もっと手軽に！ あなどれないローカル回転寿司

新潟には、県内や近県のみで展開しているローカル回転寿司店が豊富。回転寿司の粋を超えた味のクオリティーと、個性的なメニューやサービスで、何度も通いたくなるお店ばかりです。

新潟食材が集まる観光市場〈ピアBandai〉内にある〈弁慶〉は、佐渡で圧倒的に支持されている回転寿司店の２号店。佐渡沖でその日にとれた新鮮な地魚をリーズナブルな価格で提供しています。冬には、佐渡の名産である天然の寒ブリも！

魚だけでなくシャリにも佐渡産のコシヒカリを使用していて、米の甘みを生かすため、合わせ酢に加える砂糖は少なめ。サザエの壺焼きやアオリイカの一夜干しといった佐渡ならではの一品料理も豊富にそろえるほか、地酒も佐渡の銘柄をラインアップ。フェリーに乗らずとも、佐渡の美味を思う存分堪能できる店です。

村上エリアで人気なのが〈海転すし誠〉。ネタが切れることのないようにと、寝屋、岩船、新潟、佐渡など、新潟県内の複数の漁港から仕入れています。王道の握りはもちろん、あぶりやカルパッチョなど、調理法にも工夫を凝らしたさまざまな創作メニューが好評。店内の張り紙やホワイトボードには、その日のおすすめを掲示しているので要チェックです。

別館の〈梅庵〉では、回転寿司ならではのリーズナブルな価格はそのままに、ゆったりくつろげる個室も用意され、さまざまなシーンで利用できるのも魅力。ランチ時のみ提供される「中落ち丼」もイチオシですよ。

もともと寿司割烹として営業していた回転寿司店。寿司をいただく際につける醤油は、生醤油ではなく割り醤油を使用していて、鮮魚だけでなく米やノリ、ガリなどの脇役にまでとことんこだわっています。

おすすめは「特上まぐろ三昧」（631円）や「サーモン三昧」（280円）など、種類の違う３貫を一度に楽しめる「三昧」シリーズ。季節によってさまざまな「三昧」メニューが登場します。昼時には、松・竹・梅と価格帯が異なる３種のランチメニューを提供するほか、すべて手づくりしている揚げ物などの一品料理やスイーツも見逃せません！

“地産地消”を掲げ、新潟市中央卸売市場で毎朝５時から行われるセリで仕入れた魚介を店に直送する〈一心寿司〉。過去に、回転寿司の技能を競う「全日本回転寿司MVP選手権」で優勝したことのある寿司職人もいる名店です。

毎週土曜には、なんと店内で生本マグロの解体ショーを開催！　ベテランの職人が目の前で本マグロをさばく様子は迫力満点です。解体ショーを楽しんだあとは、新鮮な生本マグロをじっくり味わいましょう。

さらにこちらは、釣った魚の買い取りも行うユニークな店。事前に連絡してから店に魚を持ち込むと、その場で換金してくれます。自分の釣った魚で職人が寿司を握ってくれる、なんとも贅沢なサービスも！

カウンター寿司と回転寿司、どちらに軍配？

気になる寿司店は見つかりましたか？　お酒を楽しみながら、また職人と会話しながらじっくり寿司を味わうのも粋な楽しみ方。一方、リーズナブルに本格的な寿司が味わえるのも新潟ならでは。昼は手軽に回転寿司、夜はしっぽりカウンター寿司なんて楽しみ方もできるかもしれません。新潟の寿司を思いのままに味わってみてください。

credit　edit：Komachi編集部