地域の住民がつくったクラフト雑貨やおいしいごはん、テーマに合わせたワークショップなど、さまざまな出店者が集まるマルシェは、家族みんなで楽しめるイベントのひとつです。今回は、中越エリアのマルシェをピックアップ。
マルシェは、移住者にとっては地域のつながりをつくることができる場でもあります。運営スタッフや出店者と話したり、ワークショップでほかの参加者と会話をしたりすることで、移住を考えている家族も地域の情報を集めることができそうです。
イベントも多数開催! 柏崎に新しくできた複合施設〈ハコニワ〉
2020年10月31日、柏崎市にオープンした〈ハコニワ〉。廃業したサッシ工場をリノベーションしてつくられた複合施設です。
施設内には、ベーグルとクロワッサンのお店やコーヒーの焙煎スタンド、和モダンスイーツ&カフェ、観葉植物専門店、美容室など、柏崎市内の事業者を中心に幅広い業種のお店が営業しています。
そんな〈ハコニワ〉のコンセプトは、「民間がつくる公園」。400坪の建物と150坪の芝生の広場があり、買い物をしたり、芝生で休憩をしたりと誰でも自由に楽しめる空間づくりを目指しています。
〈ハコニワ〉ではマルシェをはじめとしたイベントを多数開催。県内のクラフト作家が集まった〈ハコニワ de ミニマルシェ〉やナイトイベントの〈ハコニワのよるニワ〉、地元野菜や山菜を直売する〈ハコニワの朝市〉など、さまざまな切り口でイベントを行っています。今回は、クラフト作家さんが主催した〈ハコニワ de ミニマルシェ〉に注目しました。
子育て世代が楽しめるように〈ハコニワ de ミニマルシェ〉
〈ハコニワ de ミニマルシェ〉は、県内のクラフト作家のなかでも、韓国のベビー服を扱うお店や「手形足形アート」で遊べるワークショップ、乳幼児の歯固めを自作するワークショップなど、子育て中のパパ・ママが楽しめるお店が盛りだくさん!
子どもが遊び回れる芝生もあるので、もちろんパパ・ママだけでなく、家族みんなで楽しめるマルシェです。
主催しているのは、ハンドメイドのアクセサリーを製作販売する妙高市在住の渡邊あづささん。渡邊さんは〈まほろば〉という子育て中の女性が多く所属する出店者のコミュニティに所属し、上越地域で何度かイベントの企画運営も行ってきました。ただ、〈まほろば〉のメンバーには長岡市内のメンバーも多くいます。そこで、妙高市と長岡市の中間地点でイベントを開催できないかと考えていました。
そんななか、新しく〈ハコニワ〉ができたことを知り、遊びに行ってみると家族連れがたくさんいることに驚いたそうです。「こんな場所でマルシェがしたい!」と感じ、直接交渉。2021年3月に初めて〈ハコニワ de ミニマルシェ〉を開催することとなりました。
主催者自身も、出店者のみなさんも、ほとんどが子育て中のママ。だからこそ、お客さんとの会話も弾み、SNSでフォローしあうなど、イベント後の交流にもつながっているそうです。
一体どんなお店が出店しているのでしょうか。家族連れのみなさんはどのように楽しんでいるのでしょうか。