赤身熟成肉や低温調理肉など、全国的にも盛り上がりを見せている肉ブーム。実は新潟県は海鮮だけでなく、牛・豚・鶏とさまざまなブランド肉があり、全国から注目される銘柄もあるんです。
今回は、数ある銘柄の中から、牛・豚・鶏それぞれ3銘柄、全9種をピックアップ。そして、それらをおいしく味わえるお店をご紹介します。県北の村上市から、最西端の糸魚川市まで、各エリアが誇るブランド肉をご賞味あれ。
村上牛、佐渡牛、あがの姫牛。
全国に発信したい新潟のブランド牛3選
【 Beef 1 】
村上牛専門店ならではの味と質をぜひ〈美食や やま信〉
〈村上牛〉は、村上市とその周辺の関川村、胎内市で飼育された黒毛和牛のA4ランク以上の肉のみに与えられるブランド。さっぱりとした脂の甘さが特徴で、これまでに2度、全国の品評会で最高位の賞を受賞しています。
村上牛にいち早く着目してその普及に努め、専門店として確固たる地位を築いた〈やま信〉。県内はもちろん、県外からも観光客が集まるこちらでは、ステーキや牛丼、焼き肉といったシンプルな料理で村上牛を楽しめます。
ステーキがおすすめですが、A4ランク以上の村上牛をじっくり煮込んだ「村上牛 牛丼」も人気の一品。マイルドな脂の甘みと濃厚な旨みが口中に広がり、食べた瞬間幸せな気分に。そのほか、メンチカツやコロッケなどのテイクアウトメニューも豊富なので、気軽に立ち寄ってみてください。
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【 Beef 2 】
島内でも希少な佐渡牛をステーキで〈レストラン&バーこさど〉
日本海に浮かぶ佐渡島で誕生した〈佐渡牛〉は、飼育数が少ないことから「幻の和牛」ともいわれている銘柄。潮風を受けて茂った草を食み、放牧スタイルでのびのびと育った佐渡牛の肉は、やわらかく上質です。
「佐渡生まれであること、佐渡育ちであること、佐渡で収集した稲わらを飼料とした安全・安心の飼育であること」が佐渡牛の条件です。
そんな希少な佐渡牛を贅沢にステーキで味わえるのがこちら。「テーブルにお出ししてからも徐々に火が通るので、ミディアムレアでオーダーしていただくのがおすすめです」とシェフ。
肉の味を楽しむために、味付けは塩、コショウで。やや多めに黒コショウをまとわせることで、甘みのある脂とのコントラストを楽しめます。お好みでデミグラスソースをかけてもGOOD。島内・県内でも限られたお店でしか食せない幻の和牛に出会いに行きませんか?
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【 Beef 3 】
ブランド牛のうまさを実感する肉寿司〈和食酒場 風花〉
新潟県の北東部、阿賀野市の食の匠〈あがの衆〉によって2016年に発売された〈あがの姫牛〉。オス牛よりも肉質がやわらかいメス牛に限定することで、まろやかな口当たりと赤身の旨みを実現。飼育方法から飼料にいたるまで、とことんこだわった新ブランドです。
その、あがの姫牛を肉寿司で楽しめるのが、JR新潟駅南口から徒歩10分、けやき通りにある人気居酒屋〈風花〉。お肉に遠赤外線効果が期待できる溶岩焼きでじっくりと火を入れ、酢飯の上にオン。濃厚なお肉の味、ジューシーな肉汁、酢飯がそれぞれ調和し、2貫、3貫とあっという間に口に運んでしまいます。ステーキもいいけれど、お寿司でブランド肉を味わうのも一興です。
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