上越エリアの青空イベントは〈まちや de マルシェ〉だけではありません。ここからは上越エリアで開催されている、ほかのマルシェをピックアップしてご紹介します。
ステイホームで出た断捨離品をフリーマーケットに
最初にご紹介するのは、上越市の金谷山公園で開催されている〈断捨離フリーマーケット〉。ステイホームをきっかけに断捨離した品物をフリーマーケットで販売する青空イベントです。出店料は500円で誰でも参加可能。今年度は感染状況を見ながら、10月まで開催を予定しているそうです。
「フリーマーケットは出店者とお客様の心の距離が近いので、交流が生まれやすい。地元の方と触れ合うことで人となりを感じ、移住へのステップアップにつながればと思っています」と答えてくれたのは、主催の伊崎博幸さん。
来年度は断捨離のフリーマーケット以外にもクラフトやハンドメイド、ワークショップ、キッチンカーの出店など、子どもから大人まで家族で楽しめる1日にしたいと考えているそう。「金谷山へ行けば楽しいことがある」と思ってもらえるような活動を続けていきたいと意欲を見せてくれました。
Information
【断捨離フリーマーケット】
開催地:新潟県上越市大貫595-2
次回開催予定日:2021年8月29日、9月26日
※新型コロナウイルスの感染状況により、変更となる可能性があります
web:上越社会人サークル ロハス
糸魚川市駅北大火の復興を目的に始まった〈いといがわマルシェ〉
次にご紹介するのは、糸魚川市で開催されている〈いといがわマルシェ〉。JR糸魚川駅から歩いて5分ほどのみいちゃん通り周辺で開かれるマルシェで、クラフトやハンドメイド品、飲食店、地酒ショップなど、さまざまなお店が出店しています。
開催のきっかけは平成28年に発生した糸魚川市駅北大火。当時、糸魚川市内で開催予定だったイベントがすべて中止になってしまいましたが、復興に向けて平成29年から〈いといがわ復興マルシェ〉が開催されるようになりました。
以前、「コーヒーショップを開きたい」と考えている埼玉県の方が移住先を探して〈いといがわマルシェ〉に参加したこともあったのだとか。確かにマルシェは地域のお店が集まり、地域の住民が集う場でもあります。そう考えると、マルシェはお店を出したい人にとってまちを知る貴重な機会。移住前に地域を知るためには有効な手段かもしれませんね。
「〈いといがわマルシェ〉を通して若い人がまちを好きになってくれたらうれしいです。そのためにも、年2回、継続的に続けていきたいですね」と事務局の糸魚川信用組合まちづくり推進室の松木知子さんは糸魚川市の未来と重ねて話してくれました。
Information
【いといがわマルシェ】
開催地:新潟県糸魚川市大町2丁目
次回開催予定日:2021年10月2日
※新型コロナウイルスの感染状況により、変更となる可能性があります
web:いといがわマルシェ
知らない人同士でも、自然と会話が生まれる青空イベント。上越エリアには今回紹介したマルシェ以外にも、地元の人が主体となって開催されているマルシェやイベントがたくさんあります。新しい商品と出合うのはもちろん、知り合いの輪を広げたり、地域文化を知るためにもぜひ好きなマルシェに足を運んでみてくださいね。
credit text&photo:長谷川円香