“ラーメン王国”として、全国的に名高い新潟県。「新潟濃厚味噌」「新潟あっさり醤油」「燕背脂」「三条カレー」「長岡生姜醤油」と呼ばれる「新潟5大ラーメン」を筆頭に、県内各エリアでさまざまなラーメンを提供しています。
5大ラーメン以外にも、昨今ブームになっている「辛いラーメン」のバリエーションも豊か。そのなかでも今回は、肌寒くなるこれからの季節にぴったりな「旨辛ラーメン」を9杯ご案内します。辛いものが苦手な人でもおいしく食べられるピリ辛から、全身を突き抜ける辛さが刺激的な激辛まで。体の芯からポカポカになる至福の味ばかりです。
激辛好き注目の一杯も! 下越エリアの旨辛ラーメン
【 旨辛ラーメン1 】
ゴマが贅沢に香る上品な風味のピリ辛スープを堪能〈茉莉花〉
地元で長く愛されるアットホームな食堂。豊富にそろうラーメン類のなかでも、新潟県村上市産と長野県産の味噌をブレンドした「みそ担々麺」が一番人気。香り高い2種の味噌をブレンドしたピリ辛のスープは、力強い旨みを感じるのに、飲み口はとてもマイルド。最後の一滴まで飲み干す人も多いそう。
おいしさの秘密は、煎りゴマを丁寧に練り込んでつくるチーマージャン。味噌&ゴマの芳醇な風味とラー油の辛さが絶妙に調和した、後引くおいしさです。
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【 旨辛ラーメン2 】
数十種類のスパイスが融合した刺激的なスープが自慢〈麺屋 八戒〉
化学調味料を使わず、手間をかけて丁寧につくるラーメンに定評があるこちら。多くのファンを魅了しているのが、パンチのある辛さが際立つ「香辣麺(シャンラーメン)」です。動物系、野菜、魚介のダシを組み合わせ、1日寝かせることで奥深い味わいに仕上げたスープと、唐辛子や山椒をはじめ、数十種類のスパイスを調合した特製辛味噌が味の要。
野菜もたっぷり入っているので、女性客のオーダー率も高いそう。スープの辛さに野菜の甘みがプラスされ、麺をすするたびに旨みが押し寄せてきます。
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【 旨辛ラーメン3 】
老舗中華食堂で味わう激辛麻婆麺〈中華飯店 めおと〉
40年以上愛されている老舗の中華食堂。激辛ファンを魅了し続けているのが、とろとろの餡で覆われた麻婆麺。初心者向けの青鬼、青鬼に辛さを増した「赤鬼麻婆麺」(950円)、「赤鬼麻婆麺」を完食すると挑戦できる「閻魔大王」(1200円)の3種類が用意され、激辛フリークからも一目おかれています。
辛さの素は韓国産唐辛子。卓上にある山椒で辛さとシビれをプラスできるので、まずは青鬼からチャレンジしてみてください。「我こそは!」という人は赤鬼にレッツトライ!
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中越エリアの個性派 】