新潟のつかいかた

新潟の日本酒の奥深さに触れる〈ぽんしゅ館 新潟駅店〉

新潟の日本酒の奥深さに触れる
〈ぽんしゅ館 新潟駅店〉 Posted | 2018/05/31

県内全蔵の酒が一堂に集まる〈利き酒番所〉

新潟の名産といえば、日本酒を真っ先に思い浮かべる人も多いでしょう。そのイメージに違わず、新潟県には酒造りに適した良質な米と水が揃っていて、蔵元の数は全国で一番多い90蔵(2018年5月現在)。これだけ豊富だと、日本酒をたしなみたいと思っている人だけでなく、もともと日本酒が好きな人でさえ、自分好みの味を見つけるのはそう簡単にいかなそうな気も……。そんな、ある意味うれしい悲鳴に応えてくれる日本酒のミュージアムが、JR新潟駅構内の商業ビルCoCoLo西館3階に存在します。

一升瓶を高く掲げたこのおじさんが目印
一升瓶を高く掲げたこのおじさんが目印。

〈ぽんしゅ館新潟駅店〉というこの施設は、酒どころ新潟の威信にかけてつくったといっても過言ではない、酒好きによる酒好きのためのパラダイス。県内の日本酒を販売する〈日本酒番所〉、漬物や醤油、味噌などの発酵食品やその他お土産物が揃う〈越後魚沼商店〉、お酒と一緒に食事を楽しめる〈魚沼釜蔵〉など充実したスポットが。そんななかで特に人気を集めているのが、新潟の全蔵の利き酒ができる〈利き酒番所〉と呼ばれる一角。ラベルの貼られたディスペンサーが壁一面にずらりと並ぶ様は圧巻で、全国一の蔵数がいかにすごいことなのかを視覚的にも実感することができます。

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一升瓶、四合瓶、カップ酒などさまざまなお酒が揃う〈日本酒番所〉
一升瓶、四合瓶、カップ酒などさまざまなお酒が揃う〈日本酒番所〉。利き酒をして気に入ったものをここで買うことも。

利き酒番所のシステムはメダル制で、500円で5枚のメダルと交換してもらえます。自動販売機でドリンクを買うような感覚で、気になるお酒のところにメダルを入れてボタンを押すと、おちょこに日本酒が注がれ、計5杯の利き酒をすることが。さっそく体験しようと、メダル5枚とおちょこを握りしめてディスペンサーの前に立ってみたはいいものの、あまりにも数が多すぎて、どれから飲めばいいのか目移りしてしまいます。

歴史を重ねた造り酒屋のような雰囲気の〈利き酒番所〉
歴史を重ねた造り酒屋のような雰囲気の〈利き酒番所〉。ラベルを眺めるだけでも楽しいけれども、利き酒をするとなお楽しい!

「新潟のお酒は全体的に、淡麗辛口が多いといわれていますが、最近は甘口や旨口、あるいは香りのあるお酒など、幅広い味を楽しめるようになってきています」

と説明するのは、ぽんしゅ館のスタッフで唎酒師(ききざけし)でもある小林裕二さん。新潟県内でもエリアによってある程度の特徴があるようで、下越(新潟市や新発田市などの県の北部)は辛口すっきり系が多く、中越(長岡市や魚沼市など県中部)は旨みが強くて味がやや濃いめ。上越(上越市と糸魚川市、妙高市の県南部)は軟水を使っているところが多いため、辛口だけれども比較的飲みやすいお酒が多いとのこと。

県内全域に点在する酒蔵
県内全域に点在する酒蔵。
新潟のお酒の特徴を説明してくれた、唎酒師の小林裕二さん
新潟のお酒の特徴を説明してくれた、唎酒師の小林裕二さん。
月ごとに変わる「スタッフのオススメ」を参考に選んでも。黒板の下には、国内外の塩がズラリ。
月ごとに変わる「スタッフのオススメ」を参考に選んでも。黒板の下には、国内外の塩がズラリ。
大吟醸などを利き酒できる、プレミアム日本酒コーナーも。
大吟醸などを利き酒できる、プレミアム日本酒コーナーも。お酒によって必要なメダルの数が異なります。
牡蠣のための日本酒や、ステーキに合う日本酒も

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