米どころ新潟の秋は、新米がとびきりおいしい季節。ツヤツヤに輝く白米をたっぷり味わいたいなら、やっぱり丼物がおすすめです。
今回は新潟県を訪れたら絶対に食べてほしい至福の丼を9つ厳選。カニ、甘エビ、イクラなど海に囲まれた新潟ならではの海鮮を中心に、新潟市民のソウルフード、ご当地食材……etc.。白米の味わいをワンランクアップさせる具材が鎮座した、見た目も味も折り紙つきの丼を集めました。ひと口ごとに幸せな気分に浸れる絶品丼を目当てに、新潟へ旅してみませんか?
新鮮な素材をそのまま味わう! 魚介たっぷり丼
【 丼1 】
世界が認めるイクラがご飯を覆い尽くす贅沢丼〈和食処 悠流里〉
鮭のまち村上の伝統的な技法と味を守る〈永徳〉の看板商品〈はらこ(イクラ)の醤油漬け〉は6年連続でモンドセレクション金賞に輝いた逸品。そのイクラを存分に堪能できるのが直営レストラン〈悠流里(ゆるり)〉です。
新米の季節にぜひ食べてほしいのが、見とれるほどに輝くイクラが丼を飾る「特製はらこ丼」。イクラ一粒一粒が濃厚で味わい深く、口に入れた瞬間に卵液が飛び出し、ご飯と絡むことで絶妙な味わいが広がります。
「特製はらこ丼」は、ご飯250グラムに対し、イクラは100グラム。白米とのバランスを考慮して、イクラを絶妙な量に調整しています。世界に誇れる新潟の味、ぜひご賞味ください。
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【 丼2 】
はじける食感と奥深い甘みに酔いしれて〈鮨・割烹 いじま〉
地場の魚介や地元の野菜などを使った季節感のある料理や地酒を楽しめる、新潟市きっての港町・松浜にある寿司店。
自慢は佐渡産の南蛮エビだけを使用した「佐渡南蛮エビ丼」。プリッとした歯応えと口いっぱいにやさしい甘みが広がり、佐渡産の南蛮エビならではの上品な余韻が漂います。丼の酢飯に使うのは岩船産コシヒカリ。風味が豊かで、濃厚な甘みをまとった南蛮エビとの相性はいわずもがな。
まずは何もつけずにそのまま、次に南蛮エビを原料にした、特製の魚醤をつけていただくのがおすすめ。この魚醤がまた絶品。口の中でふんわりと広がる香ばしい香りが特徴的です。
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【 丼3 】
本マグロの魅力を凝縮したこだわりの一杯〈なかばやし〉
オープン以来、さまざまなメディアで話題の本マグロ丼専門店。冷凍しない生の本マグロにこだわり、独自のルートで丸ごと1匹仕入れたマグロをご主人自らがさばきます。
メニューは大トロ、中トロ、赤身、ネギトロと、4種の部位が酢飯を鮮やかに飾る「本鮪丼」のみ。「本マグロを気軽に楽しんでほしい」という思いで、リーズナブルな価格で提供しています。
口にしたときに感じる身のなめらかさ、とろけるような脂の旨みと甘み、それを際立たせる程良い酸味など、普段食べているマグロとの違いにきっと驚くはずです。
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【 丼4 】
カニ好き必食! 丼で咲き誇るベニズワイの花〈まるよし〉
漁港直送のベニズワイガニを堪能できるカニ飯専門店。ミネラルたっぷりの天然塩で浜ゆでしたカニは、新鮮かつ豊かな風味がたまりません。
おすすめは、カニをこれでもかとのせた「特選カニめし」。カニの炊き込みご飯にカニみそを加えたほぐし身をこんもりとのせた、カニ三昧の絶品丼です。現在は仕入れの関係で、トッピングは写真のようなスタイルではなく、ほぐし身のみになっています。どこを食べてもカニの旨みを楽しめますよ。
新潟県の最西部にある糸魚川市能生(のう)漁港から直送で届くベニズワイガニは身が詰まり、カミみその味わいも濃厚。カニの旨みが詰まった名物丼で海の恵みを堪能してください。
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お肉&卵を使った絶品丼 】