働き方が多様化する今だからこそ、新潟でリモートワークを考えてみませんか?
新型コロナウイルスの影響で、自宅で仕事をする人が多くなりました。実際に経験してみたら「あ、意外とできるかも!」と、リモートワークの印象が変わった人もいるのではないでしょうか。リモートワークを活用できれば、豊かな自然が近くにある地方で働くことも夢ではありません。
今回は東京の会社に所属しながら新潟で働く3人に、普段どんな仕事や暮らしをしているのか、新潟でリモートワークをする意義、新潟暮らしのおすすめできる点についてオンラインでお話をうかがいました。
新潟×リモートワークって、どんな仕事をしているの?
須貝さん: 〈Goodpatch〉内でリモートで仕事をするデザインチーム〈Goodpatch Anywhere〉に所属して、デザイナーやエンジニアなどのマネージメントやディレクション業務をしています。東京への出張などもありますが、基本的には自宅で作業することが多いですね。
佐藤さん: 僕は〈大和ライフネクスト〉で、分譲マンションの資産価値維持のために必要となる長期的な修繕計画の作成をメインに担当しています。自宅ではなくグループ会社が持つ新潟支社内の一区画に事務所があるので、そこに出社しています。
竹内さん: 私は〈サイボウズ〉で、マーケティングやブランディング、オウンドメディア『サイボウズ式』の記事企画や執筆などを担当しています。もともと運営していたNPO法人に加え、2020年6月からは〈妙高市グリーン・ツーリズム推進協議会〉にも参画しました。現在は、月曜日から水曜日はNPOと妙高市の仕事、木、金曜日は、サイボウズの仕事をしています。
どうやってリモートワークの仕事を見つけたの?
もともと、東京で自動車メーカーなど、大手クライアントのウェブ制作に携わっていた須貝さん。結婚・子育てを機にパートナーの地元・新潟にやってきました。その後、新潟のデザイン会社でプロジェクトマネージャーやテクニカルディレクターとして働いていました。
須貝さん: 東京で開催された情報設計のイベントに参加したときに、その内容をTwitterでつぶやいたらGoodpatch Anywhereの事業責任者・齋藤恵太さんにフォローされたんです。当時、私は新潟のデザイン会社にいたのですが、お客さまのビジネスを成功させるため、UI(ユーザーインターフェイス/ウェブなどでユーザーが接触するもの全般)やUX(ユーザーエクスペリエンス/その後に得られる体験や動き)などの実践的な知識を身につけたいと思っていた頃でした。GoodpatchはUI/UX分野で有名なデザイン会社。ほかの仕事をしながらリモートのみで参画できるとのことだったので、プロジェクトマネージャーとして応募しました。2020年3月からは、完全にGoodpatch Anywhereで働いています。
佐藤さんは、子育てやアパート更新時期、30歳という年齢、さまざまな理由で2019年4月頃に新潟に戻ることを決意。Uターンしようと決めたものの、気がかりだったのは、仕事のことでした。
佐藤さん: 気のいい同僚とまだ一緒に働きたかったので、会社を辞めたくありませんでした。そこで、上司に「新潟に帰りたいのですが、この会社を続けられる選択肢はありますか?」と相談。「図面や見積りがあればできる計画書作成業務であれば、これまでの経験を生かせるし、遠隔でもできるんじゃないか?」と部署を異動させてくれました。東京で3か月ほどその部署で働き、知識を身につけてから新潟に移住することに。新潟ではひとりですが、部署のメンバーや以前の上司や同僚とも頻繁に連絡を取り、コミュニケーションを図っています。
一方、当時、すでに妙高市に住んでいた竹内さんとサイボウズとの出会いは、サイボウズの複業採用の募集記事がTwitterで流れてきたことでした。複業採用とは、ほかの仕事をしている人でも仕事はそのままに、サイボウズの仕事にも関われる採用方法。竹内さんは当時、特に複業は考えていなかったものの、「チームワークあふれる社会を創る」というサイボウズの理念に共感して応募したといいます。
竹内さん: サイボウズの企業理念と、今まで培ってきた経験を生かして働けるという2点に興味を惹かれました。私はもともと「楽しく働く人を増やしたい」という想いでNPO法人を立ち上げ、職場でのコミュニケーション方法の提案などを行ってきました。こうした今までの自分の活動とリンクする部分が多く、自身と似たビジョンを感じて応募しました。
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本当にいいの? 】