丼を埋め尽くす分厚い鮮魚に心躍る海鮮丼。豊かな漁場に恵まれ、四季を通じてさまざまな鮮魚を楽しむことができる新潟県には、海鮮好きを満足させるバラエティ豊かな海鮮丼がいっぱい!
今回は新潟県を訪れたらマストで食べてほしい、魅惑の海鮮丼をご案内。鮭のまちとして全国的に知られる村上市の「はらこ」をはじめ、県が自信を持っておすすめする「新潟フードブランド」にも認定されている「南蛮海老」、季節の地魚……etc. 新潟の旬の魚が丼を華やかに彩る至福の13杯をピックアップ! 味はもちろん、ボリュームも折り紙つきです。
2023年10月13日情報更新
はらこや南蛮海老がどっさり! 下越エリアのきらめく5杯
【 海鮮丼1 】
鮭のまちが誇る自慢の“はらこ”に舌鼓〈悠流里〉
県北に位置し、鮭料理が有名な村上市にある食事処〈悠流里(ゆるり)〉。「はらこ(イクラ)の醤油漬け」や「塩引き鮭」など、この土地ならではの味を楽しめる悠流里では、脂がのった鮭のタタキとたっぷりのはらこをのせた「鮭親子丼」が名物。鮭とはらこの濃厚な味が調和して、ご飯がどんどん進みます。
丼で輝くはらこは、悠流里を営む鮭加工品会社〈永徳〉の〈はらこの醤油漬け〉。5年連続でモンドセレクション金賞に輝いた逸品です。
鮭料理のほかにも、村上牛のステーキや店内で石臼挽きするそば粉を使ったそばも好評。村上の美味をいろいろ楽しめるので、ぜひ足を運んでみてください。
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【 海鮮丼2 】
ネタはその日の海次第! 老舗が作る至高の一杯〈丸伊〉
新潟市の中心部の古町エリアで50年近く愛されている寿司の老舗〈丸伊〉。その日に仕入れたものはその日のうちに使い切るこだわりで、いつ訪れても鮮度は抜群。自慢の寿司はもちろん、ランチ限定の「越後すし丼」を堪能するため、足しげく通う常連客も多いとか。
「越後すし丼」にのるネタはその日の海の状況次第で、新潟近海でとれた鮮魚を一番おいしい状態で味わうことができます。丼を飾るネタは、地物を中心とした上質な魚に加えて、漁獲量の少ない貴重なものも。
味の変化も楽しめるようにと、エビの魚醤やとろろ、うずらの卵が添えられている心遣いもうれしいポイント。ランチはもちろん、地酒と合わせていただくのも粋です。
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【 海鮮丼3 】
佐渡・赤泊港産の大ぶり南蛮海老を贅沢に〈すしいわ〉
新潟県産を中心に全国各地から仕入れた選りすぐりの鮮魚で握る寿司を提供する〈すしいわ〉。
こちらの一番人気は、佐渡・赤泊港の南蛮海老をどっさりのせた「南蛮海老丼」。口に運ぶごとに、濃厚なエビの甘みが口いっぱいに広がり、エビ好きにはたまらないおいしさ。プリッとした食感の新鮮な南蛮海老と岩船産コシヒカリのご飯をエビの魚醤とともに贅沢に味わえるので、リピーターがあとを絶たないそう。
この道一筋のご主人がつくる丼は、ネタの味わいが引き立つような華やかさも評判。ぜひ目と舌で味わってみてください。
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【 海鮮丼4 】
鮮魚店直営だからこその鮮度とボリュームは圧巻!
〈新潟鮮魚問屋 港食堂〉
県内から鮮魚や新鮮野菜が集まる市場〈ピアBandai〉の中にある万代島鮮魚センター直営の〈新潟鮮魚問屋 港食堂〉。水揚げされたばかりの鮮魚を、リーズナブルに味わうことができます。
一番人気は、旬の地魚がたっぷりのった「海鮮丼」。どのネタも分厚く切られていて、口に運ぶたび、魚の甘みや旨みを存分に感じることができます。丼の中にはご飯もぎっしり詰まっているので、1杯でおなかいっぱいになれるはずです。
土・日曜・祝日には、ウニやカニ、イクラがのった「特選海鮮丼」も登場するので、こちらもお見逃しなく。鮮魚店直営の食堂ならではの、新鮮な味を堪能してみてください。
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【 海鮮丼5 】
地元漁師から直接仕入れる鮮魚を存分に〈ほうせい丸〉
新潟東港エリアにあり、地元の漁師から直接買い付けした魚介を味わえるこちら。日替わり定食などのランチに加え、お造りや焼き物などのさまざまな一品メニューも用意しています。なかでもおすすめは海鮮丼で、季節ごとに変わる旬のネタを、白米が見えないほど豪快に盛りつけた不動の人気メニューです。ミニうどんとサラダが付くセットのほか、カニ汁付きの単品も用意しています。
海鮮丼のほか、「ローストビーフいくら丼」や「濃厚海老みそラーメン」といった個性的なメニューに出合えるのも楽しみのひとつ。そのほか、日替わりランチの内容はHPやSNSで週ごとに告知しているので、来店前に確認しておくのがおすすめですよ。
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