越後平野の北部に位置する新発田(しばた)市。新潟駅から車で40分、電車ならJR白新線で40〜50分ほどの位置にあり、新発田城をはじめ、新発田藩の城下町として栄えた歴史を感じさせる建造物が多く残るエリアです。近郊には、全国でも有数の硫黄含有量を誇る月岡温泉もあります。
海や山に加え、かつて東洋一といわれた堤桜が有名な加治川も有する自然豊かな地域で、米やアスパラなど、多くの特産物を生み出しています。さらに近年では、「新潟県推進ブランド品目」にも認定されている〈にいがた和牛〉のひとつとして、2021年に〈新発田牛〉がブランドデビュー。市内でも提供店が増えている、いま注目の地元グルメです。
今回は、そんな新発田牛を味わえるお店から地元民が足しげく通う名店まで、新発田のランチスポット9軒をピックアップ。ぜひ足を運んでみてください。
口の中でとろける! 絶品新発田牛を満喫できるお店
【 新発田ランチ1 】匠の技を駆使した品々で味わう、
美しい会席と新発田牛〈手紙〉

季節の地元食材を使った美しい会席料理が魅力の名店〈手紙〉。焼き八寸、向付け、煮物などが並ぶ「手紙膳」に、プラスで新発田牛の料理を追加するのがおすすめです。ほか、コース料理にはすべて新発田牛の料理が組み込まれており、新発田の美味を余すことなく味わえますよ。

こちらはランチ、ディナーともに完全予約制。自分へのご褒美にはもちろん、特別な日や、大切な人のおもてなしにぜひ利用してみてください。
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【 新発田ランチ2 】花びらのような見た目が美しいローストビーフ丼で、
新発田牛を満喫〈おだいどころ さくたろう〉

新発田市の弁当店〈北弁〉で20年近く腕を磨いてきたご主人が営む〈おだいどころ さくたろう〉。お肉が花びらのように美しく並ぶローストビーフ丼が看板で、土曜には新発田牛のローストビーフを思う存分味わえる一杯が登場します。
オーブンでじっくり低温調理して仕上げたお肉は、しっとりとした食感と力強い旨みを感じられるはず。丼の中央にのった卵は五泉市産、お米は県産米……と、新潟生まれの食材をとことん楽しめるのも魅力です。

ご主人は、〈北弁〉にいた頃「お弁当・お惣菜大賞」で多くの賞を受賞した実力派。全国から認められた味を、ぜひ一度お試しください。
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【 新発田ランチ3 】発酵と新発田牛のコラボ! ここでしか味わえない
体にやさしいメニューを提供〈KIKUSUI 蔵 GARDEN〉

〈菊水ふなぐち〉〈五郎八〉といった銘柄で知られる〈菊水酒造〉が手がける、“発酵エンターテインメント”をテーマにした〈KIKUSUI 蔵 GARDEN〉。館内にはカフェ、ショップ、ラボが並び、カフェでは菊水の酒かすや塩麹など、発酵食品を積極的に取り入れたランチやスイーツを提供しています。
ランチタイムのいち押しは、新発田牛を使ったラザニア。野菜麹入りの新発田牛のミートソースと北越後産米粉のベシャメルソースをたっぷり重ねていて、地元食材と発酵食品が引き出すやさしい旨みを感じられますよ。

ショップでは限定品のしぼりたて生原酒やオリジナルグッズを購入でき、ラボでは発酵について学べるワークショップやイベントを開催していたりと、ランチ以外でも楽しめる要素が満載です。
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