙ったエイヒレとの相性抜群! また、キャベツやきゅうりなどの野菜につけて食べても、病みつきになるおいしさです。Bの「かんずりごま酢醤油」は冷奴やお浸し、サラダなどにおすすめ。Cの「かんずりオイル」はバゲットやフォカッチャ、ピザなどに添えるだけで「味変」を楽しめますよ。

かんずりオイルをバゲットにぬる

【所要時間】 5分
【材料】 作りやすい分量

A マヨネーズ …… 大さじ3
A かんずり …… 小さじ1
B ごま油 …… 大さじ1
B 醤油 …… 大さじ1
B 米酢 …… 大さじ1
B かんずり …… 小さじ1
C オリーブオイル …… 大さじ3
C かんずり …… 小さじ1
【作り方】

1 、ぞれぞれの材料をよく混ぜ合わせる。

かんずりとマヨネーズを混ぜる

2 お好みの食材に添える。

どんなレシピとも合う、〈鮎正宗 純米酒〉

鮎正宗純米酒の一升瓶
(写真提供:鮎正宗酒造)

このレシピにおすすめの日本酒は、酒造りに最適な環境でつくられている〈鮎正宗酒造〉の定番、〈鮎正宗 純米酒〉。新潟のお酒は辛口で淡麗というイメージが強いかもしれませんが、こちらはやや甘口でふくよかな味わい。冷酒から燗まで幅広く楽しめます。

Aの「かんずりマヨネーズ」には、40度くらいに温めて。炙ったエイヒレの旨みを増幅させ、マヨネーズの酸となじみ、〈かんずり〉の発酵した香りとお酒のふくよかさがよく合います。Bの「かんずりごま酢醤油」は、バランスの良さを一番感じられる常温で。ごま油の風味と〈かんずり〉の辛みをお酒が包み込んでくれます。Cの「かんずりオイル」は冷酒で。香りが弱まり、すっきりと感じるはずです。オリーブオイルと〈かんずり〉のシンプルな味わいを引き出してくれます。

「かんずりソース」に合わせて飲み方を変えて、「おうち居酒屋」を満喫してください!

購入可能なお店

〈かんずり〉と〈鮎正宗 純米酒〉は表参道駅・徒歩1分のアンテナショップ〈ネスパス〉で購入できます。
web:表参道・新潟館ネスパス
※新型コロナウイルスの影響により営業日・営業時間を変更しておりますので、詳細はHPにてご確認ください。

お取り寄せ

発酵止めをしていない〈生かんずり〉や〈かんずり漬〉など、豊富なアイテムからお取り寄せが可能です。
お取り寄せ:かんずりバラエティーショップ|有限会社 かんずり

鮎正宗酒造の詳細

web:鮎正宗酒造

山村真由美さん

Profile 山村真由美(やまむら・まゆみ)
酒匠、料理研究家。酒好きが高じて日本酒ライターに。1日も欠かすことなく酒を呑み続ける驚胃の持ち主。郷土料理を大事にし、素材を生かした料理、お酒に合うおつまみが得意。著書に、『うち飲みレシピ』『スバラ式弁当』がある。飲み屋巡りブログ「スバラ式生活」を更新中。

credit recipe:山村真由美 text:長谷川梨紗(くらしさ) photo:長谷川浩史(くらしさ)

クスクスと鶏手羽のかんずり煮込み

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