肥沃な大地が育む、新潟生まれの小麦でつくるパン

パン好きの間でますます注目が高まっている国産小麦。お米をコシヒカリ、あきたこまちといった品種で選ぶように、小麦の品種でパンを選ぶ人もいるほどの盛り上がりを見せています。

また最近では「Farm to Bread」ともいわれるように、小麦を育てる段階からパン職人が携わり、自分で育て、収穫した小麦でパンをつくる……といった取り組みを行うべーカリーも登場。もちろん新潟でも、ブランド小麦〈ゆきちから〉をはじめとする県産小麦の栽培に力を入れています。

新潟空港からもほど近い場所に立つこちら〈cosa〉では、自家製天然酵母と、新潟県産ゆきちからを100％使用した、料理に合わせやすいパンを販売しています。

パンを選んだら、岩塩バターやチーズなど好みの具を選んで自由にサンドできるのも魅力。人気のポテトサラダ＋プレーンビアリーなど、気になる組み合わせを試してみましょう。

粉と水と塩、そして酵母。シンプルな素材でパンづくりにこだわる〈６／７〉には、県産小麦を使ったものを中心に、さまざまな種類のパンがずらり。毎日食べても飽きの来ない、味わい深さが人気を博しています。

「味だけでなく安心・安全なパンづくりにこだわっています。その土地のもので、そこに暮らす人が食べるパンを焼きたいと思い、県産の小麦を使い始めました」と話す店主の井浦さんは、小麦の収穫にも参加。そんな井浦さんがつくるパンは、どれも穏やかでやさしい味がします。

ワイナリー、温泉、レストランなどを擁し、新潟が誇る観光スポットでもある〈カーブドッチ〉の敷地内にあるパン工房。併設のマルシェはパリの市場のような雰囲気で、ワインはもちろん旬野菜やレストランでつくるデリなどが所狭しと並びます。

パンはどれも自家製酵母から手づくりし、ドイツ製の石窯で焼き上げています。もちろん、中に入れる具材もすべて手づくり。店内のカフェでは、ランチセットでパンを味わえます。

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