なかなか外食もできない今だからこそ、新潟の名産品を自宅でアレンジして、「おうち居酒屋」を楽しみませんか。今回は上越地方の伝統調味料〈かんずり〉を使った応用編レシピのご紹介です。
〈かんずり〉を素材と一緒に煮込むことで、後から添えるよりも味が馴染み、料理に辛みとコクをプラスしてくれます。
【〈かんずり〉について詳しくはこちら】
雪の上にさらしてつくる、唯一無二の発酵香辛調味料〈かんずり〉
【 Recipe:クスクスと鶏手羽のかんずり煮込み 】
鶏肉と野菜を〈かんずり〉と一緒に煮込んで、クスクスと一緒に食べるオリエンタルなひと皿。キャラウェイシードの柑橘のような香りが爽やかで、〈かんずり〉の深みのある辛さが食欲をかき立てます。
クスクスは事前に熱湯で戻して、ラップをして余熱で中まで火を通します。ナスやかぼちゃなどほかの野菜や茹でた豆類(ひよこ豆など)を加えてもおいしいです。〈かんずり〉は、辛さのお好みで増やすなど調整してください。
【所要時間】 20分
【材料】 2人分
・ 鶏手羽中 …… 200グラム
・ にんにく …… 1かけ
・ 玉ねぎ …… 1/2個
・ パプリカ …… 1/4個
・ ズッキーニ …… 1/2個
・ トマト …… 1/2個
・ 塩、胡椒 …… 少々
・ オリーブオイル …… 適量
・ 香菜 …… 適量
・クスクス …… 50グラム
※ オリーブオイル …… 大さじ1
※ 塩 …… 少々
※ 熱湯 …… 60ml
* かんずり …… 大さじ1
* キャラウェイシード …… 小さじ1/2
* 塩 …… 小さじ1
【作り方】
1 ボウルに事前に戻しておいたクスクスと※の材料を入れて混ぜ合わせ、ラップをして10分ほど置いておく。
2 フライパンにオリーブオイルをひき、手羽中とにんにくみじん切りを炒め、塩と胡椒で下味をつける。
3 食べやすい大きさに切った玉ねぎ、パプリカ、ズッキーニを加えて炒め合わせる。
4 水1カップと*を加えて10分ほど煮る。
5 火が通ったら、1と4を器に盛り、香菜をのせる。
女性に人気のスパークリング清酒、〈スイートフィッシュ〉
こちらのレシピと一緒に楽しみたいのが、2015年に発売されて以来、女性に人気の一本。英語で鮎を意味する〈スイートフィッシュ〉という名の、瓶内二次発酵のスパークリング清酒です。6代目跡継ぎ予定の方が女性の視点を生かして企画しました。
6%と低アルコールでフルーティーな味わい。きめ細やかな泡が美しく、お酒の清涼感と、クスクスで使用しているキャラウェイシードの爽やかさがよく合います。ほのかな甘みが〈かんずり〉の辛みを和らげ、きれいな酸味が鶏肉のボリューム感を流してくれます。
購入可能なお店
〈かんずり〉と〈スイートフィッシュ〉は表参道駅・徒歩1分のアンテナショップ〈ネスパス〉で購入できます。
web:表参道・新潟館ネスパス
※新型コロナウイルスの影響により営業日・営業時間を変更しておりますので、詳細はHPにてご確認ください。
お取り寄せ
発酵止めをしていない〈生かんずり〉や〈かんずり漬〉など、豊富なアイテムからお取り寄せが可能です。
お取り寄せ:かんずりバラエティーショップ|有限会社 かんずり
鮎正宗酒造の詳細
web:鮎正宗酒造
Profile 山村真由美(やまむら・まゆみ)
酒匠、料理研究家。酒好きが高じて日本酒ライターに。1日も欠かすことなく酒を呑み続ける驚胃の持ち主。郷土料理を大事にし、素材を生かした料理、お酒に合うおつまみが得意。著書に、『うち飲みレシピ』『スバラ式弁当』がある。飲み屋巡りブログ「スバラ式生活」を更新中。
credit recipe:山村真由美 text:長谷川梨紗(くらしさ) photo:長谷川浩史(くらしさ)