にいがた地鶏、越の鶏、翠鶏。
生産者のこだわりが光る! ブランド鶏をチェック
【 Chicken 1 】
とろとろ卵に包まれた地鶏の旨みがたまらない〈鳥安〉
〈にいがた地鶏〉は、旨み成分のイノシン酸やグルタミン酸が豊富で、保水性が高くジューシーな銘柄。日本三大長鳴鶏のひとつで、天然記念物にも指定されている新潟県原産の〈蜀鶏(とうまる)〉をベースにしていて、日本の在来種100パーセントの血統を持っています。新潟県産のコシヒカリを加えた良質な飼料で、きめ細かい管理のもと、ゆったりと平飼いで育てられています。
地鶏料理を看板に50年近く愛される〈鳥安〉では、にいがた地鶏のジューシーな肉汁を、契約養鶏場から仕入れる新鮮な卵で閉じ込めた親子丼が人気メニュー。お肉の味を引き立てるため、味つけは鶏ガラスープと和ダシで上品に仕上げているそう。ひと口頬張れば、口いっぱいにお肉の旨みが広がり、一度食べたら忘れられない味わい。心もおなかもほっこり満たしてくれること間違いなしです。
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【 Chicken 2 】
麹でマリネした鶏肉を炭火でじっくり香ばしく
〈越後炉ばたと雪国地酒 ちぃぼう〉
〈越の鶏〉は、新潟県の豊かな自然環境の中で、天然ヨモギなどの植物由来の飼料を使って飼育されているブランド肉。そのため、ハーブ鶏の一種にも分類されていて、鶏肉特有のクセが少なく、多くの人を魅了しています。一般的な鶏肉に比べて脂肪分が少なめでヘルシーなのも、健康を気遣う人にはうれしいポイントです。
越の鶏を使った料理でおすすめしたいお店は、雪国・新潟ならではの発酵・醸造文化を生かした創作料理の数々で評判の〈ちぃぼう〉。
なかでも、麹でマリネした越の鶏を炭火でじっくり焼いたこちらは、皮は香ばしく、身はしっとりジューシーな仕上がり。クセの少ない越の鶏だからこそ、麹のほのかな甘みを感じられます。新潟野菜のディップやコシヒカリ、旬の味覚と一緒に味わってみてはいかがでしょうか?
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【 Chicken 3 】
ご当地バーガーの新星・濃厚メンチバーガー〈市場かふぇ〉
西は富山県、南は長野県と接する位置にあり、ヒスイの産地としても有名な糸魚川市で育てられている地鶏が〈翠鶏(みどり)〉。育成数を絞り、運動量や生育状況を徹底して管理した品質の高さが自慢です。地元産コシヒカリを餌として与え、ストレスの少ない環境で飼育することによって、味の濃いしっかりとした肉質になるといいます。
まだまだ新潟県内でも食べられるお店が少ない翠鶏を贅沢に使った名物グルメを、糸魚川青果卸売市場の中にあるカフェで楽しむことができます。
「パクチー翡翠バーガー」は、糸魚川を盛り上げようと県産食材だけを使ってつくられた一品。翠鶏のさまざまな部位のミンチを混ぜ合わせ、塩だけでシンプルに味つけをした濃厚メンチカツに、地元産の新鮮なパクチーをどっさりトッピング。力強いお肉のコクが際立つ、食べ進めるほどクセになる味わいです。
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牛、豚、鶏、それぞれのブランド肉を召し上がれ
食べたいお肉は見つかりましたか? ご紹介したお店以外にも、新潟県内にはまだまだブランド肉を味わえるお店がたくさんあります。自分へのご褒美に、大切な人とのディナーに……。次のお休みは、新潟県産のおいしいお肉を食べに行ってみてはいかがでしょう。
credit edit:Komachi編集部