暑い日に飲む、キンキンに冷えたビールは最高のご褒美ですよね。近年、個性的な味わいで全国的にじわじわブームになっているクラフトビール。実は新潟県が発祥だってご存じでしたか?
新潟市西蒲区にある〈エチゴビール〉が1994年に全国初のクラフトビール醸造をスタートしました。豊かな水と自然に恵まれ、クラフトビールづくりに適した環境といえる新潟県には、パブを併設した大型ブルワリーから、地域密着型のマイクロブルワリーまで、さまざまなスタイルの醸造所があるんです。
それぞれの地域性やブルワーたちのこだわりをインプットしたおすすめの一杯をご紹介します。
新潟クラフトビールを代表する老舗&大型ブルワリー
【 Beer 1 】
新潟が誇るクラフトビールのパイオニア!〈エチゴビール〉
全国第1号の地ビール醸造所として1994年に誕生した〈エチゴビール〉。地元の素材にこだわり、大麦麦芽に新潟産コシヒカリを配合したことで、すっきりとしたキレとコクを併せ持つプレミアムラガービールが自慢。香り、味わいが引き立つ個性豊かなビールは、イギリスやアメリカのコンテストで受賞歴があり、世界的にも認められています。
2018年の2月にもニューヨーク・インターナショナル・ビアコンペティションで〈プレミアムレッドエール〉が金賞を受賞するなど、世界的に注目を集めるブルワリーなんです。創業20年を超える地ビールの草分けの技術を、存分に堪能してみてはいかが?
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【 Beer 2 】
高原リゾートで生まれる本格ドイツ式ビール〈胎内高原ビール〉
県北エリアの胎内市に位置し、ホテルやキャンプ場などを有する「胎内高原リゾート」。こちらの一角にあるのが、県内有数のブルワリー〈胎内高原ビール園〉です。併設の醸造所では、胎内高原の自然水とドイツ産の麦芽とホップを使用した、本格ドイツタイプの胎内高原ビールを味わうことができます。
売店では、胎内高原の名産品であるハム、ソーセージといった加工品を販売。予約制で工場見学もできるので、醸造タンクを間近で見る貴重な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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【 Beer 3 】
数々の賞に輝く銘酒〈スワンレイクビール〉
白鳥の飛来地として知られる瓢湖にほど近い、五頭(ごず)山麓にある豪農の館「五十嵐邸」の中にある〈瓢湖屋敷の杜ブルワリー〉。世界各国からビールメーカーが集まり、約1150銘柄が出品された「ワールドビアカップ」で国内メーカーとしては初めて金賞を受賞するなど、高い実力を持つブルワリーです。
なかでもこちらが手がけるスワンレイクビール〈ポーター〉は、クリーミーな泡と香ばしさ、爽やかな喉越しで、従来の黒ビールの印象が変わると評判。美しい花々やハーブが植えられた庭園を眺めながら、新潟が世界に誇るクラフトビールをどうぞ。
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【 Beer 4 】
妙高高原の湧き水で仕込む本格ビール〈妙高高原ビール〉
夏は避暑地として、冬はウィンタースポーツを楽しむ人でにぎわう妙高高原。その豊かな自然に囲まれた〈妙高高原ビール園〉では、妙高山麓の天然水と良質な原料を使って仕込んだ妙高高原ビールを味わえます。
ビール工場に併設する〈タトラ館〉には、400人収容の大規模レストランがあり、約100種のバイキング料理と一緒に、できたてのビールを楽しめます。ホップの香り豊かなピルスナー、爽やかでフルーティーな味わいが女性に人気のヴァイツェン、濃厚な口当たりのダークラガー、それぞれ飲み比べてお気に入りの一本を見つけてみてください。
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マイクロブルワリー3選 】